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暦の話 六曜の配当

2016年2月7日 日曜日

地球が太陽の周囲を一回りする時間を一年と定めたものが太陽暦(たいようれき:「陽暦」「新暦」ともいう)です。

日本では、現在世界共通暦であるグレゴリオ暦(4で割り切れる西暦年数を100で割り切れて4で割り切れない場合を除いて閏年とする)を明治改暦(明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とする)から採用しています。

市販の暦には、その年の略暦、方位吉凶図が記され、各月には日付、曜日(七曜)、干支(えと)、九星(きゅうせい)、旧暦、行事・節気(せっき)、六輝(ろっき=六曜)、十二直(じゅうにちょく)、二十八宿(にじゅうはっしゅく)、日出・日入、満潮・干潮などが掲載されています。

月の満ち欠けの周期を基準として定めた旧暦では、今日は大晦日(おおみそか)にあたり、明日が朔(さく・ついたち)、言わば旧正月となります。

比々多神社寶運暦 如月

比々多神社寶運暦 如月

神社では季節の折目(元旦、節分、大祓など)にあたり神事を執り行いますが、祝事(いわいごと=慶事)が多いことから、六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)という日の吉凶による慣習も大切にしています。

六曜は前述の順に配当されていますが、正月と7月は先勝、2月と8月は友引、3月と9月は先負、4月と10月は仏滅、5月と11月は大安、6月と12月は赤口から始まるよう機械的に決まっているため、今日は仏滅なので明日は大安と思いきや、正月なので先勝となるわけです。