2018年11月 のアーカイブ

天皇陛下御即位三十年奉祝記念大会

2018年11月30日 金曜日

昨日は神奈川県神社庁並びに神奈川県神社総代会連合会の主催で、「天皇陛下御即位三十年奉祝記念大会」が横浜の地で開催されました。

会場の関内ホール(大ホール)は800名余りの参加者で埋まり、当社からは宮司・禰宜・責任役員・総代14名が参加しました。

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第一部は奉祝舞楽(ほうしゅくぶがく)で、当社のまが玉祭でも隔年で出演をお願いしている横浜雅楽会による「納曽利」(なそり)が演じられ、奉祝に相応しい雰囲気が醸し出されました。

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第二部は記念式典、第三部は元侍従長(じじゅうちょう)の渡邉允(まこと)先生をお迎えして、記念講演が行われました。

報道でも伺い知ることのできない宮中祭祀の様子、天皇陛下と神奈川県との多くの結びつき等について、終始丁寧な優しい口調で話されました。

そして、天皇皇后両陛下が常に国民とともにあり、〝 寄り添い 〟の気持ちを汲み取ることが出来ました。

記念式典 主催者式辞

記念式典 主催者式辞

紅葉は見頃

2018年11月29日 木曜日

各地で台風24号によるの塩害の報道がありましたが、当社境内の樹木にも少なからず影響が及んでいる様子で、欅(けやき)は枯れて葉が縮れた状態となりました。

紅葉も気になっていたところですが、昨年よりは鮮やかさに欠けるものの、見頃を迎えました。

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しばらくは楽しめそうです。

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霊魂は不滅

2018年11月28日 水曜日

昨晩、本日と神道による葬祭「神葬祭」(しんそうさい)をお仕えしました。

『古事記』には天若日子(あめのわかひこ)の葬祭の様子が記され、民族固有の古来の習俗であったことを知ることができます。

神道では現世(うつしよ)を第一義(だいいちぎ)に考えているため、亡くなった後も霊魂(れいこん)は不滅(ふめつ)であり、祀(まつ)られた御霊(みたま)は祖霊(それい)として子孫を見守ると考えています。

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会葬後の会食は、神葬祭では通常の祭礼と同じように直会(なおらい)と称しています。

宗派やその時期、本来の意味は異なりますが、一般的には通夜振る舞い(つやぶるまい)、御斎(おとき)、お清め、精進落とし(しょうじんおとし)、忌中払い(きちゅうばらい)等といわれるものです。

喪主や遺族代表の冒頭の挨拶で「故人を偲んで」「故人の事を語らいながら」と耳にしますが、生前を讃(たた)え、遺徳(いとく)を偲ぶことで、御霊との直接的な関係が保たれるともいえます。

新室祭

2018年11月27日 火曜日

昨日は地鎮祭をお仕えして竣工を迎えたお宅へ、今日は建売り住宅を購入されたお宅に伺いました。

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どちらも新室(にいむろ=新築の家)のお祓いで、今後の御守護(ごしゅご)を祈りますが、前者は御加護(ごかご)のもと、工事が無事済んだことに奉謝(ほうしゃ)する文面が祝詞(のりと)に入ります。

祭儀では、産土大神(うぶすなのおおかみ)、大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)、屋船久久能智神(やふねくくのちのかみ)、屋船豊受姫神(やふねとようけひめのかみ)をお招きします。

神宿る森

2018年11月26日 月曜日

先週に続き、パワースポットと御朱印巡りの日帰りバスツアーのお参りがありました。

神社の境内は神域であり、神宿る森そのものが御生(みあれ=御阿礼)ともいえますし、四季折々の自然がもたらす現象を神のなせる業とも捉えることができます。

何れにせよ、高く聳(そび)える木々、祭祀遺跡等を御案内しました。

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太い注連縄

2018年11月25日 日曜日

今年も三ノ宮・西谷戸組(にしやとぐみ)の皆さんの御奉仕により、縄綯(なわな)いが行われました。

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神社下の御神田でつくられた稲藁(いなわら)は、管理状態も良く、とても青々としています。

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「こっちが細い、撚(よ)りが甘い、継ぎ足しの藁の位置が違う・・・」などといった掛け声が上がりながらも、毎年の事で、素晴らしい連携のもと、太い注連縄(しめなわ)に仕上がっていきました。

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12月9日(日)には、鳥居と御神木に掛けられる予定です。

神社祭祀と諸祭

2018年11月24日 土曜日

神社祭祀(じんじゃさいし)規定に定められている祭祀を神社祭祀といい、大祭・中祭・小祭に区分され、宮司が主宰(しゅさい)することになっています。

昨日の新嘗祭(しんじょうさい、にいなめさい:当社では「新穀勤労感謝祭」と呼称)は大祭の一つです。

一方、これに定められていない祭祀を諸祭(しょさい)もしくは雑祭(ざっさい)といい、これらは氏子・崇敬者の依頼により行うものです。

因みに、「諸」も「雑」も「もろもろ」と読み、もろもろの祭儀ということになります。

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本日は兼務する熊野神社(平塚市千須谷)の新嘗祭及び神宮大麻頒布式(じんぐうたいまはんぷしき)をお仕えしましたが、もちろん諸祭の方が多く、神社では人生儀礼に関する七五三詣や安産祈願、出張祭儀(外祭)では、建築儀礼である地鎮祭や邸内祠(ていないし)の祭儀を御奉仕しました。

新嘗の御祭

2018年11月23日 金曜日

今日の良き日、新嘗(にいなめ)の御祭をお仕えしました。

氏子中から献納(けんのう)された初穂(はつほ)はもとより、米・酒・赤飯・餅・魚・卵・海菜・野菜・果物・塩・水を神饌(しんせん)としてお供えし、秋の実りに感謝の祈りを捧げました。

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また、氏子・崇敬者からは菠薐草(ほうれんそう)・大根・白菜・馬鈴薯(じゃがいも)・葱(ねぎ)・柿・蜜柑(みかん)・林檎(りんご)等が横山のように奉納されました。

明日の祭儀

2018年11月22日 木曜日

昨日・今日と日帰りのバスツアーがあり、相模国三社参り(大山阿夫利神社・比々多神社・寒川神社)が実施されました。

パワースポットと御朱印巡りということで、両日とも遙々茨城県からのお参りでした。

来週も同ツアーが企画されています。

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さて、今朝は総代さんの御奉仕で境内の注連縄(しめなわ)張りが行われました。

明日は宮中(きゅうちゅう)や伊勢の神宮、全国の神社で新嘗祭(にいなめさい)が執り行われ、新穀(しんこく)を神さまに奉(たてまつ)り感謝の祈りが捧げられます。

当社でも午前10時に、関係者参列のもと「新穀勤労感謝祭」を斎行(さいこう)します。

栃木の旅路

2018年11月21日 水曜日

好天に恵まれて、11月19日(月)・20日(火)の両日、第45回中・平塚・伊勢原連合神社総代会参拝研修旅行が開催されました。

管内23社から106名の参加があり、当社からは禰宜・権禰宜を含む7名が参加しました。

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バス3台に分乗し、最初に高麗神社(埼玉県日高市)で正式参拝を執り行いました。

昨年、天皇皇后両陛下が御親拝になられた様子等、宮司さまからお話を拝聴しました。

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続いて、古峯神社(栃木県鹿沼市)を参拝し、25000坪の広大な庭園を散策しました。

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鬼怒川温泉の宿で旅の疲れを癒やし、大宴会も和やかに親睦を深めました。

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2日目は日光東照宮(栃木県日光市)に詣り、塗り替え工事が竣功した陽明門や各施設、彫刻等を神職の御案内のもとで拝観し、正式参拝をしました。

また、二社一寺の日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)や日光山輪王寺も歩いて詣りました。

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そして、帰路の安全も祈りながら、宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ:栃木県宇都宮市)を参詣して、全ての行程を予定通りに終えることが出来ました。