2010年4月 のアーカイブ

植樹

2010年4月30日 金曜日

今日は、神奈川県神社庁で会議があり、横浜まで出向きました。駐車場脇に、神奈川県神道青年会が記念植樹したウラジロハコヤナギが目にとまりました。

ウラジロハコヤナギの苗木

ウラジロハコヤナギの苗木

この木は柳筥(やないばこ)の材として使われます。

*柳筥とは、、、

柳の細い枝を編んで作った箱で、古く奈良時代から使用されています。鏡・櫛(くし)・硯(すずり)・布などを納めるのに用いられ、後世には柳の木を細い三角形に割って編みました。「やないば」ともいいます。

記念植樹は神奈川県内の神社全体でも行い、間もなく比々多神社にも届くと思います。

今年は、植樹祭が神奈川県で開催されますが、緑を大切にされた昭和天皇の大御心(おおみごころ)を今上陛下も受け継がれ、毎年行われているものです。5月23日には、ご宿泊先の近くで「両陛下奉迎県民の集い」が執り行われます。

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今日は綺麗な桃色の牡丹が咲きました。

昭和の日

2010年4月29日 木曜日

今日は国民の祝日の1つ、昭和の日です。『祝日法』には「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」とあります。

明治34年(1901)に昭和天皇がお生まれになられた日です。平成元年に「みどりの日」として祝日に加えられました。昭和の年号は最も長く続きましたが、その激動の時代に思いをはせ、国民の要望で平成17年に「昭和の日」に改められました。(平成19年施行)

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いわゆるゴールデンウィーク(和製英語)・黄金週間に入り、旅行や行楽、のんびりと過ごされる方、あるいは仕事で忙しい人たちもいますが、少なくとも自分の国の祝日の意味ぐらいは子どもたちに認識してもらえるような社会であって欲しいと願うものです。

どちらから?

2010年4月28日 水曜日

新芽の優しい色が、目映(まばゆ)い季節となり、ウオーキングを兼ねたお参りも多くなってきました。

雨の中にも若葉が映えるモミジ

雨の中にも緑の若葉が映えるモミジ

御朱印(1/18ブログ掲載)を受けられる方も連日続いています。その折に、「どちらからですか?」と尋ねることがよくあります。話のきっかけとして非常に良い言葉であり、意外と安心を与えているようであります。

靄(もや)の立ちこめた里山

靄(もや)が立ちこめる里山

数日前には、「神社には日本が残っている」とか「日本人がまだいる」などと言って帰られた方がいました。日々の参拝は勿論のこと、休日などに神社仏閣巡りをされる人たちにとって、安らぎと癒しを与えられるようつとめねばならぬと、身が引き締まる思いでした。

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連休は良いお天気が続きそうです。

結婚式の様子

2010年4月27日 火曜日

遅くなりましたが、4月24日に行われた結婚式の様子をご紹介いたします。

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今年は「教育勅語」(教育勅語)が出されて120年(明治23年10月30日)の年にあたります。明治天皇が示された12の徳目(大切なこと)の1つに、「夫婦相和シ」とあります。

新郎は式の中で、誓詞(ちかいのことば)を奏上(そうじょう)しましたが、この大切な言葉「互いに相和し」が出てきます。夫は妻をいたわり、妻は夫をうやまい、和合(わごう)一致して2人で助け合っていくことが何より大切です。

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おめでとうございます。お二人の末長い幸せをお祈り申し上げます。

茅採り

2010年4月26日 月曜日

例祭(4/21・22)・国府祭(5/4・5)・まが玉祭(5/15・16)と大きな祭事が3つも続くため、ほぼ同時進行で準備と片付けに追われるこの時期です。

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梅の実と満開の牡丹桜

梅の実と満開の牡丹桜

忙しない日々の生活にあっても、木々の若葉は萌え出で、花々は咲き誇り、彩りが移ろい、何とも心和む様子です。
牡丹も見頃

牡丹も見頃

昨日は、国府祭に配る粽の茅(かや)採りをしました。不順な天候で、やはり茅の生育はかんばしくない状況です。

日にさらす茅

日にさらす茅

三之宮の粽は茅で包んで「みご」(わらしべ)で結びます

三之宮の粽は茅で包んで「みご」(わらしべ)で結びます

一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、四之宮・前鳥神社、平塚八幡宮、総社・六所神社ともに作り方も異なり、面白いところです。

まが玉祭全体会議

2010年4月24日 土曜日

大祭の片付け整理を残す中、今日は結婚式、初宮参り、交通安全祈願、地鎮祭、埋葬祭(納骨)など忙しい1日となりました。

『タウンニュース』4/23号

『タウンニュース』4/23号

今晩は、5月15日(土)・16日(日)に予定されている「第23回まが玉祭」(まが玉祭実行委員会主催)の全体会議が開かれました。このお祭りは、伝統的に行われている恒例の祭典とは異なり、文化の祭典としての色合いがあります。実行委員会組織で開催され、参画団体も実行委員会の一員として協力しています。

市議会議員さんからは、「他の地域において、行事開催の手本となっている。更には“歴史と文化”が特徴的な伊勢原市にとって、まちづくりの情報発信、観光の推進力になっている」との報告がありました。

今年の「管絃と舞楽の夕べ」(比々多神社雅楽会)では、長野冬季五輪(平成10年)の君が代演奏で世界中に知られた(*しょう)奏者・宮田まゆみさんが出演されます。

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*笙、、、

奈良時代に大陸から伝えられた管楽器で、17本の竹を円く束ねたような形が、鳳凰(ほうおう)が翼をたたんで休んでいる姿に似ていることから「鳳笙」(ほうしょう)とも呼ばれ、その音は『天から差し込む光』を表しているといわれます。

管絃(かんげん)は「平調音取」(ひょうじょうねとり)、「五常楽 急」(ごしょうらくのきゅう)、「越天楽」(えてんらく)、「陪臚」(ばいろ)で、舞楽(ぶがく)は「胡飲酒」(こんじゅ)、また、芝祐靖(しば すけやす)氏作曲の現代雅楽「招杜羅紫苑」(しょうとらしおん)から1、3、6、7曲の演奏となっています。

舞楽 胡飲酒

舞楽 胡飲酒

雨でも・・・暴れ神輿

2010年4月24日 土曜日

昨日は例祭の片付け、幟返しでした。自治会、青年、総代それぞれの立場でお祭りの後片付けにあたりました。

後片付けは手際よく

後片付けは手際よく

連日の準備に加え、雨の1日でしたので疲れがどっと出ました。しかしながら、安全に無事終えてほっとしています。

『神奈川新聞』4/23朝刊

『神奈川新聞』4/23朝刊

神奈川新聞にお祭りの記事が掲載されました。

雨の中、参加された皆さま、風邪をひかないようにしてください。

雨の例祭

2010年4月23日 金曜日

昨日4月22日は比々多神社例祭です。10時からの式典も午後の供奉行列(ぐぶぎょうれつ)も、終始冷たい雨に包まれた中で1日の行事が行われました。

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式典には、県神社庁理事・大山阿夫利神社目黒宮司さんに献幣使(けんぺいし)としてご参向いただき、伊勢山皇大神宮舞姫さんに「浦安の舞」のご奉仕を、比々多神社雅楽会に楽人(がくじん)としておつとめをいただきました。

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午後の神輿渡御(みこしとぎょ)の折には、雨が強く降ってきましたが、寒さを感じさせないほど青年たちの活気で溢れていました。境内神楽殿では、宮入までの間、相模里神楽・垣澤社中(かきざわしゃちゅう)による里神楽(さとかぐら)【厚木市指定無形民俗文化財】が奉納されました。

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3基の山車は運行したものの、残念ながら人形飾り等の組み立ては出来ませんでした。

しかしながら、三ノ宮・栗原(くりばら)・神戸(ごうど)・木津根橋(きつねばし)の各氏子自治会、青年会、総代をはじめ、氏子崇敬者皆さまのご協力のもと、事故無く予定通りに行事を納めることができました。

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また、道路や雑踏などでは、伊勢原警察署をはじめ、交通指導員、防犯指導員の皆さまに多大なご協力をいただきました。

提灯奉納やご神前への奉納など篤い志を寄せていただいた皆さまにも感謝申し上げます。

例年に比べて、天候の関係で人出が少なかったお祭りですが、ずぶ濡れになり寒さに震えながらも、それぞれの立場でご協力いただきました。そして、1300年という伝統のお祭りの歴史をまた一つ上積みできました。

感謝、感謝。ありがとうございます。

動座祭

2010年4月21日 水曜日

数日前までの予報と異なり、今日は一日良いお天気となりました。例祭の準備も順調に整い進められました。天気を半分明日に分けて欲しいほどです。

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昨日ついた粽(ちまき)は俵(たわら)にぎっしりと詰められ、粽行事の習礼(しゅらい=祭儀の予行演習)が行われました。年度替わりなので自治会、青年会、総代の皆さんは拝礼の仕方についても確認しました。

さて、午後7時に例祭に伴う動座祭(どうざさい)が斎行(さいこう)されました。お神輿にお御霊(みたま)を遷(うつ)す神事です。

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宵宮なので今晩は夜10時まで太鼓の音が響き渡っています。

餅つき

2010年4月20日 火曜日

春の野に響き渡る「ケーンケン」という声をたよりに、田畑を見渡すと、雉(きじ)のオスが居ました。この1週間ぐらいこの辺りを縄張りにしています。

写真には収まりませんでしたが、ウズラを大きくしたようなメスも一緒でした。

近くにはウズラを大きくしたようなメスも一緒でした

今日は曇りのち雨。暦の上では、二十四節気(にじゅうしせっき)の穀雨(こくう)です。「春雨が百穀を潤す」というありがたい雨ながら、大祭準備には少々酷(こく)でした。

総代さんが集まり、境内外の注連縄(しめなわ)張り、周辺道路に駐車禁止の看板立て、駐車場の案内看板立て、縄綯(なわな)い、警固用杖づくり、奉納板づくりなど、終日ご奉仕いただきました。

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また、午後は各祭典(動座祭・例祭・着御祭・鎮座祭・元宮・境内末社)のお供え【4升3合】と粽(ちまき)行事【1斗5升】の餅つきを行いました。今年は栗原の当番でした。

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粽行事用の餅は、乾いてから3つの俵〔4/4のブログ掲載〕に詰めます。

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