2017年9月 のアーカイブ

神無月の予定

2017年9月30日 土曜日

先週に続いて、今日は市内の小学校3校で秋の運動会が開催されました。

長月も今日でお仕舞いとなり、祭儀で装う装束(しょうぞく)も更衣(ころもがえ)の準備です。

栗原の秋桜

栗原の秋桜

さて、神無月の予定です。

1日(日)月次祭(つきなみさい)、八剱神社(平塚市上吉沢)例祭、5日(木)神奈川県神社庁例祭、6日(金)相模式内社の会総会、8日(日)五霊神社(伊勢原市上粕屋)例祭、南金目神社・神明社・御嶽神社(平塚市南金目)例祭、真田神社(平塚市真田)月次祭、9日(月)日月神社境内社・疫神社(伊勢原市沼目)例祭並びに地区戦歿者慰霊祭、相模国府祭類社打ち合わせ、12日(木)三ノ宮・栗原老盛会清掃奉仕、15日(日)月次祭、中・平塚・伊勢原連合神社総代会理事会、17日(火)榊会役員会、18日(水)比々多地区老人クラブ連合会健康祈願祭、21日(土)総代奉仕(祭典準備)、22日(日)正祭・地区戦歿者慰霊祭・鎮魂太鼓奉納、骨董蚤の市(比々多観光振興会)、26日(木)第75回榊会正式参拝、27日(金)神奈川県神社庁協議員会、菊華会小屋立て、29日(日)天皇陛下御即位三十年奉祝記念相模国府祭実行委員会

御神田の古代米

御神田の古代米

市内最大のイベント「伊勢原観光道灌まつり」(14日・15日)が開催されますが、神社下の御神田(神奈川県神道青年会)では、14日(土)に抜穗祭・稲刈事業が行われます。

例祭式に参列

2017年9月28日 木曜日

本日は「相模国府祭」「相模式内社の会」でもご一緒の前鳥神社例祭にあたり、例祭式に禰宜が代理参列しました。

当社でも例祭式では海の幸、山の幸である神饌(しんせん)や神社本庁 からの本庁幣(ほんちょうへい)を御神前に奉(たてまつ)りますが、氏子代表による氏子幣や崇敬会による崇敬者幣をお供えするとともに、氏子・崇敬者のご奉仕による雅楽(ががく)の奏楽(そうがく)、巫女(みこ)による浦安の舞(うらやすのまい)奉奏(ほうそう)、神徳奉賛歌(しんとくほうさんか)の合唱を始め、総代による役割分担が祭礼全般にわたり徹底していて、例年のことながら関心を寄せて拝見し、とても勉強になりました。

また、式後の直会(なおらい)では敬神婦人会による手作り料理が振る舞われました。

神輿の渡御

神輿の渡御

相模中連合支部(大磯町・二宮町・平塚市・伊勢原市・秦野市)管内でも六所神社(3日)、伊勢原大神宮(18日)と例祭が続きましたが、鶴岡八幡宮(15日)、寒川神社(20日)と各社大祭への参列が多い月でもありました。

今月も残り2日ですが、当社でも秋の祭事から年末年始の諸行事に向けて、様々な支度を徐々に進めています。

涸るることなく

2017年9月27日 水曜日

現在、伊勢原市内では新東名高速道路やその他幹線道路の建設、周辺道路の改良事業など、かつてない大規模な工事が進められています。

一方で、県内屈指と言われる埋蔵文化財の調査事業も広範囲で実施されています。

今日は新東名高速道路の建設事業の内、高取山トンネル掘削(くっさく)工事にあたり、建設関係者が来社しました。

数年前から、工事に伴う安全祈願祭に出向いたり、正月に安全祈願の祈祷をお受けしていますが、今回は工事による水涸(みずが)れや減水の可能性についての説明と相談でした。

土工(どこう)区間は神社から離れていますが、当社の飛地(とびち)境内地が栗原(くりばら)の山林にあり、その沢山(さわやま)にある「三段の滝」において、酒祭(さかまつり)のお水取り神事を毎年行っています。

沢山の三段の滝

沢山の三段の滝

山岳のトンネル掘削では、地下水が岩盤の亀裂に含まれていることから、平地と異なり水脈を正確に把握することが難しいようで、リニア中央新幹線の工事によって河川が枯渇(こかつ)したという事例もあるようです。

長い時間を掛けて湧き出た水が栗原川となり、遠い昔から自然環境の保全に大きく寄与し、農業用水としても地域人々の暮らしを支えてきました。

今年の酒祭(11月8日)には影響はなさそうですが、来夏には三段の滝からほど近い(距離:約200メートル・深さ:40メートル下)場所まで工事が及ぶようです。

酒祭は蔵元・卸・酒販店の関係者が参列し、新酒の醸造安全を願うものですが、豊かな水の恵みがあればこそです。

沢山の水神さま

沢山の水神さま

かつて、旱(ひでり)が続いた折に、当社に伝わる御神宝(ごしんぽう)「うずらみか」(県重文指定)に御神水(ごしんすい)を汲(く)み、祈雨(きう)祈願をしたことが『新編相模風土記稿』(しんぺんさがみふどきこう)という官撰地誌(かんせんちし)に記されています。

今年は沢山の水神さまに、水涸れのないことを只管(ひたすら)に祈るばかりです。

エイ・エイ・エーイ

2017年9月26日 火曜日

「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、彼岸明けの今日は28度まで気温が上がり、地鎮祭(じちんさい)奉仕を終えると、汗びっしょりとなるほど、残暑の一日でした。

お宮の境内では、初宮詣りの元気な赤ちゃんに負けぬほど、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシが鳴いていました。

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さて、平日は御祈願や出張祭典の申込み、様々な相談などの電話がありますが、上棟祭(じょうとうさい)についての問合せが入りました。

上棟祭は「むねあげのまつり」ともいい、建物を新築して棟木(むなぎ)を上げるにあたり、家屋の守護神(しゅごしん)及び工匠(こうしょう)の神さまをお祭りして新家(にいや、あらや、しんけ、しんや:新屋)に禍(わざわい)無く、平安であることを祈念する祭儀です。

本義では幣束(へいそく)、弓矢を飾り立て、屋上・屋下(おくじょう・おくか)の両所に祭場を設け、「曳綱の儀」(ひきつなのぎ)、「槌打の儀」(つちうちのぎ)、「散餅銭の儀」(さんぺいせんのぎ)という3つの儀式を眼目(がんもく)としますが、略儀では庭上(ていじょう)のみで行い、前述の3儀を執り行わず、代わりに棟木を切麻(きりぬさ)で祓い清めます。

上棟祭は工匠家の仕来(しきた)りを大切にしますが、当社では棟木に晒(さら)しを結び、棟梁(とうりょう)・家主(やぬし)等により、〝 永遠に永久に 〟との意をこめて「エイ・エイ・エーイ」と唱えて棟上げの所作(しょさ)を執り行っています。

本義の槌打の儀では、工匠が幣(へい)を振って「千歳棟」(せんざいとう)「万歳棟」(ばんざいとう)「永永棟」(えいえいとう)と3度唱え、その度に棟木を槌で打ちます。

ありがたい反応

2017年9月25日 月曜日

昨日は市内の小学校2校で秋の大運動会が開催されましたが、今週末も3校で行われる予定です。

10月の暦には「家族そろっての体力づくり」「スポーツ祭典に参加」といった事が、家事の覧に記されているものがありますが、体育の日(今年は10月9日)を中心に、健康な心身を養いたいものです。

兼務社の御朱印

兼務社の御朱印

さて、先週末は御朱印受付(参集殿入口)において、兼務社の御朱印案内を掲示したところ、「地域の神社をあらためて知る機会になった」「普段通る神社なので」など、参拝者の方のありがたい反応がありました。

所管の神社では年間を通して祭事のご奉仕はしていますが、参拝者の生の声をお聞きできるのは貴重な事です。

毎年あらたまる

2017年9月24日 日曜日

毎年、暮れになると新年の準備を進めますが、家庭の神棚におまつりする御神札(おふだ)の支度も始まっています。

伊勢の神宮では、内宮神楽殿(ないくうかぐらでん)において9月17日(日)に大麻暦頒布始祭(たいまれきはんぷはじめさい)が斎行(さいこう)されました。

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これにより、新年の「神宮大麻」と「神宮暦」が神宮大宮司(じんぐうだいぐうじ)より神社本庁統理(とうり)に授けられ、続いて各都道府県の神社庁長に伝えられました。

神奈川県神社庁では、来る10月5日に例祭並びに神宮大麻暦頒布奉告祭を執り行います。

その後、県内10支部を通して各社に届けられ、氏子・崇敬者(すうけいしゃ)の各家庭に頒布(はんぷ)されます。

神宮大麻に関する広報物

神宮大麻に関する広報物

お伊勢さんと氏神さまの御神札を神棚におまつりすることで、新たな御神威(ごしんい)を賜り、心もあらたまるものです。

また、日本人の心の内に伝わる〝 誠 〟(真)や〝 清く明るい心 〟も育まれるといえます。

家庭や職場で日々安らぎを得て、心豊かに清らかな一年を過ごすためにも家庭のまつりは大切です。

簡易神棚

簡易神棚

神棚は南または東向きの明るい場所で、目線よりも高い位置に設けます。

社殿の形をした三社造(さんしゃづくり)や一社造の宮型(みやがた)は、現在は神具店やホームセンター、インターネット等で求められますが、当社でも様々な大きさや形の神棚はもちろんのこと、住宅状況に合わせた壁掛け式等の簡易なものもございますのでお気軽にご相談ください。

萩の餅

2017年9月23日 土曜日

今日は宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)の皇霊殿(こうれいでん)において、御先祖祭にあたる「秋季皇霊祭」(しゅうきこうれいさい)が、神殿(しんでん)では神恩感謝(しんおんかんしゃ)の秋季神殿祭が執り行われる「秋分の日」です。

前後3日間を合わせた彼岸(ひがん)の最中で、祝日法には「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と記されています。

萩の餅(おはぎ)をこしらえてご先祖さまにお供えしたり、近所にお裾分けするといった良き風習は残したいものです。

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以前は彼岸の最中は静かなものでしたが、祝日の大安ということもあり、午前中は総出で地鎮祭奉仕となりました。

境内では金木犀(きんもくせい)が強い香りを放っていますが、初宮参りや交通安全等の御祈願、御朱印巡りの人たちもその芳しさに気付いたのではないでしょうか。

金木犀

金木犀

七五三詣りについて

2017年9月22日 金曜日

昨晩は「天皇陛下御即位三十年奉祝記念相模国府祭」に向けて、参集殿において第2回目となる準備会合を開き、「比々多神社大神輿渡御実行委員会」として会議を進めました。

当社としては24年ぶりの大神輿渡御となることから諸課題もありますが、氏子の皆さんの協力を得て立派な祭事にするべく準備を進めています。

来月初旬には大磯の現地確認、そして下旬には相模国府祭の六社で実行委員会を開催する予定です。

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さて、社会背景や商業戦略などにより分散化が著しい七五三詣りですが、本来であれば11月15日に晴れ着で着飾り、これまでの感謝と今後の健やかな成長を神さまにお祈りするものです。

古い習わしによれば、男女3歳の髪置(かみおき)、男子5歳の袴着(はかまぎ)、女子7歳の帯解(おびとき)のお祝いとして行われてきました。

〝 七つまでは神の子 〟といわれるように、一人前の人格として認められるための大切な儀式であり、私たち日本人が先祖から受け継いできた人生儀礼(通過儀礼)の一つです。

現在では数え年よりも満年齢で行うことが多くなっていますが、地域の風習や家の考えを大切にすることも重要です。

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彼岸が明けると境内で晴着姿を目にすることが多くなってきそうです。

収穫

2017年9月21日 木曜日

10月22日(日)に執り行う「正祭」「比々多地区地区戦歿者慰霊祭並びに鎮魂奉納太鼓」(自治会連合会との共催)「骨董蚤の市」(比々多観光振興会主催)について、今日は地区内へ回覧する準備にあたりました。

昨日彼岸入りを迎えましたが、平日でも御朱印巡りでお参りになる方はあり、本日から所管神社の御朱印もお受けする準備を整えました。

兼務社は地域の総代さんが管理していますが、場所によっては駐車が困難なところもあり、付近の方のご迷惑にならないようご配慮の上お参り下さい。

御参拝後、当社にて御朱印を承ります。

献穀米

献穀米

さて、例年より少し早いでしょうか、篤志者の方が新米を御神前に奉納されました。

神社下の御神田(神奈川県神道青年会)では、10月14日(土)に青少年育成事業として稲刈体験が予定されています。

また、その一部を地元小学校の5年生が授業で稲刈体験することになっています。

彼岸が明けると、近隣の農家では収穫のための忙しい週末が続きそうです。

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四方山話

2017年9月20日 水曜日

昨日は、成瀬公民館の歴史文化講座の御一行(25名)が、健康と家内安全を期してお参りになりました。

昇殿参拝後、御祭神や社殿建築、御神宝について説明させて頂き、神輿殿を御覧になり、祭りの伝統やその特徴についてお話しました。

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また、併設の三之宮郷土博物館をゆっくりと見学して頂き、参集殿では神社や神道に関する四方山話を致しました。

知っているようで知らない地域の伝統や文化、その魅力の一端を感じ取ってもらえたのではないでしょうか。

ようこそお参り下さいました

ようこそお参り下さいました