お陰様で、雑踏での事故や盗難、トラブル等もなく、一年の内で最も賑わう一ヶ月が無事に過ぎ去りました。
参拝者数は昨年より若干多く、特に御朱印巡りが多かったように感じます。
さて、今日は朝早くから日没近くまで、総代さんのご奉仕により節分追儺祭の特設舞台づくりが行われました。
例年通り安全第一で進められ、今年も神楽殿前に立派な櫓(やぐら)が完成しました。
明日の夜から明後日の日中に掛けて、降雪の予報が出ていますが、節分追儺祭当日は天気も気温も何とか良さそうです。
今朝6時過ぎの殿内の気温は氷点下4度を示し、水道管は凍りつき、今年一番の寒さに身震いが止まりませんでした。
日差しのあった日中も4度余りと、厳しい寒さに閉口気味ですが、節分には気温が上がることを期待したいです。
さて、昨日は神奈川県神社庁において、県内の神職・総代参列のもと、新年事始祭(ことはじめさい)並びに神宮大麻暦(じんぐうたいまれき)頒布終了奉告祭が厳粛かつ鄭重に執り行われました。
伊勢の神宮で奉製された神宮大麻は、年末に神社本庁を通して各都道府県の神社庁を経由し、当県でも県内に鎮座する1121社の氏子の家々や事業所等に頒布されました。
お伊勢さまの御神璽(みしるし)がおまつりされた家庭や職場に、あらためて平安がもたらされるよう、神職の一人として願い上げました。
4年ぶりの大雪による影響が心配されましたが、当地では雪から雨に変わったこともあり、今朝は境内や周辺道路に雪がほとんどなく、大事に至らずに助かりました。
市内の小中学校では、授業を2~4時限程度遅らせたぐらいで済み、登下校も安心だったようです。
さて、事前の大雪情報により、今日のウオーキング団体による新年参拝は取り止めとなりました。
交通事情の心配もあって参拝者の少ない一日でしたが、社務所では節分追儺祭の準備を着実に進めることが出来ました。
今年も節分追儺祭には、大相撲髙田川部屋からお相撲さんがやって来ます。
現在、初場所開催中につき、千秋楽までどなたがお越しになるか分かりませんが、是非とも楽しみにお待ち下さい。
因みに、幕内では輝(前頭十二枚目)と竜電(前頭十六枚目)の2人の関取が、ともに6勝4敗と白星先行で、勝ち越しまでもう少しです。
昨日のブログにも書きましたが、今日は厄除祈願が多くを占めました。
厄年は人生の節目・転換期にあたり、災難や障りが生じやすい年回りといわれています。
「この年はしも古より忌(い)み嫌う慣わしなれば、禍事(まがごと)の限りを祓い清めむと・・・」
(厄除祈願祝詞)
厄年の年齢は「数え年」で数え、地域による違いもありますが、男性25歳・42歳・61歳、女性19歳・33歳・37歳をいいます。
この年が「本厄」で、その前後が「前厄」「後厄」となります。
本来、厄年は長寿を祝う還暦(61歳)や米寿(88歳)などの「年祝い」と同じで、〝 晴れ 〟の年と考えられていました。
厄年は地域社会の中にあって、一定の地位や役割を担う年回りにあたり、祭礼に関わる「役」ともいわれます。
心身を清浄に保ち、慎みを以て事にあたることで、無事に役を果たすことが出来たわけです。
現在ではそうした神事に携わる機会もありませんが、足下を見直しつつ、慎みの気持ちで精進することが大切といえます。
慎みてな怠りそ
今日は正月行事も終わりとなる「二十日正月(はつかしょうがつ)」。「女正月」「骨正月」ともいい、業を休む日にあたります。
しかしながら、土曜日とあって朝から御朱印巡りの多い一日でした。
さて、年頭の法人祈祷は徐々に少なくなってきましたが、節分(2月3日)までは「年頭安全祈願祭」としてお仕えし、「元旦祈祷」の御神札を授与しています。
明日は日曜日、個人祈祷、特に〝 厄年 〟のお祓いが多くありそうです。
それほど寒さを感じない「大寒」(だいかん)でしたが、週明けには雪の予報も出ています。
立春(2月4日)まで〝 寒の後半 〟の15日間、寒さ以上に気を引き締めながら、気持ちも春に向かいたいと思います。
雨風も紅葉も月雪も何れも神の姿なりけり