今年のまが玉祭(20日・21日)は天候に非常に恵まれましたが、参加の皆さまは〝 行事焼け 〟をされたようです。
ようやくまが玉祭の片付け整理も目処がつきました。
今週末は、まが玉祭実行委員会の反省会を開催しますが、30周年記念にあたり、20年以上の長きにわたりご協力頂いた個人・団体の方々に感謝状の贈呈式を行う予定です。
第30回まが玉祭の2日目の様子です。
前日にも増して日差しが強まる中、午前10時から2日目の各行事が始まりました。
伊勢原市公式イメージキャラクターのクルリンが登場して、各会場で写真撮影に応じていました。
今日は太鼓演奏や歌のステージ、ジャズバンド演奏などがあり、境内は一層賑やかでした。
今日もまが玉づくり体験は終日いっぱいで、昨年や一昨年、それ以上前に作ったものを持参している子、あるいは遠く群馬からお越しになった方もあるようです。
大安吉日にあたり、初宮参りや交通安全祈願、また御朱印巡りの参拝者には、駐車場の混雑や待ち時間などで多少なりご迷惑をお掛けしましたが、「たまたまお参りしましたが、運が良かったです。」というありがたいお言葉も受けました。
お昼からは神社提供の野菜・鉢花配布が2度あり、あっという間に長い列が作られました。
礼に始まる武道の素晴らしさに身が引き締まる一方で、終了後に子供らしい笑顔で楽しむ様子はとても微笑ましいものです。
古来の日本舞踊と創作舞踊のそれぞれの魅力を比較して楽しめるのも、この機会ならではのものです。
お蔭様で、音響の専門会社の仕込みにより、聞く側だけでなく演じる側も安心して臨めるのが素晴らしいところでもあります。
富くじの富札(とみふだ)を配布(無料)する時間が近づくと、自然と列が作られ、今年もあっという間に大行列となりました。
また、菓子組合による生菓子の配布も大人気となっています。
転換も含めて舞台行事が時間通り順調に進み、着替えや準備などの出待ちの控え所も支障なく運ぶことが出来ました。
今年も最後の舞台は、ジャズ演奏で盛り上がって締めくくりとなりました。
今年は30回記念にあたり、これまでの永年のご協力に対する感謝状の贈呈式を舞台上で行い、ご来賓の皆さまからご挨拶を頂きました。
そして、お楽しみの富くじ抽選会に入りますが、その前に境内の全員で、神前に二拝二拍手一拝にて拝礼を執り行いました。
今年は酉年(とりどし)ですが、まが玉と30回記念を掛けて、地元産の30個の玉子を景品として多く用意しました。
お蔭様で、第30回まが玉祭の全日程を無事に、そして賑やかに行うことが出来ました。
関係の方々に感謝申し上げますとともに、足を運んで頂いた皆さまに御礼申し上げます。
昨夕の午後4時半、御用提灯(ごようちょうちん)に導かれ、宮司以下祭員、巫女(みこ)、実行委員会役員が社殿前特設舞台の祭場に参進しました。
境内に報鼓(ほうこ)の音が鳴り響く中、第30回まが玉祭奉告祭を執り行いました。
日中の強かった日差しが和らぐ境内で、篝火(かがりび)に御神火(ごしんか)が灯(とも)されました。
まが玉祭の象徴である勾玉(曲玉)を舞台中央に据え、いよいよ管絃と舞楽の夕べ(横浜雅楽会)の始まりです。
宮司舞(ぐうじまい)ともいわれる朝日舞(あさひまい)から始まり、管絃(かんげん)では太食調音取(たいしきちょうのねとり)、長慶子(ちょうげいし)、輪皷褌脱(りんここだつ)が演じられました。
事前準備の席は全て埋まり、観覧者の意識が舞台に集中しました。
市内では大規模な雅楽演奏会はないため、興味津々に見入る様子が窺えます。
続いて舞楽(ぶがく)です。
振舞(ふりまい)ともいわれる振鉾(えんぶ)は、舞台を清める意味合いをもつ儀式的な楽曲です。
緑色が基調の装束(しょうぞく)に冠(かんむり)をかぶる四人舞の敷手(しきて)がとても優雅に舞われました。
仕舞(しま)いは還城楽(げんじょうらく)です。
〝見蛇楽〟ともいわれ、蛇を見つけて喜ぶ様を早いテンポの楽曲で活発に舞うもので、赤い装束と面の姿に釘付けとなりました。
新緑の清々しい境内で繰り広げられた「管絃と舞楽の夕べ」、日常の生活をしばし忘れて幽玄な世界へと誘ってくれました。
昭和63年の始まりから指折数えて30年、お蔭様で「第30回まが玉祭」の初日を迎えることが出来ました。
気温が上がって夏日となりましたが、木陰に入ると爽やかな風に心地良さを感じる境内です。
今年は27団体の参画が得られ、境内の特設舞台はもちろんのこと、博物館、参集殿、駐車場でそれぞれの持ち味が発揮されました。
初日の今日は受付でお茶券(無料)が配布され、野点(のだて)を楽しむ家族連れも目立ちました。
昨年はありませんでしたが、今年は比々多地区の農産物の販売が行われ、新鮮野菜を手にする人たちの笑顔が見られました。
30年前から地域の活性化を目的の一つに掲げていますが、老若男女が新緑の杜(もり)に集い、様々な交流の場となっています。
〝 緑の杜の文化の祭典 〟といったキャッチフレーズもありますが、様々な団体のもつ技や力、そして心が人により伝えられ、回を重ねて来ました。
地域の財産である鎮守の杜(ちんじゅのもり)を守る一つの手立てとして、数年前から「緑の杜基金」を始めました。
ご協力の方には富くじ(ハズレなし)に参加出来る「富札」(とみふだ)をお配りしています。
三之宮郷土博物館では市指定重要文化財の公開を行っています。
当社周辺には、県内でも有数の古墳群(こふんぐん)が集中していますが、勾玉(曲玉)の出土もあり、玉造りをしたと考えられる「才玉」(さいたま)といった地名も近くに残っています。
当社の御祭神(ごさいじん)の一柱(ひとはしら)に、天明玉命(あめのあかるたまのみこと)という玉造りの神さまがお祀(まつ)りされています。
玉は魂(たましい)であり、心ともいえます。
魂や心を磨くことにより、御祭神の不思議な霊力(れいりょく)がもたらされるともいえましょう。
今日も大人気で順番待ちとなったまが玉づくり体験ですが、一生懸命に取り組む姿は微笑ましいものです。
行事を通して多くの方々と挨拶を交わし、声を掛け合う機会があることも充実感につながっているようです。
明日は午前10時から午後6時までの開催となっています。
お楽しみの「富くじ」や「野菜・花の無料配布」などもあり、舞台行事も盛り沢山です。
本日夕刻行われた「管絃と舞楽の夕べ」はあらためてお知らせ致します。
4月は当社並びに兼務社の例祭が12社続きましたが、各社では会計整理もついたようで、先週・今週と各社の総会が開かれました。
また、平成28年度の関係書類を所轄庁に提出する関係で、各社役員さんの来社も続いています。
さて、「第30回まが玉祭」(5月20日・21日)に向けて準備を進めていますが、今日は境内で特設舞台の組立て作業が行われました。
また、安心してお参り頂くために、境内一円の樹木の消毒作業を高所作業車を用いて行いました。
社務所では30回記念となる「富くじ」の景品準備も整いつつあります。
沖縄と奄美地方が早くも梅雨入りを迎えたようで、日本列島に五月雨(さみだれ)の季節の到来です。
昨日は好天のもと結婚奉告祭がありましたが、今日の神前結婚式は生憎(あいにく)の雨模様となりました。
残念ながら本降りとなり、集合写真を撮影することが出来ませんでしたが、新緑の境内では雨の花嫁さんはとても素敵でした。
雨音だけが聞こえる拝殿(はいでん)に太鼓が鳴り響き、粛々とした厳かな雰囲気に包まれた祝言(しゅうげん)に、両家のご両親も幸せと安堵のような表情を見せていました。
例祭(4月22日)、国府祭(5月5日)が過ぎて、「第30回まが玉祭」(5月20日・21日)の準備を徐々に進めています。
日本気象協会が運営する天気予報専門メディア(tenki.jp)の10日間予報では、20日(土)は晴れとなっています。
さて、20日(土)に行われる「管絃と舞楽の夕べ」(かんげんとぶがくのゆうべ:横浜雅楽会)の演目をお知らせします。
祭祀舞(さいしまい)の「朝日舞」(あさひまい)で始まり、管絃は「太食調音取」(たいしきちょうねとり)、「長慶子」(ちょうげいし)、「輪皷褌脱」(りんここだつ)、舞楽は「振鉾」(えんぶ)、「敷手」(しきて)、「還城楽」(げんじょうらく)となっています。
朝日舞は宮司舞(ぐうじまい)ともいい、榊(さかき)を右手に持って舞いますが、かつて第5回と第10回の折に、宮司とともに職員の神職が舞いました。
明治天皇の御製(ぎょせい)に作曲作舞したものです。
さしのぼる 朝日のごとく さはやかに もたまほしきは 心なりけり
目に見えぬ 神にむかひて はぢざるは 人の心の まことなりけり
管絃は「三管両絃三鼓」(さんかんりょうげんさんこ)、つまり管楽器(かんがっき)の鳳笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、絃楽器(げんがっき)の琵琶(びわ)、箏(そう)、打楽器(だがっき)の鞨鼓(かっこ)、太鼓(たいこ)、鉦鼓(しょうこ)により演奏されます。
舞楽には中国系の唐楽(とうがく)で舞う左舞(さまい)、朝鮮系の高麗楽(こまがく)で舞う右舞(うまい)があります。左舞は赤色系の装束、右舞は緑色系の装束です。また、演奏は左舞は三管三鼓、右舞は篳篥、高麗笛(こまぶえ)、三ノ鼓(さんのつづみ)、太鼓、鉦鼓で構成されています。