山陰屈指の名湯・玉造温泉に鎮座する式内社・玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)に朝一番の参拝。
当社のご祭神でもる櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)をおまつりする神社で、境内には約350点の玉類(国指定重要文化財)を収める収蔵庫もあります。
温泉地を旅立ち、先ずは縁結びの親神さま・八重垣神社で正式参拝。
宮司さんから大社造(たいしゃづくり)の本殿構造や出雲神楽に歌われる佐久佐女(さくさめ)の森のお話、宝物収蔵庫に展示される本殿壁画(重要文化財指定)や鏡の池(縁結占の池)など、境内一円を懇切丁寧にご案内いただきました。
意宇(おう)六社の一、神魂神社(かもすじんじゃ)へ。
現存最古の大社造のご本殿(国宝)を拝み、神話の世界に誘(いざな)われました。
出雲国庁跡に隣接する出雲国総社・六所神社へ。
ここでは禰宜さんから由緒や六角形の亀甲紋、建造物や諸祭事などについて、詳細な説明を伺うことができました。
同じく意宇六社の一、出雲国一之宮・熊野大社に参拝。
古来、杵築大社(きづきたいしゃ=出雲大社)と並び、出雲国の大社として遇される格式高いお社で、境内・施設など整備が行き届いていました。
須佐之男命(すさのおのみこと)が「八岐大蛇退治」(やまたのおろちたいじ)の後に、稲田姫(いなだひめ)とともに美しい雲の立ち昇るさまが清々しい(須賀宮)として、日本で初めて宮殿をつくったとされる須我神社(すがじんじゃ)。
また、我が国で最も古い歌「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる この八重垣を」は和歌発祥の地として伝えられています。
出雲国最古の八幡さん・平濱八幡宮・武内神社へ。
霊験あらたかで、平日ながら病気平癒のご祈願が続いていました。
出雲研修旅行の締めくくりは、出雲国二ノ宮・佐太神社へ。
重要文化財に指定される大社造の三社のご本殿はとても豪壮ですが、損傷も生じているとのことで神さまは御仮殿にお遷り中で、御造営修復工事が行われていました。
本研修旅行では、神話につながる出雲国の由緒正しき古社・名社を参拝することができました。
また、それぞれの宮司さんや禰宜さん、権禰宜さんからも多くの説明を受けることができ、とても有意義な機会となりました。