2013年2月 のアーカイブ

3月の予定

2013年2月27日 水曜日

明日で如月2月も終わり、明後日には弥生3月を迎えます。

体感的にも春を感じる頃合いで、花便りに心躍る一方で、卒園・卒業・人事異動・定年など、淋しい別れの季節でもあります。

当社でも年度末となり、退任される神社役員さんにとっては最後の一ヶ月となります。

社頭ポスター 3月

社頭ポスター 3月

さて、3月の予定をお知らせいたします。

1日(金)月次祭、2日(土)十二柱神社(伊勢原市田中)祈年祭・日月神社(伊勢原市沼目)祈年祭、3日(日)八剱神社(平塚市上吉沢)祈年祭・南金目神社(平塚市南金目)祈年祭、5日(火)・6日(水)第38回中・平塚・伊勢原連合神社総代会研修会(箱根湯本)、10日(日)真田神社(平塚市真田)祈年祭・八坂神社(平塚市入野)祈年祭、12日(火)相模國府祭類社会議(大磯)・総代慰労会(熱海)、15日(金)月次祭、17日(日)15時人形感謝祭(境内)、19日(火)責任役員・総代会議、28日(木)・29日(金)相模式内社の会巡拝会(茨城)

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当社では、4月22日(月)の「例祭」(春の大祭)はもとより、5月5日(日)の「國府祭」(こうのまち)、5月18日(土)・19日(日)の「第26回まが玉祭」を前にして、各種準備も慌ただしくなる時期となります。

ゆとりの運転を

2013年2月26日 火曜日

境内の遅咲きの梅は、もう少しで蕾が開きそうです。

当地では、ようやくインフルエンザの流行が過ぎたようですが、杉の花粉も重たくなり、花粉症の人たちにはきつい時期を迎えています。

今日は兼務社の総代さんが続けて交通安全祈願でお参りになりました。

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今月も余すところ2日ですが、各所で年度末の工事が行われ、渋滞にイライラする人も多いと思います。

くれぐれも時間に余裕をもち、ゆとりをもってハンドルを握ってください。

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都市住民の農山漁村への意識

2013年2月25日 月曜日

東日本大震災をきっかけに、農山漁村地域は以前よりも大切だと考えられるようになった・・・

神社界唯一の新聞社「神社新報」(2月25日発行)に、「農山漁村地域に関する都市住民アンケート」(国土交通省インターネット調査)の結果が掲載されました。

「農山漁村地域は日本にとって大切だと思いますか」との問について、ほぼ 全ての回答(99.1%)が「大切」と回答。

また、約4割の回答者が東日本大震災をきっかけに、以前より大切だと思うようになったと答えています。

その理由(複数回答)は、「食料や水を生産・供給しているから」(95.3%)、「多様な自然環境を有しているから」(78.5%)、「日本の風土ならではの景観が残されているから」(71.9%)、「地域固有の伝統文化を受け継いでいるから」(60.7%)、「CO2を吸収する森林を守り、地球温暖化対策に貢献しているから」(57.7%)、「日本人にとって心のふるさとだから」(52.1%)・・・などとなっています。

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農山漁村地域における問題の認知度(図1)では、「伝統的祭事の衰退」を39.5%が知らないと回答、9項目中でもっとも認識が低いという結果になりました。

一方で、活動への参加状況と今後の参加意識(図2)については、「地域の伝統芸能や祭りの手伝い」を11.7%が経験、20.9%が「今後参加したい」と回答しています。

特に20代では、29.9%が「参加したい」という結果です。

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比々多小学校では、4月下旬に行った全国学力学習状況調査(6年生対象)の結果、全国に比べて「地域行事に参加している」が8.2%も低く、活動の情報提供や交流機会などの見直しも必要だと思われます。

神前結婚式の申込

2013年2月24日 日曜日

空気の冷たい一日となりましたが、野には蕗の薹(ふきのとう)が生え出ていました。

(いは)走る 垂水(たるみ)の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも

『万葉集』志貴皇子(しきのみこ)

朝から安産・初宮・厄除などの諸祈願、ご朱印参拝などが続きました。

兼務社では神明社(伊勢原市上平間)で祈年祭を執り行いました。

さて、昨日・今日と神前結婚式の申し込みが相次ぎました。

3月・4月と暖かくなる兆しとともに、結婚式も増えてきます。

結婚式の様子

結婚式の様子

当社では、結婚式の申込みの折に、「習礼」(しゅらい)といって、式の流れを確認しながら、その意義、作法などについて説明いたします。

ここ数年、和婚の素晴らしさが見直され、神前結婚式も増える傾向にあります。

結婚式の様子

結婚式の様子

「結婚式について」

こちらにお尋ねください。

0463-95-3237 hibita@athena.ocn.ne.jp

もの言わぬ神さま

2013年2月23日 土曜日

本日は、北金目神社(平塚市北金目)と御嶽神社(伊勢原市池端)で祈年祭を執り行いました。

3月に掛けて、残る兼務7社で祈年祭がありますが、追いかけ4月には13社で大祭があります。

今日は御嶽神社の様子についてご報告いたします。

池端 御嶽神社

池端 御嶽神社

この時期は、各種団体・組織の年度末にもあたり、生産組合の方々は行事が重なり、やむを得ず不参となったようです。

しかしながら、豊年を祈る大切な伝統神事なので、「欠席の方の分も祈りをこめて」という責任役員さんのご挨拶をいただいて祭典を斎行いたしました。

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社殿には様々な絵馬や社名額などが掲げられていますが、奉納板などにはおじいさんやひいおじいさんの名前が刻まれていて、歴史を感じる一時でもあります。

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普段は何気なくお参りをしている神社ですが、時間を掛けて眺めていると様々な発見があるものです。

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古くより、池端の鎮守として鎮座している神社ですが、昨今では落ち葉の問題で自治会や市に対してクレームが出ることもあるようです。

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趣のある長い参道と階段により、多くの人たちの憩いの場となってきましたが、少数住民の強い意見により、参道の樹木を全て根こそぎ伐採することが決定しました。

とても残念でなりませんが、それでも “ もの言わぬ神さま ” は地域の明日をお守りくださっています。

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地域の伝統・地域のまつり

2013年2月22日 金曜日

先日(18日)、比々多小学校の3年生を対象に、音楽室で「比々多のおまつり」についてお話をしましたが、今日は3学級の児童たちが2班に分かれてお宮にやってきました。

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先ずは、神社境内にある鳥居や手水舎、狛犬、御神木、鐘楼、絵馬などについて、その意義を歴史を交えながら説明し、境内を移動しました。

参道の正面からはお宮の建物は一つに見えますが、横から眺めると拝殿と本殿が独立した造りになっているのがわかり、千木(ちぎ)や鰹木(かつおぎ)、神社建築の特徴などについても触れました。

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次に、先日の授業で関心の高かったお神輿を実際に肩にあてて持ち上げてもらいました。

神さまの乗り物としての意義、地域の人が一つになって行うことの大切さ、代々つないできた伝統の重みについて語り、もうすぐ迎える春まつり(4月22日:例祭)についてお話をしました。

ここでは質問も多く、熱心にメモを取る姿が目立ちました。

神輿殿

神輿殿

最後に、博物館で大刀や馬具、鏡、勾玉(まがたま)などの重要文化財を見学してもらい、郷土の財産、宝ものの存在について知ってもらいました。

2班とも約1時間の間、飽きる様子もなく、とても真剣に興味深く聞いてくれました。

地域のおまつりを大切にして欲しいと思います。

二の午祭

2013年2月21日 木曜日

今日は「二の午」(にのうま)。

初午(はつうま)が土曜日だったこともあって、各社の工場でおいなりさんのおまつりがありました。

二の午や幟の外に何もなし 今井つる女

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この日に合わせて竣工を迎えた工場もありました。

以前のものは檜(ひのき)でしたが、欅造(けやきづくり)のため、重厚感があります。その他は同じように細工をこらし、流れ造りの屋根に葺(ふ)いた銅板が輝いていました。

祭典後、参列者が長押(なげし)の彫刻や、蛙股(かえるまた)などを興味深く見ていました。

二の午や末社ながらも梅柳 小沢碧童

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残念ながら、目の前の道路で大がかりな舗装工事が行われ、祝詞の声は神さまにしか聞こえなかったようです。

二の午の風の粗さや納め凧 伊藤いと子

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消防車両の配備

2013年2月20日 水曜日

昨日の雪も上がり、本日は晴れの大安。

足下の悪い現場もありましたが、無事に地鎮祭を行うことができました。

昨晩、近所で小火がありましたが、大事に至らずに安心いたしました。現場の様子を見ていましたが、消防署員や消防団員の対応の機敏さ、精悍な姿に感心しました。

さて、今日は伊勢原市から消防団に新しい消防車両が配備され、交通安全祈願祭並びに入魂清祓式を執り行いました。

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地震や噴火、津波、土砂崩れなどの自然災害とともに恐ろしいのは火事の災いです。

未だ寒さの厳しい日々ですが、更に気を引き締めて、世のため人のため、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

神のふところのうち

2013年2月19日 火曜日

昨日は、冷たい氷も解けて水となり、雪も雨に変わるという「雨水」(うすい)でしたが、今日は当地では珍しい雪が降りました。

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昨晩の神葬祭「通夜祭」「遷霊祭」に続いて、今日は「葬場祭」「火葬祭」のご奉仕となりました。

祭詞では「昨日今日と偲ぶ涙雨の・・・」と作文しましたが、不思議なものでいつの間にか雪に変わりました。

儀式は一定の規則に従って作法を行い、それによって形が整いますが、一方で遺族の心に寄り添った気持ちも大切です。

悲しみや不幸を浄化するのがおまつりであり、やがては子孫をご守護くださる祖霊となるための吉化ともいえます。

生まれこぬさきも生れて住める世も死にても神のふところのうち 橘三喜(たちばなみつよし)

人形感謝祭のお知らせ

2013年2月18日 月曜日

今日は冷たい雨が一日降っています。

先日の打ち合わせ通り、今日は比々多小学校まで禰宜が出向き、「比々多のおまつり」についてお話をいたしました。

音楽室に集まった3年生約120名を前に、春夏秋冬のおまつり、地区内の神社(兼務社)の様子、三之宮郷土博物館所蔵の展示品など、写真をスクリーンに映し出し、小一時間にわたり説明をいたしました。

「おまつりはいつ頃から始まったのですか?」「お神輿の上にのっている鳥は?」「おまつりの行列に天狗がいるのは?」「お神輿は何人でかつぐんですか?」など、興味深い沢山の質問も出てきました。

今週の金曜日(22日)には、実際にお宮に来て見学してもらいますが、自分の目で確かめて色々なことを感じて欲しいと思います。

拝殿の人形

拝殿の人形

さて、境内では「人形感謝祭」(3月17日)に向けて、ひな人形の展示を行っています。

子供の健やかな成長を願って、各家庭では人形を飾りますが、やがて大きくなると押し入れや物置の中で眠ってしまうことがほとんどです。

核家族化した現在では、「置く場所がない」「捨てるのは気が引ける」「人形を引き取って欲しい」といった問い合わせが数多く寄せられています。

社務所玄関の人形

社務所玄関の人形

当社では、祈りのこもった人形をお預かりして飾り、毎日神饌(しんせん:お供え物)を供えています。

お預かりできるのは “ 人形本体のみ ” となりますので、ガラスケースや箱、装飾品などは外してお持ちください。

尚、初穂料につきましてはおおよその目安を定めていますので、お気軽にお尋ねください。

展示の様子 18日

展示の様子 18日