‘出張祭典’ カテゴリーのアーカイブ

日本の伝統行事

2021年7月31日 土曜日

じりじり照りつける強い日差しと、耳を劈(つんざ)くような蝉(せみ)の鳴き声に夏本番を感じます。

比々多観光振興会(事務局:比々多神社内)による串橋地区(小田急線線路沿いの畑)の向日葵(ひまわり)はこの1週間が見頃、栗原地区の秋桜(こすもす)はこれから徐々に咲きそうです。

串橋地区の向日葵

串橋地区の向日葵

市内には雷注意報が出ていますが、何とか傘の心配もいらずに、墓所における埋葬祭(まいそうさい)をお仕えすることが出来ました。

依然として感染者数の増加が続く中、9月に予定されている2件の一年祭について、感染症対策を講じて執り行う方法等について問い合わせが入りました。

都道府県をまたぐ移動の自粛が叫ばれていますが、日本の伝統行事でもあるお盆を間もなく迎えます。

静かに穏やかにご先祖さまと向き合うことが出来れば幸いです。

栗原地区 秋桜

栗原地区の秋桜

奥都城

2021年7月22日 木曜日

本日は二十四節気の一で大暑(たいしょ)、暑気の最も厳しい季節となりました。

当地では夏野菜や果物が瑞々しく育つ時期でもあります。

明日の東京五輪開会式に伴い、海の日(7月19日)が本日に、スポーツの日(10月11日)が明日に移動となり、今日から4連休となりました。

墓所(奥都城)

墓所(奥都城)

さて、本日は一連の葬儀(通夜祭、葬場祭、火葬祭、帰家祭、十日祭)を営んだお宅において、御饌神酒(みけみき)を始め、故人の好まれた品々をお供えし、時の花を飾り、家族親族参列のもと五十日祭を執り行いました。

その後、関係者で墓所に移動し、埋葬祭(まいそうさい)をお仕えしました。

神道では墓所を「奥つ城」(おくつき;奥都城・奥津城=奥まった場所にある区域の意。神や霊のおさまり鎮まっている所。)といい、墓石の正面に「〇〇家奥都(津)城」と文字を記します。

また、墓石の側面や墓標には、仏式でいう戒名(かいみょう)は用いずに、生前の姓名に男性であれば大人(うし)、女性なら刀自(とじ)といった尊称を付けた諡名(おくりな)を刻みます。

墓前に鳥居を設ける墓地もありますが、祭儀の折に竹を立てて注連縄(しめなわ)を張り、紙垂(しで)を垂らすこともあります。

この日を境に忌明(きあ)けとなり、神棚を覆った白紙を取り除き、神祭りの再開、祭礼行事やお祝い事への参加も可能となります。

元気な声

2021年7月18日 日曜日

境内ではミンミンゼミが鳴き始めました。

午前中は初宮詣が比較的多く、蝉(せみ)の鳴き声に負けないくらい元気な赤ちゃんの様子を見る事が出来ました。

IMG_6994

さて、今年も感染症拡大防止のため、神輿渡御(みこしとぎょ)は見送りとなったものの、八坂神社(平塚市上吉沢)の例祭が執り行われました。

嘗(かつ)て平塚市上吉沢の氏子内には、八坂神社が鎮座していましたが、現在では言い伝えのみでお社(やしろ)は現存していません。

しかしながら、夏の盛りのお祭りとして、神輿に神さまをお迎えして、地域の協力で祭礼が続けられています。

来年こそは若衆の声が里内に響き渡るような、元気な祭礼が行えることを皆で願っていました。

IMG_6996

日向の祭礼

2021年7月17日 土曜日

朝から気温が上がり、本格的な夏の暑さで真夏日となりました。

境内では徐々に蝉の鳴き声も増しています。

IMG_6983

さて、今日は伊勢原市日向(ひなた)の2社で例祭式をご奉仕しました。

午前は村持ちの神社で藤野地区の八坂神社、午後は新田(しんでん)地区の飯綱(いいつな)神社です。

両社とも2年続けて神輿(みこし)や太鼓がないのは寂しい限りですが、毎年世話役が交替しながらも、祭りの伝統をしっかりと引き継いでいます。

IMG_6992

地鎮祭の申込み

2021年7月15日 木曜日

今年の梅雨は大雨や短時間での強雨が多く感じられますが、この数日は雷が続きました。

今日は15日の大安にあたり、宮司以下権禰宜2名で複数の地鎮祭を奉仕しました。

同じ市内でも雨に降られたところ、まるっきり降らないところがありました。

IMG_6966

一般住宅の地鎮祭では、施主から直接の申込みもありますが、現在では大工や工務店、ハウスメーカー等、施工からの依頼が圧倒的に多くなっています。

神社では祭壇(さいだん)や祭具、榊(さかき)、神饌(しんせん:お供え物)の他、斎竹(いみだけ)等の支度も可能ですが、雨天の場合のテントや幕、椅子等の準備はお願いをしています。

何れにしましても、新築工事は一生の内に何度もあるものではありませんので、落ち度のないよう、安心して祭儀が行えるよう、お互いに事前の確認を十分にして臨ませて頂きます。

2年ぶりの清水祭

2021年7月13日 火曜日

毎年7月13日は兼務する稲荷神社(伊勢原市下平間)の氏子地域にある水神池の「清水祭」です。

昨年はコロナ禍の影響で神事については取り止めとなりましたが、今年は2年ぶりに執り行うこととなり、役員さんが事前の打ち合わせでお越しになりました。

IMG_6943

恒例により、池さらいの終わった清水の湧く水神池と少し離れた隧道(ずいどう)の2箇所の祭場において、懇(ねんご)ろに水神祭をお仕えしました。

また、本年は池の脇に生える、別称を犬楠(いぬぐす)という御神木の大きな椨(たぶのき)の枝下ろしにあたり、伐木安全の祈願祭も執り行いました。

IMG_6947

今夏は大雨による災害が各地で起きていますが、水の涸(か)れることなく、溢(あふ)れることなく、恵みがもたらされるよう心一つに願いました。

家内安全 家業繁栄

2021年7月12日 月曜日

農業を営むお宅で邸内祠(ていないし)の新造にあたり、遷座祭(せんざさい)をお仕えしました。

IMG_6942

以前の社(やしろ)は木造でしたが、長い年月で朽ち果て、家主(やぬし)さんにとって大きな懸案(けんあん)事項でした。

建て替えにあたり、方位や向き、祭儀の事など種々ご相談した上で、石材店さんと相談を重ねて台座付きの立派なお稲荷さまが無事に竣功しました。

IMG_6938

今後ともお稲荷さまのご加護のもと、家内の安全、家業の繁栄がもたらされますようお祈り申し上げました。

神棚に関する様々な相談

2021年7月10日 土曜日

久しぶりのお天道さまでしたが、気温が30度を超える真夏日となり、マスク生活による熱中症にも注意が必要です。

兼務社の祭事や出張祭典から戻ると、着替えが必要なくらいの汗でびっしょりとなります。

692

さて、本日は新たな事業を開始された社屋において、神棚奉斎(かみだなほうさい)の神事を執り行いました。

予(かね)てより神棚をまつる方位や場所、向き等のご相談を重ねてまいりましたが、晴れて今日の日を迎えることが出来ました。

代表者の安全を祈る気持ちにお応えするよう、社業の安全と発展の祈りを込めました。

3å®®

神社では、神棚に関する様々なご相談に応じるとともに、住宅事情や環境に適した様々な種類や大きさの神棚をお勧めしています。

また、神棚や神具のみならず、棚板や雲板の設置相談も承っています。

神棚奉斎

2021年7月2日 金曜日

当地では大雨が続いていますが、沖縄では梅雨明けを迎えたようです。

大雨や豪雨も「篠突く雨」(しのつくあめ;篠竹で刺すように激しく降る雨)、「傾盆大雨」(けいぼんのたいう;バケツをひっくり返したような大雨)などと表現すると、多生は心も和む気がします。

しかしながら、このような気象で参拝者の少ない一日となり、予定されていた地鎮祭も延期となっています。

IMG_6847

さて、予(かね)てから相談をしていたお宅で、神棚奉斎(かみだなほうさい)の祭儀をお仕えしました。

大工さんに依頼をして、神事の時間までに棚板や雲板を設置して頂き、清々しく厳かに臨むことが出来ました。

不思議なもので、式の間は雨が静かになり、神棚に鎮まった神さまの神威(しんい)がもたらされたようでした。

雨の大安吉日

2021年6月16日 水曜日

昨日は、中・平塚・伊勢原連合神社総代会理事会が平塚八幡宮において開催されました。

来る7月16日に行われる第49回総会(平塚市中央公民館)に向けて、役員改選を含む諸議案が審議されました。

また、当日は退任される17名の役員表彰、規定に基づく4項目50名の表彰が予定されています。

更には、秋に計画されている参拝旅行の日程や内容、来春の研修会についての協議がありました。

IMG_6607

さて、本日は大安吉日、早朝から工場の安全祈願で関係者がお参りになりました。

また、出張祭典では、地鎮祭や土地のお祓い、家の建て替えに伴う神棚祭等のご奉仕がありました。

昨今、近隣でもドラッグストアの店舗が増加傾向にありますが、兼務社の氏子地域において新築工事の地鎮祭をお仕えしました。

梅雨の最中とあって、時折雨の降る時間帯もありましたが、予定通り無事に熟(こな)すことが出来ました。