2011年4月 のアーカイブ

祖先のまつり

2011年4月30日 土曜日

昨日は、比々多小学校PTA総会。小職が会長を務めることになりました。地域の子どもは財産なので、頑張ります!

さて、本日で4月もお仕舞い。今日は社務所で「祖先のまつり」一年祭がありました。

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日の本(もと)に生れ出でにし益人(ますひと)は神より出でて神に入るなり

中西直方『神道百首』

日本人の生命は、祖先から自分にそして子孫へとつながり、永遠に血と心が連続するわけで、不連続の連続です。

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また、昨日今日と葬儀(神葬祭)のご奉仕がありました。

国学の四大人といわれる本居宣長(もとおりのりなが)は、死後の霊魂は黄泉国(よみのくに)に行き、その一部はこの世に留まり、現世を見守り、幸福を助けたり災いをなすといっています。また、先祖の御霊まつりの大切さを主張しています。

 

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昭和の日

2011年4月29日 金曜日

本日は昭和の日。明治34年のこの日、昭和天皇がご誕生になられました。

平成元年に「みどりの日」として祝日に加えられました。昭和の年号は最も長く続きましたが、その激動の時代に思いをはせ、国民の要望で平成17年に「昭和の日」に改められました。(平成19年施行)

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『祝日法』には「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」と記されています。

戦後、未曾有の状況から立ち上がった昭和の歴史に思いを寄せ、現在の国難からの再生に、国民が心を一つにする時でもあります。

被災地をご訪問される天皇陛下の大御心にこそ、国民へのメッセージが示されています。

昭和の日

大安吉日の今日、ご祈願のお参りで境内は賑わいました。初宮参りの方々の写真を一部ご紹介いたします。

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初宮参りおめでとうございます。一つ一つの節目を大切に、高みへと健やかに成長するようお祈り申し上げます。 

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十三参りは知恵参り。福徳をいただいて、益々勉学に励んでください。

 

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義捐金寄付

2011年4月28日 木曜日

本日、比々多神社大祭の後に行った「東日本大震災復興祈願祭」で集まった義捐金を伊勢原市に持参いたしました。

宮司と責任役員で市長室訪問

宮司と責任役員で市長室訪問

長塚幾子市長(日本赤十字社伊勢原支部長)に、善意の募金(376,662円)を寄付しました。被災地の復興に少しでも役立てば幸いです。

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神政連40周年記念式典・講演会

2011年4月28日 木曜日

昭和27年の今日、サンフランシスコ講和条約が発効して、日本は7年近い占領体制から復帰し、主権を回復しました。

昭和天皇御製

風さゆる み冬は過ぎて 待ちに待ち 八重桜咲く 春となりけり

 

昨日(27日)、神道政治連盟神奈川県本部主催による、結成40周年記念式典・講演会が関内ホールで開催されました。(後援:神奈川県神社庁神道政治連盟中央本部日本会議神奈川・教科書を良くする神奈川県民の会)

記念式典・記念表彰に続いて、「教育再生~真の美しい国づくりのために」と題して、安倍晋三元首相による基調講演が行われました。

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また、「より良い教科書を子供たちの手に」と題して、参議院議員・山谷えり子氏、同・有村治子氏、同・義家弘介氏、教育評論家・小林正氏によるパネルディスカッションが行われました。

司会進行は、元NHKアナウンサー宮田修氏に務めていただき、あっという間の半日でした。

約50名のスタッフで準備

約50名のスタッフで準備

教育は国家百年の計といわれますが、戦後は日教組により弊害教育が行われて来ました。また、規範意識をもたぬ親により、躾(しつけ)もままならなず、地域コミュニティの希薄化も顕著化しています。

約1,000名の来場者

約1,000名の来場者

しかしながら、平成18年には教育基本法が60年ぶりに改正され、教育再生へのうねりも起こっています。

また、この度の大震災により、人々の意識変化や価値の見直しが起きているのは、日本らしさを取り戻すための良い転換点かもしれません。

本年は中学校教科書採択の年にもあたり、新教育基本法にもとづいた内容の教科書採択が望まれるところです。

 

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茅採り

2011年4月26日 火曜日

大祭が終わり、5月5日の国府祭(こうのまち)に向けて準備を進めています。

今日は、各社で配る粽用の茅(かや)を採りに行きました。天候の影響で、茅の生育はかなり遅れているようです。

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茅は陽にさらしてよく乾燥させ、糯米(もちごめ)でつくった餅を包み、みご(*)で結びます。

*みご・・・稲の穂の芯。藁稭(わらしべ)

各社の粽

各社の粽(当社は右から2番目) 昨年のもの

現在では、粽というと笹や真菰(まこも)で巻いたものを藺草(いぐさ)で縛って蒸したものをいいますが、国府祭にはこういったところにも伝統が残されています。

 

風に泳ぐ鯉のぼり

風に泳ぐ鯉のぼり

 

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植樹

2011年4月25日 月曜日

22日の比々多神社例祭には、例年より少なかったものの植木市が出ました。毎年植木を求めていますが、今年も榊(さかき)を購入しました。

榊は「賢木」「坂木」などとも表記し、常に繁っていることから繁栄を象徴する栄木、神域を示すことから境木などの説があります。(『神道事典』弘文堂より)

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榊は神事には欠かせないもの。神さまの依代(よりしろ)となる「神籬」(ひもろぎ)、お祓いに用いる「大麻」(おおぬさ)、拝礼に用いる「玉串」(たまぐし)など。

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所管神社(22社)の境内にも植えてもらうため、午後から各社総代さんのお宅に配りました。

植樹した榊

植樹した榊

繁栄の象徴である常緑樹の成長に、栄えあれと願って土をかけました。

 

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本日は快晴なり

2011年4月24日 日曜日

昨日の天気とうって変わり、今日は心地良い快晴の日曜日。

雨後の筍

雨後の筍

境内にはハイキングの人たちが目立ちます。

花水木(はなみずき)

花水木(はなみずき)

ようやく牡丹桜(八重桜)が満開となりました。

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また、鉢植えの牡丹が花開きました。

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テントや羽織、法被(はっぴ)、幟(のぼり)なども良く乾いて、全て片付けることが出来ました。いつもの静かな境内です。

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伊勢原は四季折々豊かなフルーツの里。梨や葡萄農家では、消毒専用車を所有していますが、新車清祓がありました。

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無事、片付け終了

2011年4月23日 土曜日

今日は朝から雨、雨、雨。その中、幟返(のぼりがえ)し、行燈(あんどん)解体、神楽殿片付け、提灯片付け、、、、。

安全第一で作業

安全第一で作業

雨に濡れながらも、三ノ宮自治会、総代さんが作業奉仕をしてくれました。

提灯を乾かして

提灯を乾かして

午後から、5月5日の国府祭(こうのまち)の打ち合わせを行いました。

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大安吉日の今日、初宮、安産、厄除けなどのご祈願がありました。

祝成人 おめでとうございます 

祝成人 おめでとうございます 

 

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東日本大震災復興祈願祭

2011年4月23日 土曜日

昨日(22日)、午後3時に東日本大震災(東北地方地方太平洋沖地震)復興祈願祭を執り行いました。

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氏子中に回覧で案内をしましたが、予想以上に大勢の人が集まりました。

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ジャンボ絵馬に復興への祈りを記入してもらうことにより、あらためて被災地への思いを寄せることができたと思います。

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例年は、神輿の鎮座を寿(ことほ)ぎ、みたま分けの粽行事を執り行いますが、今年は神輿の渡御(とぎょ)が無かったため、手渡しで参列の皆さんにお配りしました。あっという間に、2,100個の餅がなくなりました。

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三和会、栗原祭保存会、神戸青年会の皆さんが、親身になってご奉仕してくれました。

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また、境内で義捐金の募金活動を行いました。

神奈川新聞に掲載されていましたが、「比々多神社のお祭りを通して、復興を祈る」というメッセージとともに、露天商組合の皆さんが売上金の一部を寄付したようです。

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本日、あらためて集計しましたが、約25万円もの義捐金が集まりました。

皆さまの尊い志にあらためて敬意を表すとともに、週明けに伊勢原市を通して寄付することをご報告いたします。

撮影 : 増山正芳氏(藤沢市)

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比々多神社例祭

2011年4月22日 金曜日

お天気に恵まれ、春の大祭を迎えることができました。

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献幣使(けんぺいし)として、県神社庁副庁長・富岡八幡宮・佐野宮司さまをお迎えして、定刻10時に例祭式が執り行われました。

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浦安の舞

天地(あめつち)の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を

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直会(なおらい)の席では、挨拶に立つ誰しもが大震災のことに触れ、日常に戻ることを願う思いでいっぱいでした。そういう意味でも伝統のおまつりに込められた思いは大きく、決意をあらたにした方も多かったと思います。

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境内では、厚木・垣澤社中により、伝統の里神楽が演じられました。

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国家安泰を願う神楽師の思いが通じる最良の機会であったと同時に、神輿・山車の供奉行列がなかった分、多くの人たちがじっくりと里神楽を見学する好機ともなりました。

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 境内に出店した露天商の人たちにとっても特別な日でした。相次ぐイベントの中止で、「4月に入って初めての商売」「仕事が出来るだけありがたい」などという声が聞かれました。植木屋さんは、遠く愛知や群馬などからはるばるやって来ました。

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午後2時半頃には短縮措置もあって、小学校の生徒であふれかえりました。子どもたちの一番の楽しみです。

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当初予定では、節電の関係で日没前に片付ける予定だったようですが、人出も多く、また発電機を持参しての出店により、暗くなるまで賑わいを見せました。

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神輿・人形山車・太鼓のないおまつりでしたが、境内に集まった皆さんにとっては、それなりに楽しい時間となったようで何よりでした。

これも国土創造の神さまのご神恩、お蔭さまです。

 

撮影 : 増山正芳氏(藤沢市)

 

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