2020年6月 のアーカイブ

機織りの神さまに願いを

2020年6月30日 火曜日

明日から「文月」(ふみづき・ふづき)を迎えます。

陰暦7月の異称に「文披月」(ふみひらきづき)がありますが、7月7日の七夕(たなばた)行事に詩歌(しいか)を献(けん)じたり、書道の上達を祈り、文(ふみ=書物)を披(ひら)く意であると『こよみ読み解き事典』に記されています。

また、稲穂の膨(ふく)らみを見るから「穗含月」(ほふみづき)「含月」(ふくみづき)からの転とも考えられるそうです。

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さて、七夕(たなばた)は「星祭」(ほしまつり)ともいわれ、天の川(あまのがわ)における牽牛星(けんぎゅうせい:彦星 ひこぼし)と織女星(しょくじょせい:棚機女 たなばたつめ)の年に一度の逢瀬(おうせ)です。

当社の御祭神(ごさいじん)である稚日女尊(わかひるめのみこと)は、『日本書紀』に記されるように、神さまの御服(みそ)を織る〝機織(はたお)りの神さま〟です。

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明日から「夏詣」(なつもうで:7月1日~8月31日)が始まりますが、御神前には願いや祈りを記す七夕の短冊を準備しています。

御神前に祈りをこめ、短冊に詩歌や書道・裁縫(さいほう)の上達(じょうたつ)はもとより、縁結びや病気平癒、心願成就等、それぞれの思いや願いを記して笹竹に結んで下さい。

泣き相撲 中止のお知らせ

2020年6月29日 月曜日

明日で水無月もお仕舞(しま)いですが、新型コロナウイルス感染症は東京を中心に収まる気配が見られません。

大変残念ではありますが、9月21日(月)に開催を予定していた「一心泣き相撲比々多場所」は、中止することになりました。

開催を心待ちにしていた皆様には申し訳ありませんが、事情をご賢察(けんさつ)の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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期の終わりと始まり

2020年6月28日 日曜日

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、休校が長期化したことで学校年度を多くの諸外国に合わせた9月入学に変更することについて、利点や課題、社会的影響力等、賛否両論が持ち上がりましたが、準備期間や財源の問題、現場の混乱等の理由から現状維持となったことは記憶に新しいところです。

国の会計年度と同様、日本の企業は3月期決算が多いことから、この6月末は集中して定時株主総会が開催されています。

tourouさて、神社では半期に一度の大祓の時期を迎え、今日は兼務社の八剣神社(平塚市上吉沢)において「大祓奉告祭並びに大祓神事」を執り行いました。

心身の健康や地域社会の安全を祈る場ですが、新役員体制のもと初めての祭儀にあたることから、新たな半期を無事に迎えるためにも重要な意味合いをもつことを確認した次第です。

今年は最古の正史(せいし)『日本書紀』が成立して1300年ですが、「景行天皇紀」(けいこうてんのうき)には、御祭神(ごさいじん)の日本武尊(やまとたけるのみこと)が倭姫命(やまとひめのみこと)から草薙劔(くさなぎのつるぎ)を授かり、「慎しみてな怠(おこた)りそ」という言葉を賜って、東国征討に向かった御事績(ごじせき)が記されています。

お知らせ

2020年6月27日 土曜日

昨今の社会情況を鑑(かんが)み、今年は夏越大祓(なごしのおおはらえ)を7月25日(土)に延期しましたが、既に境内には茅の輪(ちのわ)を設け、授与所では「茅輪守」(ちのわまもり)を頒布(はんぷ)しています。

また、社務所では「人形」(ひとがた)の申込みを承っています。

諸々の罪・穢(けが)れを人形に負(お)わせ、健やかな心身に立ち返る蘇(よみがえ)りの神事です。

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さて、新型コロナウイルス感染症の流行前に比べると、参拝者数は未だ少ないものの、週末の人出は徐々に戻りつつあります。

晴れの大安で、先延ばしとなっていた初宮詣を始め、身体健全、心願成就、厄除開運等の御祈祷をお仕えしました。

現在、御朱印は糊入紙(のりいれがみ)という和紙による書置きによる対応となっています。

7月には「夏詣」(なつもうで:7月1日~8月31日)の限定御朱印(書置きのみ)を頒布する予定です。

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会合と班幣式

2020年6月26日 金曜日

新型コロナウイルス感染症の影響により、神奈川県神社庁の各種会合も開催できない状態が続いていましたが、一昨日はオンライン会議で神社振興委員会が行われました。

また、7月1日から新年度が始まるため、本日は神社庁において定例の協議員会が常任委員会という形で開催されました。

県内の神社にも大きな影響が及んでいることから、本年の負担金については県独自の判断で軽減の措置が取られる事になり、多くの兼務社(25社)を抱える当社としてもありがたい限りです。

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会議後には班幣式(はんべいしき)が執り行われ、神社庁長から県内10支部の代表に、神社本庁からの幣帛料(へいはくりょう)が頒(わか)たれました。

各社で斎行(さいこう)される年に一度の例祭(れいさい)では、神々に幣帛料が供進(きょうしん)されます。

花手水

2020年6月23日 火曜日

今年は「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)を7月25日(土)に延期して執り行うことになっていますが、本来の大祓の翌日にあたる7月1日から2ヶ月の期間を「夏詣」(なつもうで:7月1日~8月31日)と称して、新たな風習としてお参りして頂く準備を進めています。

夏詣の期間には限定の御朱印(書置きのみ)もご案内する予定です。

花手水

花手水

境内周辺では紫陽花(あじさい)が見頃を迎えていることから、感染症対策で掛け流しをしている手水舎(てみずや)において、花手水(はなちょうず)をお楽しみ下さい。

神恩感謝

2020年6月22日 月曜日

昨日は初宮詣や交通安全、厄除、社運隆昌等の御祈祷(ごきとう)の他、七五三詣のご奉仕がありました。

海外との出入国規制の関係で、この時期のお参りとなったようです。

晴れ着でお参りする殊勝(しゅしょう)幼子(おさなご)に、幸(さち)あれと願いました。

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また、一昨日に続いて神恩感謝(しんおんかんしゃ)の御祈願を承りました。

当社で結婚式を挙げられ、8年目となったご夫妻は、御神前に玉蜀黍(とうもろこし)をお供えになり、感謝の意を表されました。

毎年の事ながら奇特(きとく)な事で、限りない御神威(ごしんい)がもたらされることでしょう。

第58回崇敬者祭

2020年6月21日 日曜日

恒例により、6月第3日曜日は崇敬者祭です。

情勢を鑑(かんが)み、崇敬会長と責任役員のみの参列でしたが、会員の安全と発展の祈りを捧げました。

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昭和38年の結成より此の方、一度も欠かすことなく58回目を数えます。

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止むなく会員の参列を控えて頂きましたが、神さまにお供えする神饌(しんせん:米、酒、赤飯、餅、魚、卵、海菜、野菜、果物、塩・水)はもちろんのこと、献酒・献花(けんしゅ・けんか)は例年通り行いました。

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県外からのお参り

2020年6月20日 土曜日

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、昇殿祈祷は1組ずつ行ってきましたが、段階的措置として本日から2組ずつ執り行うこととなりました。

また、十分な間隔を確保するため、拝殿へのご案内は2組で行う場合に限り、1組6名までとさせて頂きます。

さて、都道府県をまたぐ移動自粛が緩和されて初めての週末を迎え、駐車場では県外ナンバーの車を複数確認することが出来ました。

hatumiyaご祈祷も東京や千葉、大分県など、県外からの参拝者が目立ち始めました。

新生児が生れて初めて神社に参拝する「初宮詣」は、通常であれば生後30日余りで行うのが一般的ですが、感染症の影響か2ヶ月、3ヶ月経ってからのお参りが多かったようです。

授与品の納札依頼

2020年6月18日 木曜日

疫病による影響の甚大(じんだい)さを鑑み、夏のみならず秋の諸行事についても検討する時期となりました。

明日から都道府県をまたぐ移動の自粛を緩和する方針が発表されましたが、引き続き感染防止策を講じていく予定です。

3月上旬に新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジが開通となり、当社への利便性も大幅に向上しましたが、県外からの参拝者を見込むのはまだ早そうです。

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さて、昨日は御神札(おふだ)等を奉製(ほうせい)している会社との打ち合わせを行い、年末年始に必要な御神札や御守(おまもり)、干支(えと)の縁起物(えんぎもの)等、授与品(じゅよひん)の納札依頼をしました。