2020年4月 のアーカイブ

御譲位から一年

2020年4月30日 木曜日

光格天皇以来202年ぶりとなる御譲位(ごじょうい)を目前にして、雨の中「天皇陛下御譲位御安泰祈願祭」をお仕えしてからちょうど一年となりました。

上皇上皇后両陛下(じょうこうじょうこうごうりょうへいか)には、この度の感染症拡大に御心を痛められ、職員の健康を気遣われつつ、外出をお控えになり静かにお過ごしであるとのニュース報道がありました。

昨年は平成最後の日にあたり、大晦日(おおみそか)のように多くの参拝があり、御朱印に追われる一日でもありました。

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新緑の美しい季節を迎えていますが、とても静かな境内です。

櫟 (いちい)

櫟 (いちい)

さて、皐月(さつき)の予定です。

既にお知らせしていますが、相模國府祭(さがみこうのまち:神奈川県指定無形民俗文化財)は祭典のみで、國府(大磯)への神輿渡御(みこしとぎょ)や諸々の神事は中止、第33回まが玉祭も中止となっています。

1日(金)月次祭(つきなみさい)、4日(月)総代奉仕(相模國府祭準備)、5日(火)相模國府祭臨時祭、10日(日)真田神社(平塚市真田)月次祭、15日(金)月次祭

春の最後の例祭

2020年4月29日 水曜日

昭和の日(昭和天皇御誕生日)の今日、今月に入り15社目、春の最後の例祭(れいさい)で日月神社(伊勢原市沼目)へ赴(おもむ)きました。

責任役員3名が拝殿(はいでん)に、元役員2名が境内(けいだい)に並び、粛々(しゅくしゅく)と例祭式を執り行いました。

拝殿より

拝殿より

行楽日和(こうらくびより)の中、とても寂しい大祭でしたが、氏子中(うじこじゅう)の安全の願いを鳥居の内で祈りました。

早めの対応

2020年4月26日 日曜日

伊勢の神宮で毎年6月に開催されている評議員会が中止となりましたが、神宮でも参拝時間の短縮、御垣内(みかきうち)参拝や御祈祷の停止、御朱印の書置き対応等、全国の神社同様の措置が取られているようです。

秋には所管神社の神宮参拝を計画する予定でしたが、現状では判断が難しい状況です。

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例年の事ですが、神棚に奉斎(ほうさい)する神宮大麻について、支部内(大磯町・二宮町・平塚市・伊勢原市・秦野市)神社の申込体数をまとめる時期を迎えています。

神社で頒布(はんぷ)する御神札(おふだ)や御守(おまもり)の奉製所(ほうせいじょ)も休業を余儀なくされ、来年の正月の事は想像しがたいところですが、早めの対応が必要となりそうです。

慎みと精進

2020年4月25日 土曜日

止むなく休業せざるを得ない人たち、あるいは必要不可欠な物資のために必死で働く人たち、また医療現場の最前線で向き合う関係者等、現代社会をこれほどまでに蝕(むしば)む疫病(えきびょう)との闘いは、依然として見通しの立たないまま混沌(こんとん)として予断を許さない状況です。

罹患(りかん)した人たちの早期快復と一日も早い終熄(しゅうそく)を願い、鳥居の内から祈り続けます。

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今日も散歩や適度な運動のため、また真摯(しんし)な祈りを捧げるためお参りになる方々がいらっしゃいました。

一方で、駐車場に車を止めて山歩きをする人たちの姿も見られることから、第二駐車場(神社向かって左)はしばらく閉めさせて頂くことにしました。

特に、大型連休中の行動は今後の盛衰の鍵を握ることから、ともに慎(つつし)みつつ怠(おこた)ることなく精進(しょうじん)を重ねる時と心得ます。

慎みて怠ること莫(なか) 『 古語拾遺 』

神棚拝詞

2020年4月23日 木曜日

生活も仕事も学校も大変な日々が続いていますが、相互扶助(そうごふじょ)で支え合い、この国難を乗り越えたいものです。

天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の石屋戸(あまのいわやと)に籠(こも)り、世の中が闇(やみ:病み)となった時、八百万神(やおよろずのかみ)が集い、相談をしてそれぞれの役割を果たした(祭りを行う)ことで、元の明るい社会に戻ることができました。

知恵を寄せ、各自が役割を担い、細心の注意を払い、自重と思いやりのある行動をとることで、神さまのご加護がもたらされることでしょう。

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御神前の賽銭箱(さいせんばこ)の横に、「神棚拝詞」(かみだなはいし)の例文を置かせて頂きました。

家庭や勤務先の神棚に手を合わせて心を鎮め、言霊(ことだま)の力で、元の明るい暮らしに立ち返るよう ともに祈りたいと思います。

中止や縮小、臨時の例祭

2020年4月22日 水曜日

暖かな日差しに包まれて、風もなく穏やかな天候で、神輿(みこし)や山車(だし)、太鼓に神楽(かぐら)、露店(ろてん)等、中止なのがもったいないと感じるような朝を迎えました。

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定刻、宮司以下祭員、責任役員・総代、氏子・崇敬者代表が参集殿前に列立(れつりゅう)し、手水(てみず)の儀に続き、消毒液で手指の消毒を行い、マスク着用のまま社殿へと進みました。

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今年は様々なものが中止や縮小、臨時になりましたが、儀式の所役(しょやく)も鉄棒(かなぼう)、本庁幣(ほんちょうへい)・氏子幣(うじこへい)の入った唐櫃(からひつ)担ぎなどを総代が担って行いました。

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社殿内は換気を十分に確保し、お互いに2メートルの間隔を置いて着床(ちゃくしょう)しました。

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祭典は例年の半分ぐらいの時間でしたが、粛々と祈りが捧げられました。

例祭前日の準備

2020年4月21日 火曜日

雨も上がり、今日は例祭(れいさい)前日の準備です。

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例年であれば夜宮(よみや=宵宮)がありますが、今年は明日の例祭式のみとなります。

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それでも朝から草刈りや注連縄(しめなわ)張り、縄綯(なわな)い、奉納板設営等、総代さんによるご奉仕が行われました。

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明日は神々に天下泰平と五穀豊穣、悪疫退散(あくえきたいさん)を祈ります。

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眺望板設置工事

2020年4月19日 日曜日

朝から清々しい青空が広がり、日差しもたっぷり注いで気温が20度を超えました。

境内の八重桜は満開となっています。

新型肺炎の影響で巣ごもり生活が続いていますが、今日はウオーキングを兼ねた夫婦連れの参拝者が多く見られました。

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さて、旧宮山の元宮(もとみや)に、眺望板(ちょうぼうばん)と腰掛けを設置する工事が行われました。

乾くまでしばらく固定が必要ですが、例祭日(4月22日)にはご利用が可能となりそうです。

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今日は三浦半島や房総半島がよく望めました。

雨儀

2020年4月18日 土曜日

本日は市内を含め近隣市に大雨・洪水警報等が発表されましたが、横なぐりの雨の中、御幣(ごへい)や紙垂(しで)、装束(しょうぞく)類を濡らさぬよう車に積込み、兼務社の例祭に出掛けました。

北金目神社

北金目神社

北金目神社(平塚市北金目)に続き、神明社(伊勢原市上平間)において例祭式を執り行いました。

また、雨儀(うぎ)のため神明社では拝殿から慰霊碑(いれいひ)に向かって、地区戦歿者慰霊祭をお仕えしました。

今日も地区の氏神さま、そして英霊(えいれい)に、悪疫からのご加護を祈りました。

慰霊碑(神明社境内)

慰霊碑(神明社境内)

臨時祭の斎行

2020年4月17日 金曜日

本日発行のタウンニュースに、相模國府祭(さがみこうのまち:5月5日 神奈川県指定無形民俗文化財)の中止記事が掲載されました。

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総社を除く五社では、一部関係者のみで臨時祭(中祭)を執り行い、中止の旨を奉告(ほうこく)するとともに、新型コロナウイルス感染症による災禍(さいか)が一日も早く鎮まるよう祈願します。

相模國府祭 斎主用装束

相模國府祭 斎主装束