2011年11月 のアーカイブ

鍛冶屋祭

2011年11月6日 日曜日

昨日の夕刻、工場で「鞴祭」(ふいごまつり)が行われました。

毎年11月8日は、京都・伏見稲荷大社で火焚祭(ひたきさい)が執り行われますが、この頃合いに行われるおまつりです。

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金属の精錬・加工業などで、火を起こすための送風装置を「ふいご」「ふきかわ」「たたら」などといい、蹈鞴祭(たたらまつり)、鍛冶屋祭(かじやまつり)などともいわれます。

この工場では、毎年新しい鋳物を作って神棚に飾り、守護神をおまつりしています。

八剱神社の七五三

2011年11月6日 日曜日

昨日の比々多神社境内は、七五三参りで賑わいましたが、兼務社の八剱神社(平塚市上吉沢)でも七五三祈祷がありました。

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1件のみのご祈願でしたが、総代・世話人さんたちが境内を隈無く掃き清め、準備万端整えて、お祝いの家族を迎え入れました。

子供は地域の宝もので、みんなで見守っていることを痛感させられる一時でした。

祈願後に、社殿内で直会(なおらい)の席も設けられ、ゆったりと色々な話をいたしました。子供の記憶にも残るお参りだったと思います。

第63回榊会正式参拝

2011年11月4日 金曜日

神奈川ブランドに指定される伊勢原の柿が食べ頃を迎えました。伊勢原では柿栽培農家が120戸以上もあり、県内一の収穫量を誇ります。

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さて、今日は第63回榊会正式参拝が行われました。

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榊会は比々多神社の総代さんを務められた方々で組織され、昭和54年につくられました。

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春と秋の2回お宮に集まって、正式参拝を行っています。また、5月5日の国府祭には、祭場の下準備や片付けなどのご奉仕をしていただいています。

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夕方6時からの式典には、心づくしの品々がご神前に上がりました。

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22名の会員が参加されました。今回、三ノ宮の小泉正治さんが正式に会長に就任されました。

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式後は、和やかで楽しい直会(なおらい)の一時を過ごされました。

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今後ともお身体にご留意の上、益々地域のためご活躍ください。もちろん、お宮にも気軽に足を運んでください。

着袴の儀

2011年11月3日 木曜日

大安吉日、祝日の晴れの佳き日、お宮は七五三参りで賑わいました。

七歳女児の「帯解」(おびとき)、五歳男児の「袴着」(はかまぎ)、三歳男女児の「髪置」(かみおき)に由来するものですが、着物や袴姿の子供たちは愛らしく感じます。

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明治節の今日、皇室におかれては、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁(ひさひと)さまが5歳になられ、「着袴(ちゃっこ)の儀」と「深曽木(ふかそぎ)の儀」に臨まれました。(NHKニュース  産経ニュース)男子皇族としては、秋篠宮さま以来41年ぶりということで、洵におめでたい限りです。

本来であれば今春に行われる予定でしたが、東日本大震災のため先送りとなったとのことです。皇室の民を思う御心の深さにあらためて感激いたしました。

石蕗(つわぶき)の花

石蕗(つわぶき)の花

本日は戌の日でもあり、安産祈願のご祈祷も数多くありました。

今月の戌の日は、15日(火)大安・27日(日)先勝です。

天長地久

2011年11月2日 水曜日

11月は諸祭事が続きますが、その掲示用の看板が大工さんから納品されました。

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神社では、墨書での掲示が多いですが、早速に大活躍しそうです。

月があらたまった途端、新年祈祷の申込みが会社関係から数件入りました。年の瀬が迫り来る感じで、何となく気忙しくなってきました。

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明日は国民の祝日で大安。七五三の準備も万端整え、お祝いの子供たちを迎えたいと思います。

さて、文化の日は「自由と平和を愛し文化をすすめる」と祝日法にうたわれています。明治天皇の御誕生日にあたるこの日は、昭和2年に「天長節」として祝日となりました。

戦後、GHQの意向で祝祭日は廃止され、現在の国民の祝日に関する法律(祝日法)が施行されることとなり、文化の日に変わりました。

参考までに、皇后陛下の御誕生日を地久節といいました。これは「天長地久」(『老子』)からきていますが、天地ともに永久に長く久しくの意です。類義語に「天壌無窮」(『日本書紀』)という語があります。

今も昔も変わらぬ神職の神さまへの祈り、それが皇室の弥栄、国の繁栄で、まさしく天長地久の願いです。

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因みに、この日は皇居において、文化勲章の授与式が行われます。

家屋解体清祓

2011年11月1日 火曜日

今月も前月同様、朔日(ついたち)参りをされる方々の変わらぬ姿を拝し、心温まる思いがしました。ご神前には、お赤飯や野菜の奉納がありました。また、工場の安全と繁栄を祈る企業祈祷もありました。

昨日は7歳児の七五三が多かったですが、本日は入園説明会の関係で園児が休みとなり、3歳児・5歳児の七五三参りが目立ちました。

懸崖(けんがい)の菊

懸崖(けんがい)の菊

約40年前に、低層住宅地として宅地開発された閑静な住宅街で、家屋解体清祓のご奉仕がありました。

家屋解体清祓

家屋解体清祓

世代が変わり住む人も居ないため、主さんが取り壊しを決意されたようです。ここに住んだ人にしかわからない様々な思いがこもっていたことでしょう。四隅を清める後ろ姿に、感謝の誠が感じられました。

神恩感謝

2011年11月1日 火曜日

霜月を迎えましたが、今日は暖かい一日となりました。

今月は、4日(金)第63回榊会正式参拝、8日(火)酒祭、16日(水)・17日(木)第38回中・平塚・伊勢原連合神社総代会参拝旅行、23日(水)新穀勤労感謝祭、30日(水)神奈川県神社庁設立65周年・県総代会連合会設立55周年記念大会などの諸行事が予定されています。

また、所管社でも19日鶴巻・石座神社、20日笠窪・神明神社、串橋・雷電神社、23日北金目神社、26日坪ノ内・八幡神社、鶴巻・落幡神社、27日入野・八坂神社において、新穀勤労感謝祭並びに神宮大麻頒布奉告祭が予定されています。

ご神前では、常の如く「月次祭」(つきなみさい)を斎行し、国の安寧と皇室の弥栄、氏子崇敬者の平安と発展をご祈念申し上げました。

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さて、本日はカトリックでは「諸聖人の日」(万聖節)にあたりますが、その前夜祭がハロウインです。アングロサクソン系の国(米国・英国・加奈陀・豪州・新西蘭)で盛んに行われていますが、商業ベースにのって日本でも大騒ぎでした。

多くの民話や神話、伝説をもつケルト民族にとって、10月31日は1年の終わりであり、この夜に死者の霊などがやって来ないように、魔除けの仮面をかぶったり、火を焚いて悪霊を追い払う民間伝承が、ハロウインパーティーとして広がりました。お化け南瓜(かぼちゃ)や蝋燭(ろうそく)で火を点す南瓜ちょうちん(ジャックオーランタン)もその象徴です。また、収穫感謝の意味合いも含まれています。

我が国では、毎年11月23日には、天皇陛下がその年の新穀を神々に御親供される「新嘗祭」(にいなめさい)が宮中において行われています。

戦後、11月23日は勤労感謝の日となり「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」(祝日法)となりましたが、現在でも全国津々浦々の神社では、神恩に感謝するおまつりを粛々と執り行っています。

これらのことを考えれば、単に勤労や生産に感謝する日とは異なることがわかると思います。

「吾が高天原(たかまのはら)にきこしめす斎庭(ゆにわ)の穂(いなほ)を以て、また吾がみこにまかせまつるべし」(『日本書紀』)

これが「斎庭の稲穂」といわれる件で、瑞穂国(みずほのくに)である日本人として、新嘗祭を毎年行ういわれであり、農業にとっての原点ともいえましょう。

昨日現れた白い鳩

昨日現れた白い鳩