午後10時半、巫女奉仕者の正式参拝を執り行いました。
巫女さんは神さまと参拝者の橋渡し役、清らかな澄んだ心で奉仕につとめて欲しいと願うばかりです。
清々しい一年の始まり、重要な役割を担っています。
先週は川崎大師、昨日は成田山で、納め札のお焚き上げ行事が行われ、報道で取り上げられていました。
当社では、新年1月14日(水)午後3時から「古札焼納祭・どんど焼き」を執り行います。
守札類は社殿向かって左側の古札納所に、ビニール付の御守類は分別のうえ、感謝の真心を以て納めてください。
尚、神棚は別途初穂料を申し受けますので、社務所にお申し込みください。
さて、今年最後の戌の日、安産祈願の祈祷や安産守をもとめてお参りされる方がありました。
新年準備のため、絵馬掛けの多くの祈願絵馬は外してしまいましたが、神さまはしっかりと聞し召して、お守りくださると思います。
今日も神棚の御神札を受ける人たちが終日続きました。
今日は〝二重苦〟(29日)、明後日は一夜飾りとなることから、近隣では神棚のおまつりを明日(30日)にされるご家庭が多いようです。
神棚まつりについての問い合わせはお気軽にお寄せください。
e-mail hibita@athena.ocn.ne.jp 0463-95-3237
日めくりも残り3枚となりましたが、今日は初宮参りや成人式などの人生儀礼、交通安全や会社の祈願祭など、今年最後の大安の日曜日は賑わいました。
朝一番に、ご神前の鈴緒や鐘楼(しょうろう)の鐘突きの掛緒(かけお)を新しいものに取り替えました。
御礼の挨拶回りをしましたが、農家のお宅では餅つきを行ったところも多く、注連飾りも手作りのものが準備されていました。
境内でも青々とした新しい幟竿(のぼりざお)やおみくじ結所、手水舎(てみずや)の柄杓(ひしゃく)掛けなど、新年を迎える雰囲気を感じてもらえると思います。
年の瀬が迫って来ましたが、官庁御用納めの本日、仕事納めの企業の厄災消除祈願際が社頭祈願と出張祭儀でありました。
年内の内に様々な災禍を祓い除(の)けて、清々しい気持ちで新年を迎えようという心の表れです。
また、年末になって個人の厄除祈願についての問い合わせもあります。
厄年の年齢(数え年)は、一般的に男性25歳、42歳、61歳、女性19歳、33歳、37歳が本厄で、その前・後が前厄・後厄といわれています。
42歳は〝 しに 〟33歳は〝 さんざん 〟という語呂(ごろ)から大厄とされます。
古来、日本人は迷信として軽視することなく、人生の転換期に達したことを認知して、更なる飛躍がもたらされることを願い、慎みの中にも精進を重ねて、生成発展を続けてきました。
この節目にあたり、神さまのご神意(しんい)をいただいて、それぞれの本業に精励し、「浄明正直」(清く明るく正しく直く)生きるための蘇りの機会にして欲しいと思います。
今日12月23日は天皇誕生日です。
国民一人一人に誕生日があるように、天皇陛下には81回目のお誕生日を迎えられました。
皇居の一般参賀には、28,933人もの人たちが訪れたようですが、国民斉(ひと)しくお祝い申し上げるとともに、皇室のご安泰を願うばかりです。
世界にはイギリス、オランダ、ベルギー、スペイン、カナダ、ジャマイカ、トンガ、モロッコ、サウジアラビア、クエート、タイ、マレーシア、カンボジア・・・など、多くの君主国が存在しますが、憲法という法規によって制約される立憲君主国の中では最も人口が多く、さらに血統で見れば世界最古の歴史をもつのが日本の皇室です。
また、求心力や統合力、持続力や安定性といった点において、世界に類を見ないほど優れていることは明白です。
傘寿(さんじゅ)を期に、ご活動の軽減が検討されていますが、「国事行為」「公的行為」「その他の行為」を、国民の見えないところで粛々とこなされています。
皇室にとって最も大切である「宮中祭祀」は〝 私的行為 〟とされます。
「国安かれ、民安かれ」の祈りは、日本の長い歴史とともに連綿と続くもので、私たち日本人はそのことに気づく一日であって欲しいと思うところです。
本日は二十四節気の「冬至」(とうじ)です。
当地では管内の定点あたりの報告数が警報レベルを上回り、インフルエンザの警報が発令されました。
冬至南瓜(とうじかぼちゃ)を食し、柚子湯に入って万病予防を願うところです。
さて、今日は昼間が最も短く、明日から陽が長くなることから陰の極みから太陽の力の復活、蘇(よみがえ)りを願う「一陽来復」(いちようらいふく)です。そして平年の冬至とは異なり、旧暦11月1日と重なる「朔旦冬至」(さくたんとうじ)にあたります。
旧暦の1日(朔日)は「朔」(さく)、つまり新月であり、月の蘇りの日でもあります。この〝 日と月の復活 〟が重なるのが19年に一度(正確には19年7ヶ月・次回は38年後)であり、古来から吉日とされ〝 瑞祥 〟(ずいしょう=めでたいしるし)として、古く宮廷では宴が開かれたそうです。
伊勢の神宮では、20年に一度の式年遷宮が1300年にわたって斎行されていますが、この造り替えには諸説あり、「尊厳保持説」「世代技術伝承説」「時代生命更新説」とともに、この暦法(れきほう)にいう朔旦冬至が「原点回帰説」といわれています。
天照大神(あまてらすおおみかみ)の復活で、世の中が明るく平穏な生活に戻った天岩戸神話(あまのいわとしんわ)と重ね合わせても、私たち日本人の根幹思想といえます。