2014年4月 のアーカイブ

一層の安全

2014年4月30日 水曜日

早いもので卯月(うづき)も晦日(みそか)を迎えました。

発達した雨雲の影響で今日は一日雨となりました。

予定されていた小学校6年生の歴史体験教室(公民館講座)は雨により延期です。

躑躅(つつじ)

躑躅(つつじ)

さて、雨の強まる中でしたが、大型重機の清祓(きよめはらい)のご奉仕がありました。

お正月毎に年頭安全祈願祭を執り行っている会社ですが、特殊な基礎工事に用いる重機だけに、安全を願う気持ちはより一層深いものが感じられました。

大型重機の清祓

重機のお清め

また、1月に地鎮祭に伺った工場で物流センターの竣工式が執り行われました。

6月には新たに竣工を迎える運びとなるようで、より一層の安全と発展を祈るところです。

竣工式

竣工式

これからも断続的に雨雲が流れ込んでくるようで、帰宅時間帯や夜のお出かけの方は十分な注意が必要だと思います。

鉄線(てっせん)

鉄線(てっせん)

こんなお天気でも躑躅(つつじ)や牡丹(ぼたん)、クレマチス(鉄線)が季節の美しい色を放っています。

8回目の昭和の日

2014年4月29日 火曜日

今日は明治34年(1901)に昭和天皇がお生まれになった日です。

平成元年に「みどりの日」として祝日に加えられ、その後激動の昭和に思いを寄せる国民の願いで「昭和の日」と改められました。(平成17年改正・19年施行)

4.29

昭和天皇御製 「牡丹」(昭和42年)

春ふかみゆふべの庭に牡丹花はくれなゐふかくさきいでにけり

雨に濡れた牡丹(ぼたん)

雨に濡れた牡丹(ぼたん)

日月神社(伊勢原市沼目)の例祭を斎行し、これで兼務社の春の例祭は全てご奉仕を修めました。

また、伊勢原高校同窓会総会が開催され、記念講演として禰宜が「比々多神社の歴史」と題してお話をさせていただきました。

粽(ちまき)

粽(ちまき)

国府祭に頒布(はんぷ)する粽(ちまき)の茅(かや)が乾き、今日から粽づくりが始まりました。

主権回復記念日

2014年4月28日 月曜日

今日は昭和27年(1952)にサンフランシスコ講和条約が発効され、連合国軍による7年の長きにわたる占領政策から、我が国が晴れて独立を果たした「主権回復記念日」です。

靖國神社

靖國神社

この日にあたり、神道政治連盟神奈川県本部では東京都本部と共催にて、靖國神社参拝研修会を開催しました。

遊就館

遊就館

先ず、遊就館を拝観し、国の為に尊い命を捧げられた英霊のご遺徳に触れるとともに、近現代史について学ぶ機会となりました。

DSC01573待合所に掲げられた「萬世欽仰」(末代に至るまで英霊の遺徳を尊び仰ぐの意)の額に思いを深めながら、ご本殿で感謝の祈りを捧げ、世界の平和を願いました。

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昇殿参拝後、靖國会館において研修会が始まり、開会儀礼の後、徳川宮司さまを始め、来賓の方々からお話をうかがいました。

そして、参議院憲法調査会幹事・参議院議員・中川雅治先生に、「憲法改正の諸問題」についてのご講演をいただきました。

連合国軍により押しつけられ、68年も経過して現状にそぐわない部分の多い現行憲法について、様々に思いをめぐらす機会となりました。

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ゆったりと過ごされる人々、静かに拝礼をする若い人たち、また外国人が多いことがとても印象的で、マスコミ報道の実態と異なる、安らかな慰霊の雰囲気に包まれた境内でした

護国神社参拝ガイドブック

護国神社巡拝ガイドブック

綺麗に美しく担ぐ

2014年4月27日 日曜日

今日は午後から青年会が集まり、神輿を担ぐ練習を入念に行いました。

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神さまの神威発揚(しんいはつよう)を願い、古くより神輿を左右に振る(倒す)担ぎ方を伝承していますが、〝 暴れ神輿 〟 といえども、綺麗に美しく担ぐ技術が必要です。

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熟練の担ぎ手から手ほどきを受けて、手足の位置や姿勢、掛け声についても何度も確認を行っていました。

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国府祭類社(五社)で奉製した白木の神輿も74年目となります。

若い人が伝統を守りながら力を合わせる姿は実に美しいものです。

白木神輿新調 昭和15年

白木神輿新調 昭和15年

茅刈り

2014年4月27日 日曜日

昨日は青年会(三和会・神戸青年会)の「鉢祓い」(はちはらい:祭礼後の慰労・反省会)が開催されました。

大祭後は晴天が続き、この週末も初宮参りや交通安全、厄除け、家内安全、身体健全などのご祈祷、ご朱印参拝などがありました。

茅干し

茅干し

さて、天候のお蔭で茅(かや)の生育もよく、昨日は粽(ちまき)用の茅(かや)を刈って来ました。

日に晒(さら)して乾かし、いよいよ国府祭(こうのまち)の粽(ちまき)づくりが始まります。

粽用の餅

粽用の餅

まが玉祭実行委員会

2014年4月25日 金曜日

一昨晩から狸(たぬき)が社務所の回りをうろうろしていましたが、昨日の夕方行政により捕獲され安堵しました。

今日の境内は朝から鶯(うぐいす)や雉(きじ)がよく鳴いています。

また、神池の鴨(かも)が卵を産むなど、新緑とともに動物たちのの動きも活発化してきたようです。

神池の鯉

神池の鯉

さて、昨晩は産業能率大学の学生と「第27回まが玉祭」(5月17日・18日開催)について打ち合わせを行いました。

産学連携のもと伊勢原を元気にしたいとの活動理念で、若い人たちが地域行事に関心をもち、運営の一端を担ってもらえるのはありがたいことです。

昨年同様、駅頭でのチラシ配布や当日の運営のお手伝いをお願いする予定です。

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今晩は「まが玉祭実行委員会」を開催し、行事予定や内容などについて話し合いました。

新緑が最も美しい境内の杜で、五感に響く心地よい一時を過ごしていただきたいと思います。

尚、本年は「管絃と舞楽の夕べ」(17日 17:10-18:30)の観覧は全て自由席となっています。

金目川と国府祭

2014年4月24日 木曜日

皮肉なもので昨日は好天となりました。

朝から自治会、青年会、総代が参集してそれぞれの片付けを行いましたが、幟(のぼり)やテントも綺麗にしまうことができました。

本日も細かな片付けと御礼挨拶回りであっという間の一日でした。

読売新聞 23日

読売新聞 23日

さて、次は国府祭(こうのまち:5月5日・県無形民俗文化財)に向けた準備です。

相模国(さがみのくに)の成立を物語る祭政一致の祭儀ですが、国府の地(大磯)に六社(総社:六所神社、一宮・寒川神社、二宮・川勾神社、三宮・比々多神社、四宮・前鳥神社、一国一社・平塚八幡宮)が集まり、古式ゆかしく合同祭典が繰り広げられます。

国府祭 守公神

国府祭 守公神

皇紀2600年(昭和15年)の佳節に、お揃いで調えられた白木の神輿が練り歩きます。

今年は当社では三ノ宮が年番(三ノ宮→栗原→神戸)となります。

eco当社のお神輿は金目観音(平塚市南金目)で安息を取りますが、金目敬神講や金目川での禊(みそぎ)の様子が、エコミュージアムまるごと金目博物館平塚市博物館の特別展「水と生きる里」(3月15日-5月11日)で取り上げられていますので、どうぞご覧ください。

神輿渡御・山車巡行 その2

2014年4月23日 水曜日

行列が出立(しゅったつ)した後の神楽殿(かぐらでん)では、今年も相模里神楽(さがみさとかぐら:厚木市指定無形民俗文化財)の垣澤社中(かきざわしゃちゅう)による「神代神楽」(じんだいかぐら)が演じられました。

神代神楽

神代神楽

さて、神戸(ごうど)の行在所(あんざいしょ)では着御祭(ちゃくぎょさい)と発輿祭(はつよさい)を執り行いました。

発輿祭

発輿祭

しばしの休息の後、お旅所から帰路お宮へと向かいました。

3基のからくり人形山車

3基のからくり人形山車

三ノ宮(加藤清正)・栗原(先代萩の男之助)・神戸(熊谷直実)のからくり人形山車(3基)も合流しましたが、雨に濡れた人形山車に寂しさを覚えました。

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宮入り(みやいり)直前は最も威勢が上がるところ、まさにお祭りのクライマックスです。

ちまき行事

ちまき行事

お神輿がお宮に着御(ちゃくぎょ)となり、お神霊(おみたま)が本殿に鎮まると、寿(ことほ)いで「ちまき行事」が行われます。

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雨で疲れも倍以上だったと思いますが、自治会、供奉行列奉仕者、青年会、総代はもとより、警察、交通・防犯指導員などのご協力により、無事に神輿渡御・山車巡行の供奉行列を行うことができました。

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境内には短縮授業となった小学生や中学生が露店回りを楽しんでいました。

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植木市では記念樹などを買い求めた方も多かったと思います。

植木市

植木市

撮影:増山正芳氏

神輿渡御・山車巡行 その1

2014年4月23日 水曜日

昨日の神輿渡御(みこしとぎょ)・山車巡行(だしじゅんこう)の様子を2回に分けて綴ります。

お火焚き

お火焚き

例祭式の後、午後の渡御準備を整え、各青年会はそれぞれの定められた場所で、外清浄(げしょうじょう)と内清浄(ないしょうじょう)を行います。

立ち御神酒

立ち御神酒

これは「お火焚き」(おひたき)といって、麦わらに火をつけてその上を渡って身の外を清め、「立ち御神酒」(たちおみき)で身の内を清めてお神輿を担ぎます。

三和会

三和会

お宮から総代が青年を迎えに行き、鉄棒(かなぼう)の先導で、三ノ宮、栗原(くりばら)、神戸(ごうど)の順に宮詰めとなります。

栗原祭保存会

栗原祭保存会

供奉行列(ぐぶぎょうれつ)の御立(おたち)に先立ち、所役(しょやく)の名を召し立てて、参道で隊列を整えます。

神戸青年会

神戸青年会

出立(しゅったつ)を待つ人たちの様子は、何ともいえないわくわくとした感じです。

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残念ながら、お神輿が鳥居をくぐって間もなく、雨が落ち始めました。

御立

御立

しかしながら、「イヤートーサーセッ」(「弥遠長に栄えたまへ」の意)のかけ声も勇ましく、練りながらも重々しくお神輿は神戸のお旅所へ進みました。

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途中、神戸渡しとなりますが、宮司が「奉幣行事」(ほうべいぎょうじ)を執り行い、神威(しんい)の更なる発揚(はつよう)を願い上げます。

奉幣行事

奉幣行事

撮影:増山正芳氏

晴れの例祭式斎行

2014年4月22日 火曜日

昨日の雨がうそのように、まぶしいくらいの朝日で目が覚めました。

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6時過ぎより準備を始め、自治会・責任役員と協議のもと、本日の神輿渡御(みこしとぎょ)・山車巡行(だしじゅんこう)は予定通り行うことになりました。

祓所

祓所

例年のことながら、気忙しく例祭式の準備を進めましたが、お天気が何よりの味方となりました。

神饌 (しんせん)

神さまへのお供えもの 「神饌」 (しんせん)

社務所前で参列者一同が手水をつかい、身を清めました。

手水の儀

手水の儀

八重の桜の下、宮司以下神職・総代、献幣使(けんぺいし)・随員、氏子・崇敬者が列立(れつりゅう)し、鉄棒(かなぼう)の先導で、ゆっくりと参進しました。

社務所前列立

社務所前列立

境内に設けた祓所(はらえど)で修祓(しゅばつ)の儀を厳修し、一同御殿に参進しました。

修祓の儀

修祓の儀

今年は参列者が例年以上に多く、拝殿(はいでん)にぎっしりと100名以上が着床(ちゃくしょう)しました。

浦安の舞

浦安の舞

本殿の御扉(みとびら)を開き、11台のお供え物をご神前に奉(たてまつ)り、宮司の祝詞奏上(のりとそうじょう)の後、神奈川県神社庁理事・鈴鹿明神社宮司さまの献幣使祭詞奏上、そして世界の恒久平和(こうきゅうへいわ)を願う「浦安の舞」を奉奏(ほうそう)、一人一人玉串を奉り拝礼をしました。

玉串拝礼

玉串拝礼

1時間余りに及ぶ祭儀でしたが、重々しくお仕えすることができました。

撮影:増山正芳氏