霜降月(しもふりづき)も晦(つごもり)の日となり、気忙(きぜわ)しない年の暮れを迎えそうです。
お蔭様で、今年も比々多神社菊花会による大菊・小菊、色取り取りの華やかな展示会(10/27-11/23)が終了し、今日は終了奉告祭を執り行いました。
折しもあれ、七五三参りや御朱印巡り、ウオーキング、行楽客など、多くの方々の目を楽しませ、心を和めてくれたものと思います。
今年も余すところひと月余りとなりました。
電話(0463-95-3237)やメール(hibita38@gmail.com)などで、新年祈祷の問い合わせや申込みが増えて来ました。
今日は厄年についてお知らせ致します。
厄年の年齢(数え年)は、一般的に男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳が本厄(ほんやく)で、その前後が前厄・後厄といわれています。
その中でも、42歳は〝しに〟33歳は〝さんざん〟という語呂(ごろ)から大厄(たいやく)とされます。
厄年を人生の節目や転換期と捉えたり、更なる飛躍がもたらされる甦(よみがえ)りの機会と認識することも重要です。
本業に精励(せいれい)するとともに、慎みの中にも精進(しょうじん)を重ねることが、「浄明正直」(清く明るく正しく直く)といわれる神さまのご神意(ごしんい)にかなった生き方といえます。
昨日から小雪(しょうせつ)の次候(じこう)で「朔風払葉」(きたかぜこのはをはらう)です。
十二支(じゅうにし)を方角に当てると、子(ね)の方角が北で、その最初に位置するため、北を「朔北」(さくほく)ともいい、朔風(さくふう)は北風のことをいいます。
北風に身を縮める寒い季節の到来です。
週が明けて月曜日となりましたが、本日は雨上がりの地鎮祭奉仕でした。
大手ハウスメーカー3社の地鎮祭で、各社ともテントや足下の設営に気を配っていましたが、現場によっては足袋(たび)が泥(どろ)だらけになることもあります。
今日は建主(たてぬし)さんが莚(むしろ)を敷いて下さったお蔭で、草履(ぞうり)が汚れることもなく、落ち着いて気持ちよいご奉仕をすることが出来ました。
境内の紅葉もそろそろ見納めですが、落葉掃きはまだまだ続きます。
さて、七五三参りの合間を縫って、今日も神前結婚式のご奉仕がありました。
心配された空模様でしたが、薄(うっす)らと日が差す参道を、伶人(れいじん)の奏する雅楽(ががく)の音色に誘(いざな)われ、ゆっくりと参進して御殿(ごてん)に向かいました。
厳かに挙式に臨む姿勢とは対照的に、笑顔の素敵なご両人、和装がとてもお似合いでした。
その笑顔で幸せなご家庭を築いて下さい。
ご結婚おめでとうございます。
気温は低いものの、陽の当たるところは心地良い今日の日差しです。
さて、今日の結婚式の一齣(ひとこま)です。
花嫁さんのご両親は当社で25年前に結婚式を挙げられ、そのご縁で今日の佳き日を迎えられました。
自分たちの重ねた時を思い出しながら、お嬢さんの祝言(しゅうげん)を迎えられ、感慨も一入(ひとしお)だったのではないでしょうか。
昨日は関東各地で初雪が観測され、都内や横浜、甲府などでは54年ぶりという11月の降雪でした。
見上げる大山も雪化粧となりましたが、当地は霙(みぞれ)ながら真冬並みの寒さとなりました。
さて、冬支度や年末年始の準備を気に掛ける季節となりました。
当社では12月20日(火)午後2時に「年越大祓」(としこしのおおはらえ)を執り行い、清らかな心身で新年を迎えます。
半年に一度の大祓は、知らず知らずのうちに積もり積もった罪・穢(けが)れを、「人形」(ひとがた)に移して、清浄な心身に戻る伝統行事です。
申込書と人形は、社頭または社務所に準備しています。
人形に名前を記して息をゆっくりと3度吹きかけ、身体全体を隈(くま)なく撫(な)でて、災禍(さいか)を人形に託します。
申込書に必要事項をご記入の上、初穂料を添えて社務所へお申し込みください。
曇り空ながら、祝日の朝を迎えました。
寒さで紅葉も一番の見頃です。
朝早くから準備を整え、定刻10時に新穀勤労感謝祭(新嘗祭)を斎行(さいこう)しました。
今年も氏子中から多くの献穀米が集まりました。
また、敬神の念が篤(あつ)い生産者からは、新米(30㎏袋)や野菜・果物等の献備品(けんびひん)が沢山上がりました。
生産農家にとって、苦労の結集であり努力の成果が収穫です。
まさしく、田からとれた〝たからもの〟(宝物)です。
「大前(おおまえ)に秋の初穂(はつほ)を御食御酒(みけみき)に仕(つか)えまつりて、山野(やまの)の物は甘菜辛菜(あまなからな)海川(うみかわ)の物は鰭(はた)の広物(ひろもの)鰭の狭物(さもの)奥(おき)つ藻菜(もは)辺(へ)つ藻菜に至るまでに横山のごとく置足(おきた)らはし・・・」と、ご神前に種々(くさぐさ)のものを沢山(たくさん)にお供えして、感謝のお祭りを執り行う様子を宮司が祝詞(のりと)で奏上(そうじょう)するとともに、氏子を代表して責任役員が同様に祭文(さいもん)を奏上しました。
我が国で廃棄する食糧は夥(おびただ)しい量であり、粗末にしない、食を大切にするということを考える日でもあります。
「食前感謝と食後感謝」は日本人の大事な精神です。
<食前感謝> たなつもの 百(もも)の木草(きぐさ)も 天照(あまて)らす 日の大神(おおかみ)の恵みえてこそ
<食後感謝> 朝よひに 物くふごとに 豊受(とようけ)の 神の恵みを 思へ世の人
今朝5時59分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4、震度5弱の地震が発生しました。
当地でも長い揺れを感じましたが、揺れの大きかった地域の方々には、引き続き今後の情報にご注意下さい。
降り続いた長雨は今朝ようやく上がり、明日の新穀勤労感謝祭を前に、総代奉仕による境内一円の注連縄(しめなわ)張りが行われました。
今日は雨後の境内清掃にも力が入りました。
「大山詣り」が日本遺産の認定(平成28年4月)を受けましたが、当社も構成文化財の一つに入っています。
午前中、旅行会社と関連会社の一行が調査を兼ねてお参りになりました。
当社の歴史や祭事、大山との関係、周辺の古墳や遺物の説明などについて、メモを取りながら熱心に聞いて頂きました。
さて、今日は平日ながら〝いい夫婦の日〟(11月22日)に因み、神前結婚式のご奉仕がありました。
午後3時の挙式ながら、ご両人やご親族の温かな思いが気温を押し上げてしまうほどの小春日(こはるび)となりました。
明日は二十四節気の小雪(しょうせつ)ですが、当地でも明明後日には雪の予報が出ました。
北風が木の葉を散らす季節ですが、午後からの雨で落葉が地面にべったりとしています。
明日の〝いい夫婦の日〟(11月22日)に合わせ、午後には神前結婚式がありますので、境内清掃も張り切るようです。
さて、23日(水)は勤労感謝の日です。
宮中(きゅうちゅう)の神嘉殿(しんかでん)では、天皇陛下が新穀を天神地祇(てんしんちぎ)に御親供(ごしんく)なされ、御自ら召し上がりになる新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)が行われます。また、全国津々浦々の神社では収穫に感謝するお祭りが厳粛に行われます。
当社でも比々多地区内氏子中の新穀、篤農家(とくのうか)の献穀米[粳米(うるちまい)・糯米(もちごめ)](30㎏入/袋)、野菜や果物等をご神前に横山の如く並べて、午前10時に新穀勤労感謝祭を大祭式で執り行います。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が「吾(わ)が児(みこ)にまかせまつるべし」としてお授けになった「斎庭の稲穂」(ゆにわのいなほ)に起源を発する祭典であり、単に勤労や生産に感謝するものではありません。