2010年5月11日 のアーカイブ

葬儀での忌み言葉

2010年5月11日 火曜日

悲しいことに、兼務社氏子さんのお宅でご不幸があり、昨晩、本日と神葬祭(しんそうさい)のご奉仕をいたしました。

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葬儀でのお参りの仕方は、神社と同じで「二拝 二拍手 一拝」(にはい にはくしゅ いっぱい)ですが、拍手は“ 忍手 ”(しのびて)で行い、音をたてずに手を合わせます。これは故人を偲ぶ慎みの表れです。

因みに、お辞儀は縦の礼、拍手は横の礼ともたとえられ、相手を称(たた)える為のもので、日本固有の作法です。

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葬儀での作法や遺族へのご挨拶などに戸惑う方もいますが、「死を惜しむ気持ち、故人を偲ぶ気持ち、感謝の誠を表す気持ち」などの心情を表すことを心掛ければ、ゆったりとした落ち着いた気持ちで接することができると思います。

葬儀では、「また」「再び」「追う」「続く」「返る」などの忌(い)み言葉や、「重ね重ね」「度々」「またまた」「返す返す」「つぎつぎ」などの重ね言葉も、不幸が重なるとしてタブーとなっています。