2012年2月 のアーカイブ

閏日

2012年2月29日 水曜日

今日は平年より暦日が1日多い閏年(うるうどし・じゅんねん)、閏月の閏日です。

その換算法は西暦を4で割って割り切れる年、つまり4年に一度閏年として季節と暦のズレを調整していますが、100で割り切れる年は平年、400で割り切れる年は閏年として定め、現在に至っています。(グレゴリオ暦)

しかしながら、日本では明治31年の勅令(閏年ニ関スル件)により、神武天皇即位紀(皇紀)によって行うことが定められ、現在に至っています。

つまり、神武天皇が御即位された紀元660年から換算(660+2012)して、今年は皇紀2672年にあたりますが、4で割る(整除)ことができる年は閏年になります。但し、紀元年数から660を引い(減)た数を100で割って割り切れる年で、尚且つ4で割り切れない年は平年としています。

境内の梅のつぼみ

境内の梅のつぼみ

低気圧が本州の南海上を東進し、関東地方全体が大雪となりましたが、途中で雨に変わり境内に雪は残りませんでした。

神社庁ポスター 3月

神社庁ポスター 3月

明日から3月。

1日(木)月次祭、3日(土)10時八坂神社(平塚市入野)祈年祭、14時南金目神社(平塚市南金目)祈年祭、4日(日)11時八剱神社(平塚市上吉沢)祈年祭、11日(日)真田神社(平塚市真田)祈年祭、12日(月)・13日(火)第37回中・平塚・伊勢原連合神社総代会研修会(箱根湯本・吉池旅館)、15日月次祭、11時相模国府祭類社会議(大磯)、17日(土)15時人形感謝祭、20日(火)19時総代会計会議、29日(木)相模国式内社の会

上記のような公の行事が予定されています。

石造りのお稲荷さん

2012年2月28日 火曜日

2月もあと2日ですが、閏年(うるうどし)なので一日お得な感じです。

今日は気温が一段と低くなりましたが、会社の屋上でお稲荷さんの竣工式がありました。

竣工おめでとうございます

竣工おめでとうございます

昨年の台風による影響で、お社の屋根が吹き飛ぶ被害となりましたが、鳥居を含め石造りの立派なお稲荷さんが出来上がりました。

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とても崇敬の篤い方ですが、更なるご神徳をいただいて社業が益々繁栄することを願っています。

岩盤のような道徳の基礎

2012年2月27日 月曜日

比々多小学校の社会・国語で、地域行事についての学習(13日ブログ)があり、学習参観(16日)に伺いました。

その後、子供たちの感想が学級だよりに掲載されましたのでご紹介いたします。

おまつりについての感想

おまつりについての感想

地域の子供たちが、おまつりについて考えてくれたことはとても嬉しいことです。その思いを忘れずに、いつの日か行事に関わってくれるのが楽しみです。

さて、本日はお薦めの本『13歳からの道徳教科書』(育鵬社・税込1200円)をご紹介いたします。

未曾有の大災害となった「東日本大震災は、図らずも日本人にはまだ、岩盤のような道徳の基礎が残っていたことを世界に、そして何より私たち日本人自身に知らしめ」(『13歳からの道徳教科書』より上智大学名誉教授・渡部昇一氏)とあるように、道義国家の一端を示しています。

「健全な少年少女にとって、美しい、ためになる話は同時に面白いのです。教室で偉人の話をすれば、子供たちの目は輝くはずです。」(同上)

道徳教育をすすめる有識者の会・編 育鵬社 税込1200円

道徳教育をすすめる有識者の会・編 

中学校道徳学習指導要領で示されている24の内容項目を、生徒に効果的に身につけてもらうようために、厳選された37作品が収録されています。

神社検定

2012年2月26日 日曜日

ここ数年のパワースポットブームも手伝って、全国的に神社にお参りする人が増えています。

また、昨年の大震災により地域の連携や人と人との心のつながりについて、深く考える機会も多くなったと思います。

古来より、神社は公の祈りの場であり、地域を結びつける役割を果たしてきました。

この度、「知ってますか?日本のこころ」をスローガンに、「神社検定」(正式名称:神道文化検定)が始まります。

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第1回は6月3日(日)に開催されます。今回は参級(3級)で、平成25年に弐級(2級)、平成26年に壱級(1級)が実施される予定です。

実施概要は公式ホームページをご覧ください。

神社検定 公式テキスト 1

神社検定 公式テキスト 1

公式テキストとして、参拝作法から神さま、おまつりなど神社入門書となる『神社のいろは』(扶桑社刊)定価1700円(税込)が販売されています。

神社検定 公式テキスト 2

神社検定 公式テキスト 2

また、同テキスト『神話のおへそ』同2100円もあります。

神前結婚式

2012年2月26日 日曜日

昨日・本日と伊勢原市内では公民館まつりが行われ、比々多公民館でも老若男女が集まり、賑やかに地域交流が図られました。

禰宜もPTAのお役目で焼きそば屋さんとしてお手伝いをいたしました。

昨日は生憎の雨となり、地鎮祭も足下が悪く苦労をしましたが、今日は雨も上がってほっとしました。

ご結婚おめでとうございます

ご結婚おめでとうございます

午前中、市内在住の方の結婚式を執り行いました。

新郎は紋付羽織袴、新婦は白無垢姿がとてもお似合いでした。

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両家の親族が見守る中、粛々としたとても良い結婚式となりました。

末永くお幸せに

末永くお幸せに

いわゆる「女性宮家」創設問題

2012年2月24日 金曜日

昨日・本日と自由民主党本部において、「第10回神道政治連盟時局対策連絡会議」が開催され、禰宜が神奈川県の中から参加する機会を得ました。

神道政治連盟は昭和44年に、世界に誇る日本の文化と伝統を後世に正しく伝えることを目的に結成されました。日本らしさ、日本人らしさが忘れられつつある今、この国の誇りと自信を取り戻すために、様々な時局問題に取り組んでいます。

さて、会議では様々な問題について、専門の見識をもった先生方の講演を拝聴しました。

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特に、昨年の11月25日、読売新聞が「女性宮家」創設検討についての報道をしましたが、宮内庁長官が首相に対して火急の案件として要請した問題です。

世論では、「天皇陛下の御公務の軽減」「皇位継承の安定化」「男女平等の世の中だから」など、一見当たり前といえる回答で、いわゆる「女性宮家」創設への賛成意見が多いようです。

しかしながら、ここには大きな落とし穴があります。

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日本国憲法の第1章(第1条から第8条)は天皇に関してですが、その国の基本法の冒頭は、その国を語る国家観・歴史観など、最も重要な形を表しているものです。

『古事記』『日本書紀』(記紀神話)に記された建国の由来、国の始まりから一貫して皇統(こうとう)が変わらない「万世一系」(ばんせいいっけい)という悠久(ゆうきゅう)の歴史は、世界広しといえど日本の他にありません。

しかも、男系男子のみにより血統が守られてきており、どの天皇も父親でさかのぼると第1代神武天皇にたどりつくのです。これがこの国の背骨、根幹を貫くまぎれもない形なのです。

男系というと女性差別のように聞こえますが、皇室典範(こうしつてんぱん)第9条に養子の禁止がうたわれているように、女性は宮家に入れても男性は入ることが出来ないという女性の優位性があります。

現在の憲法は、戦後GHQにより僅かな期間でつくられたもので、様々な場面で私たちの暮らしにそぐわないことが指摘されていますが、手続きとしては明治憲法(大日本帝国憲法)の改正法です。

ですから、憲法を改正する上でも、日本人が日本人のために長期にわたり議論してつくり上げた明治憲法を参考にしなければなりません。

また、皇室に関しては皇室典範が存在します。現在は憲法の下位法に位置していますが、これも占領軍によるもので、同等の法典と考えるべきです。

今月末から、いわゆる有識者会議なるものが「女性宮家」創設についてヒアリングを始めるそうですが、御入院中の天皇陛下に何ら敬意や配慮もなく、継承者である皇族方の意見が入らないことにも違和感を感じさせます。

この「女性宮家」議論は、昭和22年にGHQの圧力により皇籍離脱(こうせきりだつ)を余儀なくされた11宮家を含めなければ議論に及ばないとの考え方もあります。

長い歴史と伝統の上に存在される天皇の議論であって、拙速(せっそく)な話し合いだけで、一時の感情に流されてはいけない問題です。

天皇陛下の御公務のうち、国事行為が1割、宮中祭祀が2割、他の7割は象徴としての公的行事ともいわれますが、陛下の御公務の分担など、臨時代行は皇太子殿下や秋篠宮殿下に限られるもので、女性皇族には出来ないものでもあります。

今日の皇居・二重橋

今日の皇居・二重橋

本日の皇居はぽかぽかと暖かく、坂下門の記帳所には人の流れが止まりませんでした。

早期の御退院・御快癒を祈る国民の心の表れですが、反対に記帳に訪れた人が癒されて帰っていくように思えました。

泣き相撲の日程について

2012年2月22日 水曜日

本年で第3回目となる「一心泣き相撲比々多場所」は、9月17日(月)敬老の日に開催することになりました。

昨年の様子

昨年の様子

申込受付はこれからになりますが、詳細は泣き相撲実行委員会ホームページをご覧ください。

今年も境内に、赤ちゃんの元気で賑やかな泣き声が響きわたりそうです。

報本反始

2012年2月21日 火曜日

今朝も空気は冷たいものの良いお天気となりました。

朝日の豊栄のぼり  参拝者撮影

朝日の豊栄のぼり  ( 参拝者撮影 )

午前中は、製造業の安全祈願祭や不動産業の契約土地の安全繁昌祈願祭などが相次ぎました。

また、会社の年頭安全祈願祭や地鎮祭などの出張祭儀もありました。

社業の安全と発展をお祈り申し上げます

社業の安全と発展をお祈り申し上げます

さて、午後から山梨県の青年神職会の記念大会が開催(甲府市)され、禰宜が参加いたしました。

記念式典

記念式典

創立60年を祝う大会ですが、昨年の大震災により無期延期となっていたものです。「報本反始」(*ほうほんはんし『礼記』)を主題に、県内外から多くの人たちが参加しました。

*祖先の恩に報いること。根本に立ち返って常に初心を忘れない戒め。

米永邦雄棋聖の講演

米永邦雄永世棋聖の講演

その後、日本将棋連盟会長で、永世棋聖の米永邦雄棋士の講演「素晴らしい日本」を拝聴いたしました。

青空の一日

2012年2月20日 月曜日

一週間の始まりの本日は、青空が広がるとても良いお天気でした。

見上げる阿夫利峯には、ところどころに雪が残っていましたが、春を感じさせる日差しを浴びながら、地鎮祭なども晴れ晴れと心地よくご奉仕をすることが出来ました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

建物の中は未だ余寒身にしみますが、境内では春を告げる鳥たちも目立ち始めています。

交通安全 車輌清祓

交通安全 車輌清祓

人形感謝祭の申し込みが連日続き、境内で有終の美を飾る人形も増えて、益々華やかになって来ました。

受付は3月16日まで

受付は3月16日まで

御礼の手紙

2012年2月19日 日曜日

昨日、中沢中学校から1通の手紙が到来しました。

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1月25日に総合学習でやって来た中沢中学校の生徒からの御礼文で、来る2月28日に学級発表会を開催するそうで、その案内も記されています。

先日は比々多小学校で「地域の伝統行事(おまつり)」についての授業(2月13日)があり、境内で子供たちに説明をいたしました。

その成果である学習発表会(2月16日)を参観する機会を得ましたが、班ごとにとても工夫を凝らしているのが印象的で、素晴らしい内容に感心するのはもちろんのこと、子供たちの能力や可能性に驚かされました。

地域が生み、育て、つないで来た伝統行事について、少しでも理解と関心を深めてもらえれば良いと思います。