2012年3月11日 のアーカイブ

晴れの笑顔

2012年3月11日 日曜日

東日本大震災から1年となった本日、お宮には多くの方々がお参りになられました。

多くの失われた命に対して、慰霊の誠を捧げる気持ちを大切にする一方で、新しい生命誕生の尊さ、その命への期待も高まります。

初宮参りでご祈願に来られた方々の晴れの笑顔をご紹介いたします。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

地鎮祭でも大震災のことを振り返りながら、今日という日を迎えられるありがたさをお話させていただきました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

被災者に心を寄せ

2012年3月11日 日曜日

早朝、見上げる阿夫利嶺には、頂上付近に雲がかかり雪で覆われていましたが、午前中次第に晴れ間が出て来ました。

DSCF0448

本日の真田神社(平塚市真田)を以て、兼務社15社の祈年祭・東日本大震災復興祈願祭を全て執り行いました。

先にもお知らせした通り、昨日は神道政治連盟国会議員懇談会による物故者慰霊祭及び復興祈願祭が福島県相馬市において、神道青年全国協議会主催の物故者慰霊祭が岩手県釜石市において、そして本日は神社本庁主催の物故者慰霊祭が宮城県石巻市の日和山(ひよりやま)公園を斎場として斎行されました。

全国津津浦浦の神社でも弔意を表す黙祷や復興の祈りを捧げています。

午後2時46分、号鼓とともに比々多神社でも神職・職員他参列のもと東日本大震災復興祈願祭をあらためて執り行いました。

たまたま境内に居合わせた初宮参りの親御さんは仙台の方で、東北に向かってともに黙祷を捧げました。

祈願祭を終えて

祈願祭を終えて

死者15,584人、行方不明者3,155人(ともに3月10日現在)となった未曾有の大災害は、未だ避難生活者34万人以上、2,252万トン以上の膨大な瓦礫(がれき)、津波被害と水田被害、放射性物質による被害など、生活再建への道のりは遠いものです。

道路や港湾、ガス・水道施設、学校や病院、社会福祉施設などのインフラ(産業基盤の社会資本)整備には膨大な経費と時間が掛かり、雇用の確保にも復興への課題が山積しています。

昨日今日明日だけでなく、日々復興への歩みが確かなものとなるよう祈念し、その祈りが具体的な施策や活動につながるよう努めなければなりません。

政府主催の追悼式が千代田区・国立劇場で開催され、天皇陛下には心臓バイパス手術後の間もない御身体にもかかわらず御出席されました。

「国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう・・・」という御言葉をかみしめたいと思います。

天皇陛下御製

津波来(こ)し時の岸辺は如何なりしと見下ろす海は青く静まる

(御題「岸」 1月12日・新春の歌会始)

昨年5月6日、東日本大震災被災地へのお見舞いの行幸啓にて、岩手県釜石市と宮古市の間をヘリコプターで上空からご覧になられた折の印象をお詠みになられたものです。

生成発展の信仰

2012年3月11日 日曜日

一昨日、社務所玄関前の梅がようやく一輪花を開きました。桜にはない、この梅の蕾が開く瞬間が、何ともいえない感動を与えてくれます。

DSCF0484

昨日は神道の葬儀、神葬祭(しんそうさい)がありました。

昨晩、浄書した葬場祭詞

浄書した葬場祭詞

仏教では「輪廻転生」(りんねてんしょう)という言葉を用いますが、神道では「生成発展」の信仰があります。

つまり、祖先のみたまは生まれ替わり、生き替わって自己に生きているという考えです。

祝詞(のりと)や祭詞(さいし)の文末に、「子孫の八十続五十橿八桑枝の如く・・・」(うみのこのやそつづきいかしやぐわえのごとく)という表現で、次々に、子孫の繁栄を祈る信仰です。