‘時局’ カテゴリーのアーカイブ

公の神事

2020年7月5日 日曜日

停滞する梅雨前線の影響により、熊本県南部を中心に記録的な豪雨がもたらされ、球磨川(くまがわ)の広範囲で氾濫(はんらん)が起こりましたが、土砂崩れや浸水等の被害状況が時間の経過とともに明らかになってきました。

自然災害により多くの尊い生命が失われましたが、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、行方不明者の無事発見、罹災(りさい)者のご安泰をお祈り申し上げます。

新型コロナウイルス感染症により、長期にわたり心身の苦労が伴う医療関係者や、災害復旧に励む自衛隊員や警察・消防関係者等、世の為人の為、地域や社会の公(おおやけ)に力を尽くす人たちの行動やその尊さにあらためて敬意を表する次第です。

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昨日は北金目神社(平塚市北金目)と落幡神社(秦野市鶴巻南)、本日は南金目神社(平塚市南金目)と神明社(伊勢原市上平間)において、感染症の対策を十分に施した上で、半年に一度の大祓式を執り行いました。

拙ブログ「不祥を解除」(5月20日)にも記しましたが、災難を除く公の神事として、大祓をお仕えしました。

期の終わりと始まり

2020年6月28日 日曜日

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、休校が長期化したことで学校年度を多くの諸外国に合わせた9月入学に変更することについて、利点や課題、社会的影響力等、賛否両論が持ち上がりましたが、準備期間や財源の問題、現場の混乱等の理由から現状維持となったことは記憶に新しいところです。

国の会計年度と同様、日本の企業は3月期決算が多いことから、この6月末は集中して定時株主総会が開催されています。

tourouさて、神社では半期に一度の大祓の時期を迎え、今日は兼務社の八剣神社(平塚市上吉沢)において「大祓奉告祭並びに大祓神事」を執り行いました。

心身の健康や地域社会の安全を祈る場ですが、新役員体制のもと初めての祭儀にあたることから、新たな半期を無事に迎えるためにも重要な意味合いをもつことを確認した次第です。

今年は最古の正史(せいし)『日本書紀』が成立して1300年ですが、「景行天皇紀」(けいこうてんのうき)には、御祭神(ごさいじん)の日本武尊(やまとたけるのみこと)が倭姫命(やまとひめのみこと)から草薙劔(くさなぎのつるぎ)を授かり、「慎しみてな怠(おこた)りそ」という言葉を賜って、東国征討に向かった御事績(ごじせき)が記されています。

虫による害のないよう

2020年6月14日 日曜日

兼務社の祭事に向かう途中、地域の耕地では多くの生産者が集まって相談している姿が見られました。

帰りに同じ道を通ると、多くの田んぼで除草剤の散布が行われていました。

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さて、今朝は真田神社(平塚市真田)で月次祭(つきなみさい)に併せて虫送祭(むしおくりさい)の祝詞を奏上しました。

農作物を守護する神さまに虫による害がもたらされないよう祈り、古くより伝わる特製の「虫除守」(むしよけまもり)を生産者に頒布(はんぷ)しました。

稲を食べる害虫として知られる「蝗」(いなご=稲子)は、『古語拾遺』(こごしゅうい)には「おおねむし」の名で見られます。

その他、浮塵子(うんか)や椿象(かめむし:亀虫)が稲の害虫として知られ、総称して稲虫(いなむし:蝗)といわれるようです。

最近のニュースで「蝗害」(こうがい)という言葉を耳にしますが、生活条件の変化によって相変異(そうへんい)を起こす一部のバッタ(飛蝗・蝗虫)の大量発生による災害をいうようで、アラビア半島やアフリカ、西アジアなどでサバクトビバッタの大発生による農作物被害が深刻な問題となっています。

山帽子の総苞

2020年5月29日 金曜日

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が25日に解除され、当市では6月1日から小中学校の教育活動が段階的に再開となります。

しかしながら、未だ緊張を緩めるわけにはいかず、本格的な経済活動が始まるのは未だ先になりそうです。

神社における対策も、現状では緊急事態宣言の最中と変わらずに継続する予定です。

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さて、今年は神社下の御神田での稲作体験は見送りとなりましたが、今日は神奈川県神道青年会による「くろつけ」作業が行われました。

御田植ゑの神事は、6月2日に縮小した形で執り行われるようです。

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境内ではミズキ科の落葉高木(らくようこうぼく)の山法師(やまぼうし:山帽子、別名:山桑)が、球状に集合した花を咲かせようとしています。

よく間違えられますが、少し前に咲く花水木(はなみずき)と同様で、白い4片(写真)の花弁のようにみえる部分は苞(ほう:包)または総苞(そうほう:総包)といい、花の基部(きぶ)につく葉(包葉)なのだとか。

新緑の葉に白い苞片(ほうへん)の色が美しく、その野趣(やしゅ)に魅力を感じますが、大型な総苞は昆虫の誘引器官ともなるようです。

9月には真っ赤に実が熟し、11月には紅葉を楽しむことが出来ます。

例月と変わらず

2020年5月15日 金曜日

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて発出された非常事態宣言について、昨日政府は39県の解除を決めました。

継続となった他の7都道府県同様、当県でも引き続き緊張感を緩めずにつとめなければなりません。

tamagusiさて、皐月(さつき)も折り返しの15日を迎えました。

御神前では例月(れいげつ)と変わらず常の通りに「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、皇室の御安泰と国家の安寧(あんねい)、氏子崇敬者の無事安全、そして感染症の一日も早い終熄を祈りました。

本来ならば、明日の「第33回まが玉祭」に向けて大詰めの準備をしているところですが、新緑に包まれた境内は静けさを保っていました。

同じく中止を決めた「第58回崇敬者祭」ですが、今日は会員の方が年会費を納めにお参りになりました。

あらためてお願い

2020年5月7日 木曜日

緊急事態宣言の発出から今日でちょうど1ヶ月となりました。

これまでも恒例祭のみならず、参拝者や職員等に対する様々な対応を図ってきましたが、更に月末まで延長となったことから、あらゆる点で見直しも必要となりそうです。

「例祭」(4月22日)並びに「相模國府祭」(さがみこうのまち;5月5日)は祭儀(さいぎ)のみの祭礼(さいれい)となりましたが、「第33回まが玉祭」(5月16日・17日)は中止となっています。

また、崇敬者祭(6月21日)や夏越大祓(6月30日)については、今後の状況で判断しますが、延期や取り止めを検討しています。

広報いせはら

広報いせはら

あらためて神社への参拝は、3密(密閉・密集・密接)とはならないものの、短時間を心掛け、マスクを着用するようご理解下さい。

神聖な神域のため、大声を出したり飲食は慎むようお願い致します。

現在、御祈祷や出張祭典も限られていますが、事前予約(来社・電話・ファックス・メール)にてお受けしています。

昨夕と今日は神葬祭(しんそうさい)のご奉仕がありましたが、斎場や火葬場の考えを十分に受け入れながら、尚且つ厳粛さを失わず、そして何より悲しみの中にあるご遺族の心情に添えるようお仕えした次第です。

慎みと精進

2020年4月25日 土曜日

止むなく休業せざるを得ない人たち、あるいは必要不可欠な物資のために必死で働く人たち、また医療現場の最前線で向き合う関係者等、現代社会をこれほどまでに蝕(むしば)む疫病(えきびょう)との闘いは、依然として見通しの立たないまま混沌(こんとん)として予断を許さない状況です。

罹患(りかん)した人たちの早期快復と一日も早い終熄(しゅうそく)を願い、鳥居の内から祈り続けます。

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今日も散歩や適度な運動のため、また真摯(しんし)な祈りを捧げるためお参りになる方々がいらっしゃいました。

一方で、駐車場に車を止めて山歩きをする人たちの姿も見られることから、第二駐車場(神社向かって左)はしばらく閉めさせて頂くことにしました。

特に、大型連休中の行動は今後の盛衰の鍵を握ることから、ともに慎(つつし)みつつ怠(おこた)ることなく精進(しょうじん)を重ねる時と心得ます。

慎みて怠ること莫(なか) 『 古語拾遺 』

祭祀は粛々と

2020年3月2日 月曜日

昨日は八剱神社(平塚市上吉沢鎮座)において、祈年祭並びに御大典奉祝記念植樹奉告祭を斎行(さいこう)し、祭典後に榊苗の植樹式を執り行いました。

また、昨年の台風19号による拝殿(はいでん)の被災に対し、災害慰藉(さいがいいしゃ)規定に基づき、神社本庁からの御見舞を総代長にお渡ししました。

八剱神社

八剱神社

さて、本来であれば、今日明日は「第45回中・平塚・伊勢原連合神社総代会研修会」が開催され、当社からも責任役員・総代を含めて14名で参加する予定でしたが、社会情勢に鑑み取り止めとなりました。

代わりに理事会が開催され、年度内の5月13日(水)・14日(木)に延期実施することが決まりました。

また、多くの神社で春の祭礼が予定されていることから、各社の対応について報告がなされました。

あくまでもウイルスの感染状況を見据えた上での判断となりますが、規模や形態を考慮するものの祭祀(さいし)は粛々(しゅくしゅく)と執り行う旨について確認がありました。

そして、感染拡大が懸念されるようであれば、祭儀後の飲食を伴う直会(なおらい)や神輿(みこし)、山車(だし)、太鼓等の神賑(しんしん)行事は取り止めや縮小、形態を検討するといった動きになりそうです。

何れにしても状況を踏まえた上で、慎重な判断が求められます。

色変えぬ常磐の緑永久に

2020年2月29日 土曜日

市内の小中学校では、新型コロナウイルス感染症の蔓延(まんえん)防止のため、昨日臨時の休業措置(3月2日~3月8日)が講じられました。

当社でも地域や関係諸団体を含めて、出席予定の20件余りの会合や諸行事等が中止もしくは延期となっています。

明日の月次祭に併せ、比々多の大神さまの高き尊き御神威(ごしんい)により、疫病退散(えきびょうたいさん)と事態の早期終息を祈願する予定です。

南金目神社

南金目神社植樹式

さて、今週末も兼務社の祭事が続いています。

今日は南金目神社(平塚市南金目)の祈年祭に併せて御大典(ごたいてん)記念の植樹奉告祭、熊野神社(平塚市千須谷)で植樹式を執り行いました。

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南金目神社では、平成の御大典(平成2年)や悠仁親王殿下(ひさひとしんのうでんか)御誕生(平成18年)の折にも記念植樹を行った経緯があり、既に緑の杜(もり)を形成する樹木となっています。

「色変えぬ常磐(ときわ)の緑永久(とこしえ)に、産土(うぶすな)の御社(みやしろ)の森を造りなさしめ給ひ」と祝詞(のりと)を奏上(そうじょう)しました。

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外より疎び来る災なく

2020年2月21日 金曜日

今日はお稲荷さんに縁(ゆかり)のある午(うま)の日です。

初午(はつうま:2月9日)が日曜日だったこともあり、二の午に企業の稲荷祭(いなりさい)が集中しました。

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市内でも新型コロナウイルス感染症の情報を鑑み、諸行事取り止めの動きが出ています。

企業では従業員の安全が一番ですが、景気の動向や自社への影響も関心事だと思います。

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商売繁昌・事業繁栄を祈る神事ですが、「外より疎(うと)び来る災(わざわい)内より兆(きざ)す禍事(まがごと)なく」と根底を支える従業員の無事を祈り上げました。