2012年11月 のアーカイブ

師走の予定

2012年11月30日 金曜日

本日で霜月もお仕舞いとなり、いよいよ師走を迎えます。

忘年会などで外に出る機会も増えると思いますが、体調管理に注意しながら、充実した一年の締めくくりとなるようお祈り申し上げます。

衆議院選挙も4日公示、16日投開票となりますが、各候補者の訴えが有権者に届き、良き結果がもたらされることを願うところです。

県神社庁 12月のポスター

県神社庁 12月のポスター

さて、12月の予定ですが、1日(土)月次祭、3日(月)神社庁相模中連合支部忘年会、13日(木)煤祓(すすはらい)、15日(土)月次祭、20日(木)年越大祓、23日(日)巫女面談説明会、30日(日)総代奉仕正月準備となっています。

また、兼務社では1日(土)十二柱神社(伊勢原市田中)・御嶽神社(伊勢原市池端)新穀勤労感謝祭、神宮大麻頒布式、大祓、2日(日)八剱神社(平塚市上吉沢)・八坂神社(平塚市入野)新穀勤労感謝祭、神宮大麻頒布式、8日(土)神明社(伊勢原市白根)・南金目神社(平塚市南金目)新穀勤労感謝祭、神宮大麻頒布式、9日(日)真田神社(平塚市真田)・日月神社(伊勢原市沼目)新穀勤労感謝祭、神宮大麻頒布式、15日(土)熊野神社(平塚市千須谷)新穀勤労感謝祭、16日(日)神明社(伊勢原市上平間)新穀勤労感謝祭、神宮大麻頒布式、大祓、23日(日)落幡神社(秦野市鶴巻)忘年会となっています。

東日本大震災パネル展 2/12 ・ 13

東日本大震災パネル展 2/12 ・ 13

安産祈願の吉日「戌の日」は、3日(月)、15日(土)、27日(木)です。

神前結婚式の予定もありますので、各種ご祈祷については、電話(0463-95-3237)でお確かめください。

神社庁神職大会

2012年11月30日 金曜日

昨日、第11回神奈川県神社庁神職大会が箱根湯本・吉池旅館において開催され、県内の神職130名が参加いたしました。

開会儀礼では、吉田茂穂神社庁長(鶴岡八幡宮宮司)のご挨拶の後、大会テーマ「『十二の指針』の具現化に向けて~情報社会と神社~」について、担当の石川正人事業委員長(師岡熊野神社宮司)から説明があり、國學院大學・石井研士教授(神社本庁教学委員)による「インターネットと神社神道」と題した基調講演に入りました。

各家庭や企業でのインターネット普及率と併せ、県内神社における広報媒体の状況報告やホームページの開設状況、尊厳や信仰を守る上でのヴァーチャル参拝や通信祈願、神符守札(しんぷしゅさつ)のネット上の頒布などの危険性を学生へのアンケート結果をもとに解説されました。また、広く公のために存在する氏神さまにとって、情報化の意義について一考する機会となりました。

神職大会の会場

神職大会の会場

共同討議では、佐野和史氏(瀬戸神社宮司・神社本庁教学委員)がコーディネーターとなり、石井研士氏がコメンテーター、神社庁広報委員と木田孝朋氏(神社本庁祭務部長)、不肖、禰宜がパネリストとして発表をいたしました。

広報委員による発表では、業務の電子化や神社庁ホームページの活用について、画像を用いて具体的な説明がなされました。

また、木田氏は神社本庁の立場で、「神符守札のお取り扱いとインターネットに関わる神社の尊厳護持」について、過去の通達や通知、事例を挙げて報告され、十分なる注意を促されました。

私は「奉仕神社の教化活動へのインターネット活用について」と題して、公式サイトやブログ、ツイッターフェイスブックなどの活用についてお話をさせていただきました。

伝統と歴史ある神社の尊厳や静謐さ、信仰を大切にしながら、今後とも地域に親しみのある神社のあり方、神職としてのつとめに従事していきたいと思います。

禱る

2012年11月28日 水曜日

今日も落ち葉は止まりません。境内清掃に2時間を費やし、御蔭様で体も温まりました。

紅葉の後方、欅(けやき)の葉っぱももう少し

手水舎横の紅葉

本日、第34回世界連邦平和促進全国宗教者・信仰者鎌倉大会が、「歴史に学ぶ」-先人の叡智を未来につなぐ-という大会テーマのもと、鶴岡八幡宮において開催されました。

県内からも神職が多数参加、当社からは権禰宜が1名出席いたしました。

震災からの復興には、宗教・宗派を超えた〝祈り〟が大切であり、私たちの使命の一つがそこにあります。

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「祈る・禱る」を辞書(広辞苑)で調べると、イは斎、神聖の意。ノルは告るの意。

①神や仏の名を呼び、幸いを請(こ)い願う。祈願する。

②心から望む。希望する。念ずる。

・・・などとあります。

神社では、「祈り」というと、祈祷や祈願、祈念などの言葉が出てきますが、広義では「祭り」そのものをいいます。

2月17日に「祈年祭」(きねんさい・としごいのまつり)という五穀豊穣を祈るおまつりを斎行いたしますが、年(とし)は穀物をいい、天神地祇(あまつかみくにつかみに)に祈ります。

天(あめ)に坐(ま)す神、地(つち)に坐す神を祈禱(いの)り奉(まつ)り

『続日本紀』宣命(せんみょう)

選挙事務所開き

2012年11月27日 火曜日

昨日の冷たい雨が上がり、青空が広がる冬日和のとても穏やかな一日となりました。

本日は選挙事務所開きの神事があり、厚木市の宮司さんと一緒に禰宜が奉仕させていただきました。

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祭事なのでテレビカメラが入るのは抵抗感がありますが、祈りを込めてまことの心でおつとめいたしました。

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候補者はもとより、支える皆さまの益々のご奮闘、良き成果が導き出されますようお祈り申し上げます。

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お正月の巫女奉仕

2012年11月26日 月曜日

今日は生憎の空模様で、終日雨が降り続いています。

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一月程の間、目を楽しませ、心を和ませてくれた菊の展示が終わりました。菊華会の皆さんが雨にもかかわらず、撤収作業を行いました。

後日、ご神前で解散式を執り行います。

さて、今日はお正月の支度で、ご神前(賽銭箱前)に掛かる鈴緒(すずお)を撚(よ)り合わせる作業を室内で行いました。

新たな気持ちで新年を迎えていただくために、気持ちもこもります。

また、お正月に巫女としてご奉仕をいただく皆さんへの、面談説明会の発送準備をいたしました。

当社では、近隣の高校生や大学生が殆どですが、何度かおつとめをいただいた経験者と新しい方が丁度良く重なり合って、毎年ご奉仕いただいています。

sanpai 3面談説明会では、普段の生活や学校では学ぶことのできない、躾(しつけ)や礼作法などについての勉強もあり、経験した人たちにとってはとても良い機会となると思います。

紅葉も見頃

2012年11月25日 日曜日

今朝は一段と冷え込みが厳しくなりました。今年の冬は寒くなりそうです。

昨日の八幡神社(伊勢原市坪ノ内)に続き、今日は10時北金目神社(平塚市北金目)、2時落幡神社(秦野市鶴巻)と、所管神社において新穀勤労感謝祭(新嘗祭)並びに神宮大麻頒布式を斎行いたしました。

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周辺では本格的な蜜柑狩りの季節に入り、立ち寄ってお参りされる方や御朱印巡りの方の姿も目立ちました。

(*参拝者以外の無断駐車は固くお断りいたします

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終日七五三参りがありましたが、着物姿を目にするのもそろそろお仕舞いでしょうか。

境内でご覧いただいた比々多神社菊華会による菊の展示も本日限りで終了となります。

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お正月の準備も日増しに忙しくなってきそうです。

畏れと恵み

2012年11月24日 土曜日

朝のうちは予報と異なり雨が降りましたが、人が出てくる頃合いには上がりました。

終日、初宮・七五三などの家族連れのお参りがありましたが、「湘南ふじさわウオーキング協会」「江戸の歴史研究会」など、諸団体で境内は賑わいました。

ウオーキングの人で賑わう社頭

ウオーキングの人で賑わう社頭

お宮周辺の里山では、蜜柑が彩りを放っています。果樹組合の皆さんにとってはいよいよ繁忙期です。

鈴生りの蜜柑

鈴生りの蜜柑

今日は、早い時間帯の地鎮祭は雨儀となりましたが、「雨降って地固まる」「お清めの雨」「厳かな雰囲気となり」といった表現を、よく挨拶の中で用います。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

民間信仰では、氏神、産土神(うぶすながみ)、山の神、海の神、田の神、家の神、火の神、竈神(かまどがみ)、風の神など多くの諸神がありますが、農耕民族である私たちにとって、水神は重要な神さまの一つです。

井戸埋清祓

井戸埋清祓

水神は水田や用水堰(せき)、滝や井戸、泉や水汲(く)み場などにまつられていますが、井戸埋めの際には、神迎えして神事を執り行います。

水神の象徴として、河童(かっぱ)や蛇(へび)、竜(りゅう)などが上げられますが、害をもたらす畏(おそ)れと福をもたらす恵みとして、とらえることができます。

干支のかわらけ

干支のかわらけ

当社では、ご祈祷や出張祭儀の折りに、その年の干支(えと)のかわらけを授与していますが、辰もあと1ヶ月少々となりました。

明治天皇御製  器には したがひながら いはがねも とほすは水の 力なりけり

新穀勤労感謝祭

2012年11月23日 金曜日

本日は勤労感謝の日。

祝日法には「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とありますが、宮中では天皇陛下御自ら天神地祇に新穀をお供えし、親しくお召し上がりあそばされます。

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当社では、全国津々浦々の神社と同様、新穀勤労感謝祭(新嘗祭)を大祭式で斎行いたしました。

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生憎(あいにく)の雨模様となりましたが、責任役員、自治会長、総代が氏子の代表として参列されました。

白丁(はくちょう)には三ノ宮のご奉仕をいただきました。

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直会(なおらい)では、宮司が神社の御神寶(ごしんぽう)についてお話をいたしました。

「昔はこの日を迎えるまで古米を食べていました。11月23日になって初めて、普段は台所で食べている食事を神棚のある茶の間に移し、家族揃って手を合わせ、そして新米をいただいた」という、自治会長からのありがたい温かいお話がありました。

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直会後、年末年始のことについて総代会議を開きました。

本日は秋の実りに感謝するとともに、食の安全、食育にも関心をもつ機会にしたいものです。

衣食足りて礼節を知るといいますが、国民の3%にも満たない農家が食を支える現状、農家の高齢化と後継ぎの問題、TPPのことなど、農業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。

瑞穂(みずほ)の国の自給率が50%ぐらいまで引き上がるよう、食の安定を願うところでもあります。

感謝祭の準備

2012年11月22日 木曜日

本日は暦の上では二十四節気の一つ「小雪」。木々の葉が落ち、冷え込みが厳しくなる季節です。

インフルエンザの予防接種など、流感には十分に気をつけたい時期です。

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さて、明日の新穀勤労感謝祭(新嘗祭:大祭)に向けて、種々の準備を整えました。

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氏子崇敬者からの奉献米はもとより、篤農家からの心づくしの野菜や果物も沢山上がりました。

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午前10時の祭典時には、雨の予報が出ていますが、何とかずれて欲しいところです。

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雨を気に掛け、総代さんたちも前倒しで境内の〆張り奉仕をしてくださいました。

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神池ではカモが7個も卵を産みました。

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砥石

2012年11月22日 木曜日

本日、小学校6年生の授業の合間に、講師をつとめる門田氏・藤本氏が三之宮郷土博物館を訪れました。

両氏は地質学の調査研究をしていて、当館にある砥石に興味を抱いていました。

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この辺りでは、丹沢の「戸川砥」(とかわと)が天然の秦野産砥石として有名です。

砥石は刃物などを研ぎ磨く石ですが、その材質で荒砥(あらと)・中砥・仕上砥といいます。

当館収蔵の砥石

当館収蔵の砥石

『日本書紀』には、鏡作部(かがみつくりべ=鏡作りを世襲していた品部)の遠祖である天糠戸(あまのあらと)という神名が出ています。糠戸は荒砥のことです。

当館所蔵の石

当館所蔵 管玉の原石 

まが玉祭(5月第3土・日)では、教育委員会や歴史アドバイザーの協力を得て、まが玉づくり体験を実施していますが、遙か昔の人たちが研いで磨く技術を学ぶことができます。