本日の午後3時、神前結婚式を執り行いました。
小糠雨(こぬかあめ)とでもいうのか、細かな雨が朝から降り止まず、傘を差し掛けて参道を参進しました。
しかしながら、雨の音が静寂さをつくり、伶人(れいじん)の奏でる雅楽の音色が神域に響きわたり、厳かな雰囲気を醸し出しました。
『古事記』『日本書紀』神話には、結婚式の起源が見られます。
つまり、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が「この漂(ただよ)える国を修理固成(つくりかためな)せ」という天上の神々の教えに従い、宮殿において聖なる柱を廻り巡って、結婚の儀を行います。
誓詞(ちかいのことば)では、「互いに相和し、相敬し、苦楽をともにし」と言の葉を神さまに奏上いたしますが、 夫婦二人で力を合わせて(和合)、新しい生活が始まるわけです。
前述の “ 修理固成 ” の始まりでもあります。