‘博物館’ カテゴリーのアーカイブ

今日の感染症対策

2020年4月16日 木曜日

併設の三之宮郷土博物館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月下旬より休館となっています。

毎年5月第3土曜日・日曜日には、指定文化財の特別公開(無料拝観)を行っていますが、本年は「第33回まが玉祭」が中止となり、残念ながら特別公開も取り止めです。

秋の正祭(10月18日)には、境内で実施予定の「骨董蚤の市」(こっとうのみのいち)とともに、博物館の無料拝観を行います。

神棚奉斎

神棚奉斎

さて、本日は新事業所の開所式にあたり、神棚奉斎(かみだなほうさい)の神事を執り行い、業務の安全と推進、社員の健康・無事を祈りました。

参列者は間隔を置いてマスク着用で参列し、初めての事ながら、当方もマスク着用のまま祝詞を奏上しました。

玉串拝礼も代表者のみで執り行いました。

医療の神

2020年4月11日 土曜日

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発出を受けて、当地でも自粛の動きは加速したように思えます。

神社に対する休業要請は出ていないものの、併設の三之宮郷土博物館は閉館しています。

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さて、今日は落幡神社(秦野市鶴巻南)の例祭です。

神社役員と世話人のみの参列で、代表者1名以外は境内に参列しました。

拝殿に掲げられた額には「大願成就」の文字が刻まれていますが、医療の神として称(たた)えられる御祭神の大己貴命(おおなむちのみこと)に疫病退散の祈りを捧げました。

長雨 霖雨 淫雨 陰雨 女梅雨

2019年7月3日 水曜日

今日は相模原市から考古学関係の団体が三之宮郷土博物館を訪れ、約1時間ご案内しました。

当社に伝わる「うずらみか」(県重要文化財)は、石凝姥命(いしこりどめのみこと)作と言い、酒解神(さかとけのかみ)の物実(ものざね)とされています。

『新編相模風土記稿』(しんぺんさがみふどきこう;江戸時代の官撰地誌)には、「霖雨(りんう:長雨)の時は社地四隅の土を盛りて晴を祈るに験(しるし)あり」と書かれています。

うずらみか

うずらみか

雨続きなので雨に関連した言葉を辞書で調べてみました。

長雨・霖雨を「淫雨」(いんう)といい、いつまでも続く陰気な雨を「陰雨」(いんう)と記されています。

気象用語では、降るときは激しく降り、さっと止むような陽性の梅雨を「男梅雨」(おとこづゆ)、しとしと、じめじめと長く降り続く陰性の梅雨を「女梅雨」(おんなづゆ)、梅雨後期の災害をもたらすような豪雨を「荒梅雨」(あらつゆ)というようです。

伊勢原市フェイスブックページより

「伊勢原市公式フェイスブックページ」より

「夏越大祓」(なごしのおおはらえ;6月30日)の折、伊勢原市広報戦略課の取材があり、その様子が本日のフェイスブックに掲載されました。

三輪玉と酒造神

2019年4月17日 水曜日

この度、三之宮郷土博物館収蔵の「三輪玉」(みわだま)と「首飾り」(2連)を県外へ貸し出すことになりました。

毎年無料公開をしている「第32回まが玉祭」(5月18日・19日)では御覧になれませんが、島根県立古代出雲歴史博物館で開催される企画展「古墳時代の珠玉-玉は語る出雲の煌めき」(平成31年4月26日~6月17日)に出展することになっています。

三輪玉

三輪玉

当社には、天明玉命(あめのあかるたまのみこと)という玉造りの神さまがお祀(まつ)りされていますが、周辺では玉造りの工房趾が見つかり、玉類も多く出土しています。

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三輪玉は我が国最古の神社ともいわれる大神神社(奈良県桜井市三輪)の祭祀遺跡から多数発見されたことからこの名があるとされますが、三輪の枕詞(まくらことば)は「味酒」(うまさけ)で、御祭神の大物主神(おおものぬしのかみ)は酒の神として昔から崇められています。

味酒(うまさけ)三輪の山あをによし奈良の山の山際(ま)に隠るまで道の隈(くま)い積もるまでにつばらにも見つつ行かむをしばしばも見放けむ山を情(こころ)なく雲の隠さふべしや

『万葉集』額田王(ぬかたのおおきみ)

伴信友(ばんのぶとも:江戸後期の国学者)は『神名帳考証土代』(文化10年)の中で、「相模は酒醸(さかがみ)なるべし」と記し、当社に祀られる玉造神(天明玉命)と酒神(大酒解神・小酒解神)との関係も非常に興味深いところです。

悠久の歴史 比々多神社

2019年3月22日 金曜日

2週間ほど前の話になりますが、伊勢原市歴史文化遺産活用実行委員会主催による「もっと深く知ろう比々多古墳群と延喜式内三之宮比々多神社」という事業が開催され、郷土の歴史に関心を寄せる46名の方が参加されました。

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当日は史跡巡りと講演会という2本立ての内容でしたが、当社としては三之宮郷土博物館の説明案内に続き、昼食中にDVD映像「古より伝わりし悠久の祭事~相模国府祭~」を鑑賞して頂きました。

講演では「悠久の歴史 三之宮比々多神社」と題して、江戸末期の諸文献に見られる当社の歴史、当社に伝わる天保5年(1834)の「傳記」についてお話を致しました。

また、当社の御祭神や相模の開拓、累代の神職家、神宝、歴史事象、祭事について解き明かしました。

三輪玉と玉類の展示

2018年11月18日 日曜日

当社にお祀(まつ)りされる御祭神(ごさいじん)の一柱、天明玉命(あめのあかるたまのみこと)は玉造りの神さまです。

神社周辺は、相模國の中でも最も古墳が集中するところであり、その副葬品の一つに玉類がみられます。

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島根県松江市の花仙山(かせんさん)は、国の史跡に指定される出雲玉造(いづもたまつくり)跡で、水晶やメノウを多く産出します。

この度、島根県立古代出雲歴史博物館で開催される企画展「古墳時代の珠玉-玉は語る出雲の煌めき」(平成31年4月26日~6月17日)に、当社所蔵の「水晶製三輪玉」「玉類」(2連)が展示されることになりました。

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遠足の季節

2018年11月8日 木曜日

先週は石田小学校の3年生が、大型バス2台で併設の三之宮郷土博物館を訪れました。

周辺の古墳から発掘された考古資料や郷土の歴史について説明すると、興味を示したようで多くの質問が出ました。

また、昨日は県内各地区の社会教育主事の方々が、研究の一環としてお参りになり、博物館や境内の下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡をご案内しました。

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気候が安定して良い日でしたが、先週の1年生に続き、今日は比々多小学校の2年生が遠足の途次に立ち寄りました。

また、企業の退職者組織のお参り休憩もありました。

明日は都内から幼稚園児のみかん狩りが予定され、その途中で当社へお参りになる予定です。

元宮からの眺め

元宮からの眺め

職場体験学習

2018年11月7日 水曜日

今年も中学生の職場体験学習を受け入れ、男子生徒3名がやって来ました。

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境内清掃から始まり、祭典(酒祭)片付け、白衣・袴の着装、礼作法を済ませ、昇殿参拝をしました。

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また、社殿や鳥居、手水舎(てみずしゃ)、授与所(じゅよしょ)、神楽殿(かぐらでん)、神輿殿(みこしでん)等の施設について説明をさせてもらいました。

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午後は兼務社2社を巡拝し、中学生らしい視点の質問や参考となる感想も出ました。

そして、博物館見学、授与品準備、着物のたたみ方等、とても真面目に真剣に聞き入り、取り組む様子に関心です。

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歴史的価値

2018年8月24日 金曜日

当社は相模国の三之宮であり、『延喜式』に登載される由緒正しき古社です。

周辺に点在する古墳群、発掘された遺物から想像すると、古墳時代には文化の中心地であったことも考えられます。

神奈川新聞 8月23日掲載

神奈川新聞 8月23日掲載

境内設置の三之宮郷土博物館には、往事を偲び、その歴史的価値に触れる多くの資料に出会うことが出来ます。

子供たちの夏休みも残り1週間余り、地域の歴史を学ぶ恰好の材料が揃っています。

珍しい版木

2018年8月13日 月曜日

今日の伊勢原市内には、暑さ指数「危険」予報、竜巻注意情報、大雨(浸水害)警報、火災発生情報等が流れたものの、当所は無事安泰でした。

お盆休みに入り、市内の道路は交通量が少なくなっていますが、ここ数日は遠方からの御朱印参拝が増えています。

また、地域の歴史探訪等により、併設する三之宮郷土博物館への来館者が平常よりも多いようです。

御神札の版木

御神札と御守の版木

さて、三之宮郷土博物館には神社周辺の古墳等から発掘された考古資料をはじめ、神社に伝わる古文書や絵図、掛け軸、朱印状、祭具等が収蔵展示されています。

神社らしいものとして、明治から昭和にかけて彫られた御神札(おふだ)の版木(はんぎ)を展示しています。

現在でも盗賊除(とうぞくよけ)や初午祭(はつうまさい)、虫除守(むしよけまもり)等、一部の御神札は版木で毎年刷っていますが、兼務社が25社あり、年間の様々な祭典にお頒(わか)ちする御神札の殆どは、神社専門の業者で奉製(ほうせい)しています。

写真の版木は、養蚕(ようさん)が盛んだった頃を示す「蚕満足御棚祭」、戦地へ赴く兵隊さんの健全を祈る「鎮守軍人健全御守」で、その時代を象徴する珍しいものです。