‘時局’ カテゴリーのアーカイブ

水無月の折返し

2017年6月15日 木曜日

神奈川県神社庁祭祀委員会主催の神社視察研修(6月12日~14日)が壱岐島(長崎県壱岐市)で開催され、その間はブログをお休みさせて頂きました。

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さて、水無月も折返しの15日となりました。

氏子の方が真心を込めて作られた青梅をお供えし、例月通り月次祭を執り行いました。

天皇陛下の譲位を可能にする特例法が9日に成立し、約200年ぶりの譲位となりますが、皇室の安寧と弥栄をご神前で静かに祈り上げました。

梅の実

梅の実

氏子・崇敬者の皆さまの安泰と発展をも願い上げました。

主権回復の日の参拝

2017年4月29日 土曜日

4月28日はサンフランシスコ講和条約の発効により、我が国が主権を取り戻し、再び歩み始めた「主権回復の日」でした。

昭和27年のその日から数えて、今年は65年目にあたります。

毎年、神道政治連盟神奈川県本部では靖國神社に参拝し、公のために尊き命を捧げられた英霊(えいれい)の御霊(みたま)を鎮めるとともに、恒久平和の祈りを捧げています。

靖國神社は明治2年、明治天皇の思し召し(おぼしめし)により九段の地に創建されましたが、来る平成31年に御創立150年を迎えます。

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全国で唯一護國神社が存在しない神奈川県ですが、英霊顕彰(えいれいけんしょう)を続けるとともに、国家や国民を守る安全保障や外交問題について考え、国際平和を維持していくことが大切です。

碧天の境内

2017年4月28日 金曜日

蒼天(そうてん)、碧天(へきてん)、碧空(へきくう)、青空(あおぞら)といった大空のもと、境内の新緑が美しい季節になりました。

お参りの方々の表情も、とても気持ちが良さそうに映(は)えて見えます。

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今年2月から実施されたプレミアムフライデー。

政府や経済界が推奨し、月末金曜日に午後3時に仕事を終えて帰るというものですが、先月は年度末、今月は大型連休前となり、実状はなかなか難しいようです。

最近は「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)や「働き方改革実行計画」なども提唱され、〝 減り張り 〟(乙張:めりはり)をもつことが、充実した生活や健康、幸せといったことにもつながるようです。

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連休中は、どうぞ新緑に包まれた神社へお参り下さい。

様々な疲れから心が癒(い)やされ、新たな「気」や導きがもたらされることでしょう。

2677回目の誕生日

2017年2月11日 土曜日

「六国史」(りっこくし=日本書紀(にほんしょき)・続日本紀(しょくにほんぎ)・日本後紀(にほんこうき)・続日本後紀(しょくにほんこうき)・日本文徳天皇実録(にほんもんとくてんのうじつろく:文徳実録)・日本三代実録(にほんさんだいじつろく:三代実録))は、奈良・平安時代に勅撰(ちょくせん)により編纂された国史(こくし)で、中でも『日本書紀』(『日本紀』『紀』ともいう)は日本最古の歴史書にあたります。

天武天皇の第3皇子・舎人親王(とねりしんのう)が勅(ちょく)を奉(ほう)じて太安万侶(おおのやすまろ)らと編纂し、養老4年(720)に成立してから1297年、3年後には、編纂1300年という歴史的に大きな節目を迎えます。

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「辛酉年春正月(かのととりのとしはるむつき)、庚辰朔(かのえたつのついたち)、天皇橿原宮(すめらみことかしはらのみや)に即帝位(あまつひつぎしろしめす)。是の歳を天皇の元年と為(な)す。」と紀に記されていますが、神武天皇が橿原宮(奈良県橿原市)に即位された日を現行暦に換算したのが2月11日で、今日が2677回目の日本の誕生日です。

明治6年「紀元節」(きげんせつ)として祝日となりましたが、先の敗戦により廃止されたものの、国民の切実な願いにより昭和41年に「建国記念の日」という名で復活しました。

祝日法には「建国をしのび、国を愛する心を養う」と記されています。

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昔は紀元節を別名〝梅花節〟といったそうです。

欧米諸国では一国主義化が広がっていますが、私たちも日本の建国について理解を深めることが必要です。

それが国際社会で協調する第一歩であるとともに、今年は明治以来150年という年にあたり、国の有り様を見つめ直す機会ともいえそうです。

憲法改正を考える

2016年10月7日 金曜日

今日は神道政治連盟神奈川県本部の結成45周年記念式典並びに記念講演会が横浜・杉田劇場ホールにおいて開催され、県内各地から神職・総代・氏子関係者が多数集いました。

第1部式典では開会儀礼に続き、これまでの功績に対する個人・団体の記念表彰、財政的支援による神社の表彰が行われました。

また、ご来賓の国会議員や神政連中央本部、神社本庁、そして関係団体からお祝いの言葉が述べられました。

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第2部では、埼玉大学名誉教授・長谷川三千子氏をお迎えして、「憲法改正を考える~わが国の伝統を踏まえて~」と題した記念講演が行われました。

主権の存在しない占領状態に、非合法的手続きのもと成立した憲法は、「近代憲法としてあり得ない、むごたらしい残酷物語、忘れない事実として我々は刻む必要がある」とその欠陥を指摘されました。

また、第1条と第9条を例に挙げて、高い知識と深い思慮でその内容の欠陥性を説かれました。

一方で、我が国の国体というべき天皇の御存在、天皇と国民の関係について述べられ、「ある意味〝象徴〟は元首以上に重い意味が込められている」と、不変の真理について考える機会となりました。

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今後国会において憲法論議が深まることが予想されます。

我が国の誇りある歴史伝統に基づいた、世界に恥じない美しい憲法をつくるため、私たちは正しい歴史的事実を認識する必要があります。

天皇陛下お言葉

2016年8月9日 火曜日

天皇陛下のお言葉は「勅語」(ちょくご)、「詔・勅」(みことのり)といいますが、東日本大震災の被災者や国民に広く発せられたお見舞い(平成23年3月16日)に続く2度目のビデオメッセージで、「象徴としてのお務めについて」天皇陛下がお気持ちを表明されました。

この度の玉音放送は、非常に複雑な心境ですが、御心情を忖度(そんたく)すれば、譲位(じょうい:報道では「生前退位」と表現)に向けた検討が今後なされることになりそうです。

皇室の御存在や国の有り様を考える機会とも捉えられ、ここにお言葉全文を示させて頂きます。

『皇室』 平成28年夏71号

『皇室』 平成28年夏71号

戦後70年という大きな節目を過ぎ、2年後には、平成30年を迎えます。

私も80を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。

本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。

即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。

そのような中、何年か前のことになりますが、2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇室にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に80を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。

私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行ってきたほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。

始めにも述べましたように、憲法の下、天皇は国政に関する機能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。国民の理解を得られることを、切に願っています。

スポーツにおける精神性

2016年7月28日 木曜日

関東甲信地方もようやく梅雨明けとなり、夏本番の暑さに向かいます。

さて、熱戦が繰り広げられる「第98回全国高等学校野球選手権」では、地方の頂点を極めた学校が次々と甲子園行きの切符を手にしています。

球児たちの流す爽やかな汗と涙は大きな感動をもたらしてくれますが、熾烈(しれつ)な闘いの神奈川大会でも準決勝出場の4校が決定しました。

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また、「第31回オリンピック競技大会」(リオデジャネイロオリンピック2016)がいよいよ来週に迫りました。

4年に1度の五輪は劇的な感動を生み出しますが、東京五輪を控えて話題性も高く、日本人選手の活躍が大いに期待されるところです。

運動競技における正々堂々たる振る舞い、公明正大な行為は「フェアプレー」と称され、そのような態度や心構えが「スポーツマンシップ」というスポーツの高潔さを保っています。

特に、アマチュアスポーツではその評価が勝ち負けではなく、それまでの鍛錬や努力が重要であり、〝 全力で戦う 〟姿勢に人々は魅了されるものです。

忠誠・勇気・敬神・礼節・名誉・寛容などの徳を理想とする西洋の騎士道と同じように、忠誠・犠牲・廉恥(れんち)・礼儀・潔白・名誉などを重んじた武士道は、日本人の精神性の高さを物語り、今なお高い評価を受けています。

今夏行われる大小様々な競技大会を通して、その価値をあらためて見出し、東京オリンピックにつなげて欲しいと願う次第です。

幼蛇

2016年7月23日 土曜日

海外で大ヒットの「ポケモン GO (ゴー)」が国内でも配信されました。

異例ともいえる内閣官房長官の使用安全を促す談話とともに、関連銘柄も買われる株価の影響から〝 ポケノミクス 〟や〝 ポケットバブル 〟といった言葉まで聞かれます。

さて、週末の境内は御朱印参拝が多く、携帯電話で写真撮影をする人の姿をよく目にしますが、当社でもポケモンを探し求める人がいるわけで、神域の尊厳護持と安全のため、職員間でも注意を喚起したところです。

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架空生物のポケモンも楽しいでしょうが、夏の神社の杜(もり)では、様々な生物を目にすることができます。

今朝は杉の幹を上手に真っ直ぐに降りてくる蛇(へび)を見つけました。

青大将(あおだいしょう)の幼蛇のようです。

人家近くに生息して鼠(ねずみ)を捕食するので家の守神ともいわれ、山口県岩国では白化したものを神の使いとし、天然記念物に指定されているようです。

神政連代議員会

2016年7月22日 金曜日

夏の季節では最後の二十四節気(にじゅうしせっき)で「大暑」(たいしょ)を迎えました。

関東より早く北陸では梅雨が明けたようですが、当地はまだ梅雨の最中、そして涼しい一日でした。

師岡熊野神社

師岡熊野神社

今日は神道政治連盟神奈川県本部の役員会並びに代議員会が師岡熊野神社で開催され、県内各所から神職・総代が参加しました。

現在、神奈川県神社庁の庁舎建替工事が行われている関係で、神社庁の諸会合は県内各社で行われています。

昨年度の事業並びに決算報告、新年度の事業計画並びに予算の議案が十分に審議・可決され、新役員体制のもと新たな年度が始まりました。

さて、先の参議院選挙の結果、改憲勢力が国会発議の要件となる3分の2以上の議席を確保しました。これにより、秋の衆参両院での憲法審査会において、憲法に対する様々な議論が深まっていくと思われます。

そして、国民が現憲法の制定の背景や経緯、世界各国における改正の実際、現憲法の問題点などを十分に理解し、時代にふさわしい、国民のための憲法について、大いに学ぶ必要があると思われます。

憲法記念日にあたり

2016年5月3日 火曜日

現行憲法が施行されて69年目の「憲法記念日」にあたり、全国各地では様々な行事が開催されています。

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特に、憲法改正議論が高まっていますが、何が不足しているのか、どう時代に合わないのか、何故議論が生まれるのかなど、根本に立ち返って現行憲法の制定経緯や背景、手続き、前文や各条項などについて、国民一人一人があらためて学ぶ契機を迎えているのではないでしょうか。

そのことが、祝日法に記されている「国の成長を期する」ことにつながってくると思われます。

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