相模国三ノ宮・比々多神社

例祭 その1

初夏を思わせるような天候の中、平成31年比々多神社例祭(大祭)を斎行(さいこう)しました。

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午前10時の例祭式には、神奈川県神社庁理事・川尻八幡宮 宮司様を献幣使(けんぺいし)にお迎えし、 100名余りの皆様に御参列を賜り、厳粛に執行することが出来ました。

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三和会(三ノ宮)・栗原祭保存会(栗原)・神戸青年会(神戸)には、御神酒(おみき)と火渡りによる内清浄・外清浄(ないしょうじょう・げしょうじょう)を済ませ、予定の時刻に宮詰めとなりました。

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宮元である三ノ宮の青年は、拝殿(はいでん)まで一気に駆け上がり、床を踏みならし、乱声(らんじょう)という鬨の声(ときのこえ)を上げました。

この行為は、神威(しんい)の発揚(はつよう)を願うものといわれます。

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供奉行列(ぐぶぎょうれつ)の所役(しょやく)を召(め)し立て、いざ御立(おた)ちです。

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「弥遠(いやとお)に栄え給え」という意の〝イヤートーサーセッ〟という掛け声も勇ましく、宮出しとなりました。

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右に左に揺れ動く神輿は〝暴れ神輿〟の異名をもちますが、これも神威の発揚を願うものとされます。

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風に揺れる幟(のぼり)に、神さまの御降臨(ごこうりん)を仰ぎ、満開の牡丹桜(ぼたんざくら)が花を添えました。

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旅の装束に着替え、身支度を整えるとも伝わる化粧塚(けしょうづか)を越え、三基の人形山車の支度が進められる神戸原(ごうどはら)へと下って行きます。

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