2012年3月 のアーカイブ

4月の予定

2012年3月31日 土曜日

年度末の今日は、非常に強い風が吹き荒れました。

雨も重なりましたが、土曜日とあって御朱印の参拝が目立ちました。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

さて、明日から4月です。当社例祭を含め、兼務社でも12社大祭を斎行いたします。

1日(日)比々多神社月次祭、9時八坂神社(平塚市入野)例祭、9時半十二柱神社(伊勢原市田中)例祭、11時神明社(伊勢原市白根)例祭、11時雷電神社(伊勢原市串橋)例祭、7日(土)石座神社(秦野市鶴巻)例祭、8日(日)8時半真田神社(平塚市真田)月次祭、10時神明神社(伊勢原市笠窪)例祭、10時熊野神社(平塚市千須谷)例祭、9日(月)10時御嶽神社(伊勢原市池端)例祭、10日(火)18時第64回榊会正式参拝、14日(土)9時落幡神社(秦野市鶴巻南)例祭、15日(日)比々多神社月次祭21日(土)10時北金目神社(平塚市北金目)例祭、10時神明社(伊勢原市上平間)例祭、19時比々多神社例祭動座祭22日(日)10時比々多神社例祭、29日(日)10時日月神社(伊勢原市沼目)例祭

神社庁 4月ポスター

神社庁 4月ポスター

神社参拝旅行のお知らせ

2012年3月31日 土曜日

永井宮司所管神社連絡協議会では、恒例の参拝旅行を6月20日(水)~22日(金)に開催いたします。

今回は「隠岐楽、極楽、島根満喫の旅」と題して、自然と歴史・文化に彩られた「隠岐」(おき)を訪れます。

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初日は、米子空港(鳥取)で降りて市内を見学後、高速船で島後といわれる隠岐の島町にわたります。

翌朝、延喜式では名神大社である水若酢神社(みなわかすじんじゃ)に正式参拝し、島内の自然や歴史を巡ります。そして、フェリーで境港へ戻り、日本最古の温泉・玉造温泉に宿をとります。

3日目は、出雲大社を参拝し、古代出雲歴史博物館や庭園が美しい足立美術館を見学する予定です。

海の幸や郷土の美味しい料理もご堪能いただけると思います。

旅行代金は88,000円、締切は4月27日(金)となっていますので、お申し込みをお待ちしています。

晴れの結婚式

2012年3月30日 金曜日

本日の佳き日、晴れの結婚式を執り行いました。

新郎は紋付き羽織袴姿、新婦は色打ち掛けを身にまとい、ご両人だけの厳粛な結婚式となりました。

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境内には、春疾風(はるはやて)が吹いていましたが、季節の変わり目、暖かい春の訪れを感じさせてくれました。

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参進直前、蕾(つぼみ)が張り始めた桜の幹に、小啄木鳥(こげら)が「ギーギー」と声を出して、つがいにその存在を確認していました。

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「春」という言葉は、草木の芽が「張る」意や田畑を「墾(は)る」、気候の晴る意からともいわれますが、男女の慕い合う心でもあります。

ご結婚洵におめでとうございます。幸せな家庭を築いて頂きたいと思います。

相模国式内社の会研修参拝

2012年3月29日 木曜日

本日は「相模国式内社の会」恒例の研修参拝です。

式内社(しきないしゃ)とは、平安初期・醍醐(だいご)天皇の延喜(えんぎ)年間に撰進(せんしん)された法制書「延喜式」の巻9・巻10の「神名帳」に記載された由緒正しき神社です。

「延喜式内社」「式社」などといわれ、その数は、3132座(2861社)で、相模国は13座、伊勢原市では3社が登載されています。

すなわち、寒田神社、川勾神社、前鳥神社、高部屋神社、比々多神社、大山阿夫利神社、小野神社、大庭神社、深見神社、宇都母知神社、寒川神社、有鹿神社、石楯尾神社です。

延喜式内 焼津神社

延喜式内 焼津神社

早朝、寒川神社を出発し、当社を経由して一路静岡県へ向かいました。ここ数年は県外研修で、静岡県焼津市に鎮座する焼津神社(旧社格:県社、現神社本庁別表神社)を正式参拝いたしました。

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暖かな日差しで、桜(ソメイヨシノ)も開花が進んでいました。

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教育の原点は家庭にあり

2012年3月28日 水曜日

本日は、来る6月2日(土)13時半に、横浜・関内ホールで開催される「第8回心の教育・女性フォーラム」についてお知らせいたします。

本フォーラムは、子供たちの心の荒廃が社会問題とされるなか、家庭や地域社会における教育の充実を願う女性の視点から、心の教育の大切さを広める催し物です。

過去には、東京・大阪・愛知・広島・京都・岡山・愛媛で行われ、神奈川では初の開催となります。

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第一部は基調講演で、元埼玉県教育委員長で一般財団法人親学推進協会理事長の髙橋史朗氏により「親学を通して家庭教育を考える」をテーマに行われます。

第二部はシンポジウムで、参議院議員・山谷えり子氏がコーディネーターをつとめ、髙橋氏、TOSS代表・向山洋一氏、参議院議員・有村治子氏、同・義家弘介氏がシンポジストとして「親の学び」を通じて家庭教育の提言を図ります。

入場無料ですが、事前の申し込み(締切5月26日)を必要といたします。

詳しくは「心の教育・女性フォーラム」シンポジウム事務局(045-761-6387)へお尋ねください。

地鎮祭について

2012年3月27日 火曜日

本日は地鎮祭(じちんさい)についてご説明いたします。

地鎮祭は、各種建物の新築や土木工事に先立って、その土地の神さまをおまつりして、工事の安全無事、建物が堅固であるよう祈願するおまつりです。一般に地祭(じまつり)といいます。

地鎮祭(24日) おめでとうございます

個人住宅の地鎮祭(24日) おめでとうございます

設営は地方や規模によって異なることもありますが、基本的には四方に斎竹(いみだけ)を立て、注連縄(しめなわ)を張り廻らし、紙垂(しで)を垂らします。

そして、神さまの依代(よりしろ)となる神籬(*ひもろぎ)を立てて、海幸山幸(うみさちやまさち)といわれる神饌(しんせん:米・酒・魚・野菜・果物・塩・水など)をお供えします。

*常緑樹である榊(さかき)に御幣(ごへい)といわれる紙垂をつけたもの

式前の設営状況

式前の設営状況(25日)

地鎮祭の次第は、他のおまつりと一緒ですが、特徴的なのは土地の神々にお供えものをする「散供」(さんく)、草を刈るしぐさの「刈初め」(かりぞめ)、忌鍬・忌鋤(いみくわ・いみすき)で掘り穿(うが)つ「穿初め」(うがちぞめ)、土地の神々に捧げるものとして、鉄製の鏡・玉・人形などを埋める「鎮物埋納」(しずめものまいのう)などがあります。

地鎮祭(27日)

施設の地鎮祭(27日)

個人住宅では、建主と工事関係者程度の参列ですが、公共施設や会社関係の建物では、招待者なども含め大勢の方が参列しますので、略礼服やダークスーツが好ましいです。

また、「奉献」と記したお酒をお供えするのが一般的です。

道普請

2012年3月26日 月曜日

来る4月1日は、大祭(4月22日)並びに国府祭(5月5日)の会議を開催いたしますが、その資料や配布物などの準備が整いました。

お蔭様で、今年は新規の提灯奉納者も増え、3日に吊す提灯の用意なども進めています。

玄関の花

玄関の百合

さて、昨日は朝早くから西谷戸組(にしやとぐみ)の皆さんが集まり、神社に隣接する道路(階段)の道普請(みちぶしん)を行いました。

公共工事や民間工事などで近頃使用されていますが、天然の山砂を主原料にした舗装材を敷き詰めました。コンクリートに比べ作業も手軽で、散水を繰り返すだけで施工も簡単に進められました。

透水性や保水性にも優れ、環境保全にも良いようです。

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数日後、乾いた状況が楽しみです。組の皆さまお疲れさまでした。

太鼓のバチづくり

2012年3月25日 日曜日

お彼岸明けの週末となった24日・25日は、初宮参りや交通安全、厄除け祈願などで境内は賑わいました。

今日は特に好天にも恵まれ、終日参拝者が続きました。

河津桜も満開

河津桜もほぼ満開

さて、4月22日の例祭を前に、社務所では諸準備を徐々に進めていますが、三和会(三ノ宮の青年会)では太鼓の桴(ばち)づくりを行いました。

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製材した杉の木を、1本ずつ紙鑢(かみやすり)をかけて、角を取り磨きあげていました。

参加者で記念撮影

参加者で記念撮影

午後からは、なでしこ会も太鼓の練習に励みました。今春小学校に入学する子供たちも、何人か参加していました。

練習にも熱が入っています

練習にも熱が入っています

伝統を後世に

2012年3月24日 土曜日

昨日は、私たち神職が身に付ける装束の調製などでお世話になっている大槻装束店の社長さんが、文化庁長官表彰の栄に浴され、そのお祝い会に出席(浅草ビューホテル)いたしました。

宮内庁御用達の装束店(しょうぞくてん)として、長年に亘る功績が評価されたものです。

宮内庁式部職楽部東京楽所による雅楽演奏

宮内庁式部職楽部東京楽所による雅楽演奏

式部職(しきぶしょく)という儀式を統括する組織の中に、古典音楽である雅楽(ががく)を演奏する楽部(がくぶ)という職掌(しょくしょう)があります。

「有職故実」(ゆうそくこじつ)という、古来の先例に基づいた制度や儀式、装束などを研究する学問がありますが、その伝統を守りながら装束を調製したり、「衣紋」(えもん)といって、着くずれないように手順通りに綺麗に着付ける方法を守るのも装束店の役目となっています。

舞楽(ぶがく) 蘭陵王(らんりょうおう)

舞楽(ぶがく) 蘭陵王(らんりょうおう)

因みに、宮内庁式部職楽部の楽師(がくし)が演奏する雅楽は国の重要無形文化財に指定され、楽師は重要無形文化財保持者に認定されています。

宮中行事はもとより、春秋の園遊会や晩餐会、地方公演や海外公演などが行われ、千数百年の伝統音楽を守り伝えています。

昨晩は、宮内庁楽部による優雅な演奏や日本藝術院会員の方のお話を拝聴する機会を得て、あらためて伝統文化を後世につなぐ大切さを感じました。

出張

2012年3月23日 金曜日

昨日、関東一都七県神政連協議会役員会議が栃木県当番のもと、鬼怒川温泉あさやホテルにおいて開催されました。

神道政治連盟(神政連)は昭和44年に、世界に誇る日本文化と伝統を後世に正しく伝えることを目的に結成されました。

日本人らしさが忘れられつつある今、この国に誇りと自信を取り戻すために、皇室の尊厳護持(そんげんごじ)、靖國神社参拝と英霊顕彰(えいれいけんしょう)、教育正常化を始め、様々な時局に応じた課題に取り組んでいます。

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会議では、中央本部から東日本大震災に対する取り組み、国家主権を巡る諸問題への対策、皇室尊厳護持運動、自主憲法制定運動、教育正常化と正しい歴史認識、靖國神社公式参拝と戦歿者慰霊、政教関係を巡る訴訟問題、時局に応じた様々な課題などについて報告がなされた後、各都県本部の活動報告をいたしました。

その後、「女性宮家」創設問題について、神社本庁教学委員の大原康男先生から講演をいただきました。

大原康男先生の講演

大原康男先生の講演

ことの発端は、昨年10月5日、宮内庁長官の首相への要請から起こった問題ですが、表向きは天皇陛下のご公務軽減という耳障りの良いことですが、皇位継承に関する正面からの議論を避けて、「女性宮家」の創設というバイパスを通して女系天皇への道を切り開く意図があることを指摘されました。

12日の参議院予算委員会では、官房長官が天皇の男系と女系の違いを答えられず、審議が中断する場面がありましたが、基本的なことがわかっていないのに、「出来レース」で女性宮家創設に取り組む姿勢に、不信感を抱きました。

特急スペーシアきぬがわ

特急スペーシアきぬがわ

来年は神奈川が当番県でもあり、設営や運営などを確認したうえで、帰路につきました。