2012年3月13日 のアーカイブ

第37回総代会研修会

2012年3月13日 火曜日

第37回中・平塚・伊勢原連合神社総代会研修会が箱根湯本・吉池旅館を会場に、所管内37社・125名が参加して開催されました。(12・13日)

講師には、元NHKアナウンサーで、千葉県長南町鎮座・熊野神社など32社の宮司 宮田修氏を迎えて、「共同体と神社」と題する講演会を行いました。

研修会場の様子

研修会場の様子

宮田氏は平成7年に起こった阪神・淡路大震災において、その第一報を報じたアナウンサーです。

その後、刻一刻と変化する災害状況を13時間に亘って放送しましたが、長田地区における共同体のバケツリレーが火災被害を最小限度に抑えた事例を通して、共同体の重要性を説きました。

また、戦後教育を負の遺産として、基本的人権の過度な尊重や個人重視の考え方を疑問視しました。

日本人は長い歴史の中で、農業を中心に互いに助け合って生活をしてきましたが、その素晴らしさを考え直すとともに、「中今を生きる*」精神に、自分一人の命でなく、親や多くのご先祖さまからいただいた命の尊さや、その責任や使命の重さを考えて欲しいと話されました。

*中今(なかいま)・・・過去と未来の真ん中の今。過去から遠い未来に至る間の現在。

宮田修氏の講演

宮田修氏の講演

東日本大震災から丸一年とあって、災害に対する参加者の意識も高く、時宜を得た内容の講演であり、あっという間の80分間でした。

懇親会 宴席の様子

懇親会 宴席の様子

夜の懇親会では、日頃の神社運営に関する苦労話や活動内容などを始め、様々な話で交流が深まり、大いに盛り上がる大宴会となりました。

今後、各社の護持運営において、本研修会が少しでも役に立てば、企画した事務局としても幸いです。