正月や節分が過ぎ、6日は国府祭の宮司会、昨日は神奈川県神社庁相模中連合支部の宮司会と、神社関係の会合が遅ればせながら始まりました。
時期の巡り合わせでしょうか。
この一週間は、神葬祭、三十日祭、一年祭、十年祭と神道の葬儀、祖霊祭が立て込んで入っています。
神道の葬儀においてもお寺の住職と同様に、法話ならぬ講話をする機会があります。
神道は日本固有の民族精神にもとづき、先祖から子孫に脈々とつながる命を大切にするものであり、「敬神崇祖」(けいしんすうそ)という言葉で表されます。
親といへば父母のみに限らじな代々の祖(おや)あり元つ祖あり
野田菅麿 ・ 謹詠教育百首
古典で「おや」と言うときは、祖先のことを含めて言ったものであり、神道は「親・祖先・祖神」とのつながりを信じ、その心を心とする道です。