2010年5月 のアーカイブ

水無月

2010年5月31日 月曜日

 本日で5月もお仕舞い。明日からは水無月(みなづき)です。田に水を注ぎ入れる水の月ですが、近隣では田植えが大分進んでいます。

万葉集には、「佐保川(さおがわ)の水を塞(せ)き上げて植ゑし田を」などとありますが、堰(せき=「塞(せ)く」の連用形)により、取水の水位や流量調整が行われます。

この辺では、“ せぎ ”といい、農家の人にとっては大切な水の管理となります。

佐保川は奈良県を流れる川ですが、古歌では蛍(ほたる)の名所です。神社周辺でも今年の蛍はどのくらい出るか楽しみです。

22.6

境内の草むしりの最中、躑躅(つつじ)の枝に蜂の巣が見つかりました。月が変わると新たな動植物もお目見えします。

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6月は20日(日)に崇敬者祭、30日に夏越大祓(なごしのおおはらえ=水無月祓)が行われます。

結婚式

2010年5月30日 日曜日
本日行われました結婚式の様子をご紹介いたします。
参集殿での親族紹介の様子

参集殿での親族紹介の様子

御殿への参進

御殿への参進

三献(さんこん)の儀

三献(さんこん)の儀

指輪の交換

指輪の交換

式後のお2人

式後のお二人

 お二人の幸せを心よりお祈り申し上げます。本日は誠におめでとうございます。

親族の集合写真

親族の集合写真

まが玉祭反省会

2010年5月30日 日曜日

昨日(29日)、第23回まが玉祭(5月15・16日)の反省会を行いました。

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実行委員さん、裏方のお手伝いさんを含め55名も集まり盛大に行われました。

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当日、スタッフは富くじには参加出来ない為、僅かながら景品の抽選会もあり、終始賑やかでした。

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今年は、2日間とも最高のお天気だったので、行事を振り返る皆さんの会話もはずんでいました。来年も宜しくお願い申し上げます。

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一般戦災死没者合祀慰霊祭

2010年5月29日 土曜日

65年前の今日(1945年・昭和20年5月29日)、午前9時15分から10時半頃、米軍のB29爆撃機約500機、P51戦闘機約100機の大編隊が神奈川県・横浜の地に襲来し、上空から200,000個以上の焼夷弾(しょういだん)を投下しました。

6月5日、当時の県知事が内務大臣に報告した文章によると、死者は3,650人、負傷者は10,000人に及んだといわれ、当時の人口で被害率は46%に上るそうです。その他、川崎、平塚、小田原、藤沢、横須賀など、県内の空襲による死者は6,000とも10,000人ともいわれています。 

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(財)神奈川県遺族会の調べ(平成の調査)によると、県内の戦没者慰霊碑等は452基(伊勢原市27基)を数えます。県下では、各所において英霊に対する慰霊祭が今でも丁重に行われていますが、一般戦災死没者の慰霊行事は行われていません。

戦後60年にあたる平成17年5月29日、神奈川県神道青年会により、初めて一般戦災死没者慰霊祭が執り行われました。(於:関内ホール・約700名参列)

神奈川県戦没者慰霊堂(横浜市港南区最戸)

県戦没者慰霊堂(横浜市港南区最戸)

その折につくられた霊璽簿(れいじぼ)を納め、恒久的に御霊(みたま)をなごめる為に、本日、神奈川県慰霊堂に於いて合祀慰霊祭が執り行われました。

県慰霊堂

県慰霊堂

靖國神社を始め、全国には英霊をお祀りする護国神社が鎮座いたしますが、神奈川県にはありません。(横浜・三ツ沢の地に建設工事中、空襲により焼失)

合祀慰霊祭の様子(献饌 けんせん)

合祀慰霊祭の様子(献饌 けんせん)

しかしながら、神道・仏教・天理教・キリスト教などにより、合同での慰霊行事が厳粛に執り行われています。(慰霊堂大祭・月次祭など)

青年会長による玉串拝礼

青年会長による玉串拝礼

 本日の慰霊祭には、国会議員・県会議員・市議会議員の皆さんも多く参列されました。

蹲(つくば)いの蓋(ふた)を奉納

蹲(つくば)いの蓋(ふた)を奉納

式典後に、青年会から手水鉢(てみずばち)の蓋が奉納されました。

合祀に際しては、神奈川県や遺族会など多方面との協議を重ねたようです。今日の日を迎えられたこと、そして何より戦災にあった多くの御霊を慰めることが無事叶い、青年会の面々は満足げでした。

参列した議員さんからは、「戦争を知らない若者たちが、こうして先人を思い、行動をおこすことは何よりも尊いこと。」と賛辞を送っていました。

清らかな気持ちいっぱいで伊勢原に戻りました。

樹木の消毒

2010年5月28日 金曜日

昨日は國學院大學久我山中学・高校神職同窓会の役員会があり、ブログをお休みしました。

新緑の目にまばゆい季節を迎えました。しかしながら、この季節に多いのが“毛虫”です。

桜の葉は毛虫の好物

桜の葉は毛虫の好物

今日は、平日の赤口(しゃっこう=暦注六輝の一)ということで、比較的お参りの方も少ないので、境内一円の消毒を行いました。

桜、椿、欅などから落ちてきました、、、。

桜、椿、欅などから落ちてきました、、、。

毛に触れると、激しいかゆみと傷みを伴う「茶毒蛾」(ちゃどくが)は、いない様子でしたが、多くの毛虫が落ちてきました。

満開の茉莉花(まつりか)

茉莉花(まつりか)

 茉莉花(まつりか)が満開になりました。ジャスミンの一種で、芳香が高く、乾花はジャスミン茶となるようです。

神道唱歌

2010年5月26日 水曜日

神道青年全国協議会からCD「神道唱歌」(しんとうしょうか)が送られてきました。

所収の楽曲は、国歌「君が代」、美はしき山河(うるはしきやまかわ)、神道青年の歌、海ゆかば、みたまなごめの舞、天地のむた窮みなく(あめつちのむたきわみなく)です。

CD 「神道唱歌」

CD 「神道唱歌」

 「美はしき山河」 作詞 大木惇夫  作曲 平井康三郎

1、美はしき 山河を見よ 山河は 物を言はねど 言はずして 叫ぶならずや わが民よ ふるひたてよと みどりの若さ 花咲き薫る日の 光のために ・・・♪

青年会の式典などで必ず歌われますが、まさしく気持ちも体力も衰えを知らない青年のためにある歌です。

 

さて、“唱歌”は明治初期から先の大戦まで、旧制小学校の教科の1つでした。「むすんでひらいて」や「螢の光」などがありますが、文語体で書かれていて、その当時の歴史や風景・習俗などが想像できるところが奥深いところです。また、徳育・情操教育にも良いもので、新しい歌にはないぬくもりを感じるものです。

新学習指導要領では、共通の歌唱教材(小学校24曲、中学校7曲)がありますが、それ以外の唱歌や子守歌などついても副教材などの充実化がはかられることを期待いたします。

お悩み相談

2010年5月25日 火曜日

一頃は五月病(ごがつびょう)といって、新入生や新入社員が連休明けに神経症を患うことがありましたが、最近では会社の研修が一段落して、勤務地に配属されたり、現場で仕事をはじめる関係で、適応障害に悩む“六月病”があるようです。

今日は、家を建てる為の家相(かそう)の相談、お墓についての相談、転職についての相談、屋敷の古木を切る為の相談などが相次ぎました。人それぞれに悩みはもっているものですが、少し前までは「悩みがあるのでお祓いをお願いします。」というケースが多かったのですが、悩み自体の相談が増える傾向にあります。

日本神話では、アマテラスオオカミが岩屋にこもり、世の中が真っ暗闇となりましたが、八百万の神々が集まり相談し、力を出し合って岩戸を開き、元の明るい生活に戻ることができました。

「天の岩戸開き」

神話「天の岩戸開き」 

連日、欅(けやき)の大木に梟(ふくろう)がやってきて、陽が沈む頃に鳴き出します。

梟は、深い洞察力を感じさせる黒い眼をもち、高みから見下ろす落ち着きようは森の哲学者ともいえます。パラボラ集音機の役目を果たす顔面、音を正確につかむ為に位置のずれた左右の耳、両眼視できる目の位置、360度近く回転する首、前後に自在に回転する4番目の指など、他の鳥類にはない秘密兵器を数多くもっているそうです。

闇夜に働く森の賢者、梟博士に皆さんの悩みを飲み込んでもらい悩みを解消して欲しいものです。

境界確認と公図

2010年5月24日 月曜日

今朝は測量士さん、市役所職員、神社責任役員などが集まり、神社周囲の境界確認、立ち会いを行いました。

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近いうちに何かを建設するというわけではありませんが、土地の境界や道路の位置確認を行う為です。戦後、伝統的な神社や仏閣は宗教法人法のもとで運営をしていますが、地域の先人たちから受け継いできた大きな財産ともいえ、その意味で境内地を護持することはとても大切なことです。

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古くからその土地に存在し、建物や境界に生える樹木も相当年月を経ているものが殆どですから、公図に誤りがないと思っていましたが、結果は現状と異なるところもありました。

歩道に貼られた安全確認の標示

歩道に貼られた安全確認の標示

午後は、比々多小学校PTAの用事で地域の通学路点検に行きました。自治会、交通指導員、先生、地区の保護者とともに学区内の道路を確認して歩きました。歩行者の視点、特に子どもの目線で安全確認することの大切さを学びました。850名にも及ぶ児童の安全を祈ります。

一心泣き相撲の準備

2010年5月23日 日曜日

残念ながら、雨のため植樹祭に伴う「両陛下奉迎県民の集い」は中止となりました。しかしながら、雨にもかかわらず植樹祭の行事は無事に行われました。神社近くの大根公園では、サテライト会場となり、催しの様子が大画面に映し出されました。

本事業にあたり、ボランティアの人たちが国道のガードレールを丁寧に磨いたようです。新たな行事を行うことは大変ですが、 苦労をしただけ大きな成果が伴うものです。

比々多神社でも、7月18日(日)に、初めての試みで「一心泣き相撲」(いっしんなきずもう)を開催予定です。生後6ヶ月から2歳半までの乳幼児による泣き相撲です。間もなく詳細をお知らせできると思いますが、“赤ちゃんの卒業式”という位置づけで行います。

比々多神社に初宮参りに来られた方の中で、対象年齢の方にお知らせする準備を始めました。もちろん、それ以外の方の参加も大歓迎です。【参加費1万円】

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七変化(しちへんげ)といわれる紫陽花(あじさい)が美しい季節がやってきます。

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第61回全国植樹祭(神奈川)

2010年5月22日 土曜日

明日23日(日)、天皇皇后両下御臨席のもと、第61回全国植樹祭(神奈川)が開催されます。会場は2会場に分かれています。お手植え・植樹会場は、南足柄市足柄森林公園丸太の森、式典は県立秦野戸川公園で行われます。神奈川での開催は初めてのことです。

植樹奉告祭祝詞例文

植樹奉告祭祝詞例文

また、両陛下の御来県にあたり、「両陛下奉迎県民の集い」の開催を予定していますが、天候により中止となります。予報ではかなり厳しそうな空模様ですが、何とか晴れて欲しいところです。

【関連ブログ 4/30・ 5/8 もご覧ください】 

ウラジロハコヤナギの苗木

ウラジロハコヤナギの苗木

 植樹祭を前に、神奈川県神道青年会からウラジロハコヤナギの苗木が届きました。

同青年会主催の恒例行事「お田植え」の案内も到来しました。

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比々多神社バス停前の御神田で、6月13日(日)に開催されます。お時間のある方はご参加ください。(参加費無料)

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