官庁では明日28日は御用納めとなり、1月4日の御用始めまでの6日間は年末年始の休暇を迎えます。
民間企業では金融機関では4連休、一般的な企業では5連休、製造業では7~9連休など、休む人にとっては束の間ながら、まとまったお休みはありがたいことでしょう。
今日は金属加工業を営む企業の仕事納めにあたり、一年の厄災を祓う神事を執り行いました。
従業員が大掃除に専念する傍(かたわ)ら、工場内の各所を清めて回りました。
さて、正月は一年の一番初めの月、または松の内(古くは元日から15日、現在では7日まで)をいいますが、他の月に比べると格段に多い新年行事をもさします。
初日の出、初詣、年賀状、お年玉、初夢、書き初め、七草粥(ななくさがゆ)、どんど焼き、門松(kどまつ)、鏡餅(かがみもち)、注連飾(しめかざり)、お節(せち)料理、お屠蘇(とそ)、雑煮(ぞうに)、歌留多(かるた)取り、双六(すごろく)、独楽(こま)回し、羽子突(はねつ)き、手毬(てまり)、凧揚(たこあ)げ・・・など、のんびりと日本独自の正月を楽しんで欲しいと思います。
正月は歳(年)神(としがみ)さま迎える神祭りの色合いが濃い一方で、盆に対応するもので、先祖の魂を迎える性格の行事でもあります。
社務所では、神棚(かみだな)にお祭りする新しい御神札(おふだ)を頒布(はんぷ)するため、一日中参拝者の対応にあたっています。
29日は〝二重苦〟(にじゅうく)、31日は〝一夜飾り〟になることから、明日28日または30日に神棚に御神札を納めるご家庭が多いようです。
「古い御神札はいつ、どこに納めるのか」「今年は身内に不幸があったので家庭の祭りはどうしたらよいか」「新しく神棚を設けたい」など、年末年始ならではの疑問です。