2019年4月 のアーカイブ

天皇陛下御譲位御安泰祈願祭

2019年4月30日 火曜日

本日午前10時、天皇陛下には御譲位に関わる一連の儀式として、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という最後の正装(せいそう)のお姿にて、皇居内の宮中三殿【賢所(かしこどころ)、皇霊殿(こうれいでん)、神殿(しんでん)】において、御位(みくらい)をお譲りになることを御奉告(ごほうこく)になりました。

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時を同じくして、当社では所管神社連絡協議会(25社)の役員等参列のもと、「天皇陛下御譲位御安泰祈願祭」(中祭)を斎行(さいこう)しました。

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まさしく国民の天皇皇后両陛下への尽きることのない感謝と、惜しまれる気持ちが入り交じり、雨となって降り続きました。

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式後には、御代替わりに関わる御大礼(ごたいれい)の諸儀式と神社の祭祀(臨時祭)について確認するとともに、今後の兼務神社各社の神社奉護(ほうご)について、また、奉祝行事について説明を行いました。

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昼食程度の簡単な直会(なおらい)の席でしたが、花酵母(はなこうぼ)〝プリンセスミチコ〟で醸造された日本酒で神酒拝戴(しんしゅはいたい)を行いました。

そして、万感の聖寿万歳(せいじゅばんざい)で会を締めくくりました。

臨時祭

2019年4月28日 日曜日

東名高速道路や国道の下り線に渋滞が見られる中、市内の道路は空いていて、外祭(出張祭典)の目的地には早く到着することが出来ました。

新緑の美しい境内には、遠方からの参拝者も多いようです。

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御代替りにあたり、「平成」と「令和」の元号を記した御朱印(書き置き)をある程度準備していますが、テレビ等の影響もあって問い合わせの電話やメールが入っています。

当社では、明後日(4月30日)は「天皇陛下御譲位御安泰祈願祭」、明明後日(5月1日)には「践祚改元奉告祭」(せんそかいげんほうこくさい)を臨時祭として中祭で執り行う予定です。

こぬか雨

2019年4月27日 土曜日

季節は晩春というのに、暖房が欲しい一日となりました。

こぬか雨のそぼ降る中、國府祭(5月5日)の準備で茅取りを行いました。

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世間は10連休の入りということで、御朱印巡りの多い日でもありました。

御代替りに際しての臨時祭の準備も進めているところです。

「第32回まが玉祭」のお知らせ

2019年4月26日 金曜日

今年も約30団体の参画を得て、「第32回まが玉祭」(5月18日・19日)を催します。

「管絃と舞楽の夕べ」(横浜雅楽会)をメインに、新緑の美しい境内で様々な発表や演技・演武が見られます。

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2日目は舞台での演目が多く、新参加のキッズ(2団体)によるダンスショーは賑やかさを増してくれることでしょう。

また、地元の野菜等の販売に加えて、キッチンカーも楽しみの一つになると思われます。

子供たちに人気の「まが玉づくり体験」もあります。

皆様の御来場、お参りをお待ちしております。

例祭の記事

2019年4月25日 木曜日

大祭から3日経過し、様々な片付けや整理もようやく一段落です。

神奈川新聞 4月24日

神奈川新聞 4月24日

今晩は榊会(総代OB)の役員会が開かれ、國府祭(5月5日)の打ち合わせです。

天候の様子を見ながら、國府祭に頒布する茅巻(ちまき)の茅取りを行います。

タウンニュース

タウンニュース

例祭 その2

2019年4月23日 火曜日

例祭(れいさい)の片付けも無事終り、静かないつもの境内に戻りました。

昨日の続きで大祭の様子をお伝えします。

栗原 熊谷直実

栗原 熊谷直実

今年は栗原(くりばら)、三ノ宮、神戸(ごうど)の順で人形山車(にんぎょうだし)が進みます。

山車に人形を据えたのは江戸期といわれますが、その昔は神さまの依代(よりしろ)である御幣(ごへい)を立てて、その高さを競ったとも伝わっています。

三ノ宮 加藤清正

三ノ宮 加藤清正

東名高速道路が建設されてからは、その北側でしか運行が出来なくなり、神輿と行列が神戸の行在所(あんざいしょ)から戻る帰路に合流することになっています。

神戸 仁木弾正

神戸 仁木弾正

従って、往路は山車の様子を脇に眺めながら、神戸へと向かいます。

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東名高速道路をくぐると、〝神戸渡し〟といって、三ノ宮・栗原の青年から神戸に担ぎ手が替わります。

その直前には、「振奉幣(ふりほうべい)の儀」といい、御幣(ごへい)を神輿に向かって左右左と振ること三度、ここでも神威(しんい)の発揚(はつよう)を願います。

神戸行在所 着御祭

神戸行在所 着御祭

嘗(かつ)て宵宮(よいみや)には、神戸の御旅所(おたびしょ)で一泊し、翌日に神幸祭(しんこうさい)の2日目が行われていました。

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現在では、着御祭(ちゃくぎょさい)と発輿祭(はつよさい)を執り行い、その間に暫(しば)しの休息を取ることになっています。

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再び東名高速をくぐると、新芽で盛り上がってきた山を背景に山車の姿が現れ、なんともいえぬ長閑(のどか)な祭礼風景に心が落ち着きます。

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化粧塚(けしょうづか)を越えて、神輿と3基の山車が神社に近づくと、待ちかねるように多くの見物客が迎えてくれます。

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担ぎ手の気持ちも昂(たか)ぶり、掛け声も殊更(ことさら)大きくなるのを感じます。

また、太鼓の音も一層大きく響き亘り、祭礼の雰囲気が最高潮に達する時でもあります。

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惜しまれる気持ちもありますが、定めの時間に宮入りを迎えます。

神輿が拝殿に安置され、神さまには粛々と本殿にお遷(うつ)り願います。

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鎮座(ちんざ)を寿(ことほ)ぎ、「ちまき行事」が始まります。

各地区総代から青年に粽俵(ちまきたわら)が手渡され、ヨイショの掛け声とともに、俵が高く放り上げられます。

そして、四方八方にちまきが撒(ま)かれます。伝えによれば、〝散り撒く〟その動態から「ちまき」と名付けられたといいます。

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境内は出店を楽しむ小・中学生や多くの人たちで賑わい、今年も例祭(れいさい)の一日が過ぎて行きました。

例祭 その1

2019年4月22日 月曜日

初夏を思わせるような天候の中、平成31年比々多神社例祭(大祭)を斎行(さいこう)しました。

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午前10時の例祭式には、神奈川県神社庁理事・川尻八幡宮 宮司様を献幣使(けんぺいし)にお迎えし、 100名余りの皆様に御参列を賜り、厳粛に執行することが出来ました。

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三和会(三ノ宮)・栗原祭保存会(栗原)・神戸青年会(神戸)には、御神酒(おみき)と火渡りによる内清浄・外清浄(ないしょうじょう・げしょうじょう)を済ませ、予定の時刻に宮詰めとなりました。

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宮元である三ノ宮の青年は、拝殿(はいでん)まで一気に駆け上がり、床を踏みならし、乱声(らんじょう)という鬨の声(ときのこえ)を上げました。

この行為は、神威(しんい)の発揚(はつよう)を願うものといわれます。

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供奉行列(ぐぶぎょうれつ)の所役(しょやく)を召(め)し立て、いざ御立(おた)ちです。

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「弥遠(いやとお)に栄え給え」という意の〝イヤートーサーセッ〟という掛け声も勇ましく、宮出しとなりました。

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右に左に揺れ動く神輿は〝暴れ神輿〟の異名をもちますが、これも神威の発揚を願うものとされます。

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風に揺れる幟(のぼり)に、神さまの御降臨(ごこうりん)を仰ぎ、満開の牡丹桜(ぼたんざくら)が花を添えました。

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旅の装束に着替え、身支度を整えるとも伝わる化粧塚(けしょうづか)を越え、三基の人形山車の支度が進められる神戸原(ごうどはら)へと下って行きます。

晴れの日限り

2019年4月21日 日曜日

八重の桜は満開となりましたが、いよいよ大祭の前日、露店商も出店の準備が始まっています。

今朝は氏子の三ノ宮、栗原(くりばら)、神戸(神戸)、木津根橋(きつねばし)の関係者が境内に集まり、それぞれの役割で山車(だし)や神輿(みこし)、神楽(かぐら)、供奉行列(ぐぶぎょうれつ)等の支度にあたりました。

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幟(のぼり)も高々と揚がり、神さまの御降臨(ごこうりん)を仰ぎます。

幟枠(のぼりわく)の彫刻が見られるのも年に一度、晴れの日限りのことです。

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午後には粽行事(ちまきぎょうじ)の練習を行い、玉串拝礼の作法確認、夕方には祭儀の習礼(しゅらい)を行いました。

氏子総代も自宅で潔斎(けっさい)を済ませ、宵宮(よいみや)の祭事「動座祭」(どうざさい)に臨みました。

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神さまに年に一度のお出ましを願い上げ、浄闇(じょうあん)の中、神輿にお遷(うつ)り頂きました。

氏子中の力を寄せ合い、明日は賑やかな祭礼が迎えられそうです。

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大祭まで2日

2019年4月20日 土曜日

今日の午前中は兼務する神明社(伊勢原市上平間)の例祭・地区戦没者慰霊祭・幟並びに幟竿清祓式、北金目神社(平塚市北金目)の例祭奉仕でした。

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さて、大祭まで2日、天候の心配は今のところなさそうです。

境内では総代奉仕による、竹切り、注連縄(しめなわ)張り、看板立て、餅つき、神輿・提灯点検等の作業が終日進められました。

また、警備会社や西湘イベント組合(92軒出店予定)との入念な打ち合わせを行い、安全を期して年に一度の大祭に臨みます。

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祭事の支度も神職により粛々と進めています。

「いいな比々多」動画公開

2019年4月19日 金曜日

3月30日のブログで、比々多地区に各種案内板が設置されたことをお知らせしましたが、その記事がタウン誌に掲載されました。

タウンニュース 4月19日号

タウンニュース 4月19日号

また、比々多地区の案内動画「いいな比々多~日本遺産・大山のふもとへ、それぞれのスタイルでショートトリップ~」が公開されました。

どうぞ「いせはら文化財サイト」をご覧下さい。