2012年7月 のアーカイブ

神政連県本部代議員会

2012年7月31日 火曜日

本日は、神道政治連盟神奈川県本部の代議員会が神奈川県神社庁において開催されました。

代議員会の前には、監査会・役員会も行われ、終日会合となりました。

代議員会

代議員会

代議員会は総会にあたるもので、昨年度の事業と決算の報告、新年度の事業計画や予算案などが可決承認されました。

ちょうど一都七県の当番県にあたり、来年3月に開催する会議や5月の研修会などについても審議いたしました。

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6月2日に関内ホールで開催した「心の教育・女性フォーラム-親学を通して家庭教育を考える」(6月3日ブログ投稿)や7月13日に実施した「靖國神社参拝研修」(7月13日ブログ投稿)などについても報告されました。

『庁報かながわ』(100号)掲載の拙稿

『庁報かながわ』(100号)掲載の拙稿

明治天皇崩御100年

2012年7月30日 月曜日

今日7月30日は、明治天皇が崩御されてからちょうど100年、明治時代が終わってから100年ということになります。

歴代天皇がおまつりされる皇居「皇霊殿」(こうれいでん)並びにに「伏見桃山陵」(京都市伏見区)おいて、「明治天皇百年式年祭の儀」が執り行われました。

式年祭は定まった年ごとに行われる祭祀で、神社における定期的な祭祀(伊勢の神宮の式年遷宮や諏訪の御柱祭など)もありますが、皇室においては「先帝祭」(せんていさい)などがそれにあたります。

先帝祭は崩御の日に行われますが、三年、五年、十年、二十年、三十年、四十年、五十年、百年、その後百年ごととされています。

また、明治天皇を御祭神とする明治神宮では、「明治天皇百年祭」が斎行され、全国の神社でも奉告祭が行われました。

明治天皇 御製

しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける

<参考>

明治天皇百年祭特集(明治神宮)

明治天皇100年「強い時代から学びたい」(産経新聞)

「明治天皇崩御100年」(「寄稿」竹田恒泰)

「古典になった明治文化と百年祭」(『正論』小堀桂一郎)

神道の死生観

2012年7月29日 日曜日

昨日に続いて今日も猛烈な暑さとなりました。

暑さ寒さの極まりの時期は、体に不調をもたらすものですが、2日続けて神葬祭が入りました。

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神葬祭では通夜の晩に、御遺体から「霊璽」(れいじ)といわれる「御霊代」(みたましろ)に御霊を遷す「遷霊祭」(せんれいさい)を執り行います。

浄暗の中で、杉の板に錦の覆いをした「神依板」(かみよりいた)と呼ばれるものを霊璽にかざし、「中啓」(ちゅうけい)で打ち、「オーオーオー」という「警蹕」(けいひつ)を唱える秘技です。

故人を偲ぶ祭詞

故人を偲ぶ祭詞

「天命を尽くす」(吉川惟足)、「天業に励む」(中西直方)、「生れつるまにまに」(本居宣長)など、神さまからいただいた命という神観念があります。

日の本に生れ出でにし益人は神より出でて神に入るなり  中西直方

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私たちの命は親からいただいたものですが、命は一つでも先祖から脈々とつながっているという連続性、祖先の神のもとへ帰っていくという信仰こそ、神道の死生観です。

地域の納涼祭

2012年7月28日 土曜日

今日は市内各地で納涼祭や盆踊りが行われ、比々多地区では、白根、坪ノ内、大住台、ベルフラワーズ大住台の自治会で開催されました。

白根地区納涼祭  神明社境内

白根地区納涼大会  神明社境内

また、高齢者総合支援センターの泉心荘(三ノ宮)でも例年通り実施されました。

泉心荘納涼祭

泉心荘納涼祭

打ち上げ花火も上がり、暑い夏に涼感を与えてくれました。

夏の夜を彩る花火

夏の夜を彩る花火

来週4日は、三ノ宮、栗原、神戸、串橋、笠窪、善波で同じように開催されます。

日本会議湘南西支部参拝

2012年7月28日 土曜日

本日も酷熱の陽気となりました。

いよいよロンドンオリンピックが始まりましたが、この時期は睡眠も大切なのでどうぞご自愛ください。

さて、お昼過ぎに日本会議神奈川湘南西支部御一行さまが、24名でお参りになりました。

境内で由緒説明

宮司の挨拶

三之宮郷土博物館や神輿殿をご案内して、社務所でゆっくりしていただきました。

今回の企画は、相模國府祭の類社参りで、当社の後に寒川神社・前鳥神社を巡るとのことでした。

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日本会議神奈川では、来る8月2日に全国縦断キャラバン隊を迎えて、川﨑駅東口・横浜駅西口において尖閣諸島を守る街宣活動を行います。

また、領土領海を守る運動推進、女性宮家創設を巡る問題などについて、地方議員とともに対策会議を開催いたします。

境内の水遣り

2012年7月27日 金曜日

本日は土用の丑の日。高値ながら暑気に負けないように、鰻を食した方も多かったと思います。

鰻の旬は、冬眠に備えて養分を貯える晩秋から初冬だそうですが、それでもビタミンA・B群が豊富で、夏バテ予防や食欲減退防止に効果があるようです。

椿の果実

椿の果実

お稲荷さんを新しく造り替えるお宅に、お祓いに伺いました。

屋敷内ですが、階段を20段以上も上がった高みにおまつりされ、古くから家族を見守ってくれています。

乾(いぬい:北西)の位置に卯(う:東)の方を向いて鎮座していますが、方位も向きもとても吉方です。

工事が安全無事に進みますように

工事が安全無事に進みますように

神社本庁から神宮大麻広報誌『むすひ』(平成25年版)が到来いたしました。

トークエッセイは白石美帆さんと東儀秀樹さん、神宮(外宮)に新しく開館した「せんぐう館」についても詳細が掲載されています。

御祈祷並びに出張祭典などで頒布しています。

むすひ

むすひ

夕刻、晴れ続きの境内の樹木に、1時間かけて水遣りをしました。

乾いていた土壌が濡れて、いくらか葉の表情も和らいだ気がいたします。蜩(ひぐらし)も鳴き始めるようになりました。

樹木の恩恵

2012年7月27日 金曜日

昨日は、大木の大枝を切る前の清祓に伺いました。

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伊勢原市の保存樹に指定された「しば」の大木で、樹齢300年は超えていると思われます。

伊勢原市保存樹の指定要件は、「①地面から1.5メートルの高さで、幹回りが1.5メートル以上②樹木の高さが15メートル以上③株立ちした樹木で高さ3メートル以上④フジなどで枝葉の面積が30平方メートル以上」となっています。

因みに、伊勢原市の木は「椎(しい)」です。

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当社の兼務社などでは、住宅事情などにより、落ち葉や枝によるクレームも中にはあるようですが、大気の清浄化や防風、防音、温暖化防止、乾燥化緩和、心の安らぎなど、樹木による恩恵は目に見えない大きなものがあります。

また、樹木が発生するフィトンチッドとういう化学物質(揮発性物質)は、殺菌力をもち森林浴の健康への効果が評価されています。

*参照 ブログ三之宮通信「パワースポット」(平成22年6月6日)

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

親子写生大会

2012年7月26日 木曜日

猛暑の中でしたが、今年も親子写生大会(主催:中地区教育文化研究所)が開催されました。

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中地区(大磯町・二宮町・平塚市・伊勢原市)の小中学校の教員が指導にあたりながら、子供たちは伸び伸びと思い思いの絵を描いていました。

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作品展は11月24日(土)・25日(日)に平塚市美術館で行われるそうです。

時間が足りなくて描き終えなかった子は、あらためて境内に足を運ぶのでしょうか。

しっかりと仕上げて欲しいと思います。

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青少年書道展・絵画展展示会

2012年7月25日 水曜日

25・26日と横浜・新都市プラザ(横浜そごう地下2階正面入口前)において、第26回青少年書道展・第11回絵画展の展示会が催されています。

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今回の応募総数は、書道565点、絵画171点でした。

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6月20日のブログ(子供の観察力)にも記しましたが、神奈川県神社庁において専門家の先生による厳正な審査が行われました。

当社から出品した中で、特に優秀な作品が栄えある受賞作品として選ばれました。

神社本庁統理賞

神社本庁統理賞

絵画の部で、最優秀作品として細野智太郎くん(伊勢原小3年)の「火ぶせまつりの山伏」が神社本庁統理賞に、影山芽生さん(ベルガーデン幼稚園年少)の「神社とお花」が神奈川県神社庁長賞に、その他7作品が入選という輝きを得ることができました。

神奈川県神社庁長賞

神奈川県神社庁長賞

明日まで開催されていますので、機会のある方は是非ともご覧ください。

御礼の手紙

2012年7月25日 水曜日

2週間前にフィールドワーク学習でやってきた自修館中等教育学校の先生と生徒たちから、沢山の御礼の手紙が届きました。

ゆっくりとかみしめるように目を通しましたが、それぞれの思いが詰まっていて、心温かく感じました。

御礼の手紙

御礼の手紙

丁度、暑中見舞いを書く時候ですが、メールやパソコンに頼る時代だからこそ、手紙の大切さをあらためて考えたいと思いました。

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神社新報』第3127号(7月23日)に、神崎宣武氏の「アナログの必要」というオピニオンが掲載されていましたので、ご紹介いたします。

*尚、神社新報は、美しい日本語の文化、言葉にこもる伝統を守るため、歴史的仮名遣ひを用ひてゐます。

あれっ、対談原稿の校正紙が来てゐないではないか、と気づいた。季刊誌だが、定期刊行物である。すでに、刊行日が迫ってゐた。
編輯会社に問ひ合はせた。担当者がしどろもどろしながら、すぐに組んで出しますから、と。えっ、まだ組んでない? 何やってんだ。私は、発行者側の立場にもあるのだ。
次の日に送られてきた校正紙を待ちうけて、一時間ほどで目を通してすぐに返した。対談の相手にも、御無理をお願ひした。
聞けば、もう一本の連載も同じ状況にあったとのこと。これは、入稿が遅れたせゐでもあるが、膝づめをしてでも書きあげさせなかった編輯者の責任が多分にある。
結局、刊行予定から二日遅れの発行となり、多くの読者に御心配と御迷惑をかけることになった。
編輯会社の代表から電子メールが届いた。お詫び、とはいふものの、言ひ訳がましく、木で鼻をくくるがごとし。謝罪の誠意は、伝はってこない。私は、少なからずショックを受けた。その代表者とは長年のつきあひがあるのだ。友人、といってもよい。
その友人がさうなったのは、いくつかの原因がある。が、端的にいへば、電子メール依存の弊害が生じてゐる、と、私は思った。
足を運んできて、素直に頭を下げてくれたら、私もここまで怒るまい。いや、手紙を書いて速達で送ってくれてもよい。電子メールでは、いかに美文を綴られても、「情」が通じることは期待できないのだ。
かくいふ私は、電子メールをつかへない。スタッフ頼りである。したがって、電子メール云々を語る資格はない。しかし、たしかにさう思ふのである。
かつてがよかった、といふのでもない。が、以前は、人びとの往き来や会話があたりまへにおこなはれてゐた。とくに、ものを頼むときは、できるだけ早く、できるだけ丁寧に対面をはかったものだ。謝罪をするときも、同様であった。親しき仲にも礼儀あり、といふがごとくに、姿勢を正し言葉を改めもしたものである。
さうすることで、人と人は、情をからめながら信頼関係を強めてきたのではないか。現在も、さうであらう。それを大事とする人たちは、まだ多い。だが一方で、それを煩はしがる人も増えてゐる。
電子メール通信を否定するのではない。その利便性は、評価しなくてはならない。が、それで万能ではないのである。
デジタル化への加速は、放っておいてもできよう。現代は、むしろアナログ対応の教育を必要としてゐるのである。例へば、学校教育のなかでパソコンやパワーポイントをいっさい使はない日を設けられないものか。
メール音痴の私だけの憂ひだらうか。
ちなみに、本紙編輯の氏、手書きの文を添へて校正紙をファクスで送ってくださる。ありがたきこと哉、とあらためて思ふのである。
(民俗学者、岡山・宇佐八幡神社宮司)