2012年11月8日 のアーカイブ

御阿礼の神事 酒祭

2012年11月8日 木曜日

立冬を過ぎましたが、温かな陽射しの一日となりました。

本日は、酒造神である酒解神(さかとけのかみ)を称える「酒祭」(さかまつり)。

沢山での水神祭

沢山での水神祭

神社役員・総代は元より、蔵元・卸・酒販店の関係者が山に入り、お水取り神事を執り行いました。

お水取り

お水取り

沢山・三段の滝は、当社の飛地境内地で、マイナスイオンに包まれた清水の流れる地です。

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山から下りてお宮に戻り、支度を調えて酒祭を斎行いたしました。

境内祓所でのお清め

境内祓所でのお清め

神職全員が大祓詞(おおはらえことば)を奏上する中、神器「うずらみか」(県重文)が本殿から出御(しゅつぎょ)。

注連縄(しめなわ)を張り替え、真榊(まさかき)を四隅に立て、沢山から汲(く)み上げた御神水を関係者が柄杓(ひしゃく)で捧げました。

神饌 ( しんせん ; 神さまへのお供えもの )

神饌 ( しんせん ; 神さまへのお供えもの )

遥か奈良の御代、大酒解神(おおさかとけのかみ)・小酒解神(こさかとけのかみ)がおまつりされた1300年前に端を発する伝統行事ですが、毎年毎年、神さまがおでましになる御阿礼(みあれ=御生)の神事です。

祝詞奏上

祝詞奏上

新酒の醸造安全を願い、酒に関わる人たちの商売繁昌を祈念いたしました。

社殿から退下(たいげ)

社殿から退下(たいげ)

直会(なおらい)では、神人共食(しんじんきょうしょく)として御神前の御神酒(おみき)をいただき、恩頼(みたまのふゆ)を十分に賜りました。

直会の席

直会の席

帰りには、それぞれ御神水を持ち帰られました。

日毎朝夕の日供祭(にっくさい)にも、この御神水をお供えしています。

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