朝のうちは予報と異なり雨が降りましたが、人が出てくる頃合いには上がりました。
終日、初宮・七五三などの家族連れのお参りがありましたが、「湘南ふじさわウオーキング協会」「江戸の歴史研究会」など、諸団体で境内は賑わいました。
お宮周辺の里山では、蜜柑が彩りを放っています。果樹組合の皆さんにとってはいよいよ繁忙期です。
今日は、早い時間帯の地鎮祭は雨儀となりましたが、「雨降って地固まる」「お清めの雨」「厳かな雰囲気となり」といった表現を、よく挨拶の中で用います。
民間信仰では、氏神、産土神(うぶすながみ)、山の神、海の神、田の神、家の神、火の神、竈神(かまどがみ)、風の神など多くの諸神がありますが、農耕民族である私たちにとって、水神は重要な神さまの一つです。
水神は水田や用水堰(せき)、滝や井戸、泉や水汲(く)み場などにまつられていますが、井戸埋めの際には、神迎えして神事を執り行います。
水神の象徴として、河童(かっぱ)や蛇(へび)、竜(りゅう)などが上げられますが、害をもたらす畏(おそ)れと福をもたらす恵みとして、とらえることができます。
当社では、ご祈祷や出張祭儀の折りに、その年の干支(えと)のかわらけを授与していますが、辰もあと1ヶ月少々となりました。
明治天皇御製 器には したがひながら いはがねも とほすは水の 力なりけり