今日も真冬並みの寒い一日でした。
朝の内は曇り空に薄日がもれていましたが、ひらひらと雪が舞い、見上げる阿夫利嶺も白くなっていました。
神明社(白根)
さて、今日は比々多観光振興会の会員研修-第4弾「白根・神戸」編が開催されました。
これまでの参加者は40名余りでしたが、70余名も集まり、資料が足りなくなって事務局としても嬉しい悲鳴となりました。
本日の行程は約3時間、白根の神明社、小永井民具資料館、立石権現、神戸のあふり~な比々多店、木下神社、吉川醸造を歩いて巡りました。
小永井民具資料館
その昔、白根は比々多神社の氏子(三ノ宮・栗原・神戸・木津根橋)の一つでしたが、祭礼における若衆のもめ事で、明治5年に離脱することになったといわれています。
その理由として、①祭礼には「三之宮」の提灯を提げる決まりがあるのに「白根村若者連中」と書いた提灯を持ってきた ②神輿蔵の鍵は白根が保管することになっていたが、三ノ宮が引き渡しを要求した ③神輿は白根が出し入れするのに白根に納めさせなかった などの言い伝えが残っています。
小永井民具資料館では、小永井家に伝わる農機具や日用品、考古資料、戦時中の書簡、古銭など、貴重な品々を拝見することができました。
立石権現
また、耳聾(じろう:耳がよく聞こえないこと)の人が祈ると験(しるし)があったとされる耳の神さま〝 立石さん 〟についての解説を聞いて、神戸へと移りました。
あふり~な比々多店
神戸では「あふり~な比々多店」(伊勢原市農協直売所)を訪れて買い物と休憩、そして木下(こかげ)神社へ詣りました。
木下神社はもともと神戸・吉川家の邸内社でしたが、一時期比々多小学校へ遷り、現在は神戸地区の氏神さまとして親しまれています。
行程の最後は、市内唯一の酒蔵である吉川醸造で酒造りについて学びました。
昔ながらの道具を用いたこだわりの酒造り、凍て付く寒さの中での心意気や技の一端を知ることができました。
結びには、お楽しみの利き酒で冷え切った身体を温めました。
次回は3月28日(月)、第5弾「善波・坪ノ内」編を開催予定です。