2016年12月 のアーカイブ

古札等について

2016年12月31日 土曜日

毎年大晦日の光景ですが、古い御神札を納めにお参りされる人たちの姿を数多く目にします。

当社では御神札や御守はもちろんのこと、注連縄(しめなわ)や松飾り、達磨(だるま)などの縁起物のお焚き上げを受け入れていますが、瀬戸物やガラス、金属等の不燃物はご遠慮願っています。

また、お祓いの後に御浄火(ごじょうか)でお焚(た)き上げをしますが、ビニールの仕分けは非常に手間が掛かるため、できる限り分別の上で古札納所にお納め下さるようご協力をお願い致します。

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尚、1月14日(土)午後3時から、境内に於いて「古札焼納祭並びにどんど焼き行事」を執り行います。

神社では参拝者用の団子をご用意していますので、どうぞお参り下さい。

小晦日

2016年12月30日 金曜日

泣いても笑っても明日は大晦日(おおみそか・おおつごもり)、今日は小晦日(こつごもり)で平成28年も残すところ一日余りとなりました。

今朝は総代さんの年内最後のご奉仕で、境内や氏子各字(うじこかくあざ)の注連縄(しめなわ)張りでした。

また、正月用の大きな賽銭箱(さいせんばこ)も設置となりました。

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兼務各社に元旦祈祷の御神札をお届けし、鳥居には真榊(まさかき)と松を飾り、御神札・御守・縁起物などの授与品(じゅよひん)を万端(ばんたん)整えました。

一年の感謝と新しい年への希望、氏子・崇敬者の幸せをお祈り申し上げます。

お待ちしております

2016年12月29日 木曜日

今日は7月に地鎮祭で伺ったお宅の竣工にあたり、終了奉告と感謝の祝詞(のりと)を上げ、言祝(ことほ)ぎました。

新居で迎えるお正月は格別に嬉しいことでしょう。

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さて、昨日はご神前の鈴緒(すずお)や鐘楼(しょうろう)の掛緒(かけお)を掛け替えるとともに、ご神前の幟(のぼり)を新調しました。

また、初詣の幟(のぼり)や日本遺産認定に伴う幟を神社周辺に掲げ、賑やかな雰囲気となってきました。

また、日本遺産協議会の看板が手水舎(てみずや)裏手に設置されましたのでご覧下さい。

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お蔭様で、ご神前には氏子・崇敬者の方々から多くの奉納品が上がり、神さまのご神威(しんい)も高まることでしょう。

皆様のお参りをお待ちしております。

鶏鳴

2016年12月28日 水曜日

来年は皇紀(こうき)2677年、西暦2017年、平成29年、丁酉(ひのととり)年で、明治以来150年、大正以来106年、昭和以来92年となります。

皇紀は日本の紀元(きげん)で、初代・神武(じんむ)天皇が橿原宮(かしはらのみや)に即位した年(西暦紀元前660年)のことで、辛酉(かのととり)の年にあたり、来年は224回目の酉年にあたるようです。

因みに、今年は神武天皇が崩御(ほうぎょ)されてから2600年という年でした。

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丁酉の「丁」(ひのと=「火の弟」の意)は陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)では火性の陰に割り当てられ、十干(じっかん)の4番目、釘の原字で、草木が成長して安定している状態です。

「酉」は十二支(じゅうにし)の10番目、時刻は午後6時、方角は西(秋)、旧暦の8月、動物では鶏に当てられています。酒造りの季節にあたることから酒壺を意味する酉が使われ、秋の穫り入れ(実り)を表すといわれます。

神話では天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天岩屋(あめのいわや)に籠(こも)って常闇(とこやみ)となった時、〝常世(とこよ)の長鳴鳥(ながなきどり)〟(鶏の古称)を集めて鳴かせたことが記されています。

伊勢の神宮の二十年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)では、「カケコー、カケコー、カケコー」と鶏鳴所役(けいめいしょやく)が三声(さんせい)を奏(そう)して浄闇(じょうあん)の中、遷御(せんぎょ)の儀が厳粛に執り行われ、神代(かみよ)の故事(こじ)が目出度き吉事(きちじ)として連綿と続いています。

年末年始

2016年12月27日 火曜日

官庁では明日28日は御用納めとなり、1月4日の御用始めまでの6日間は年末年始の休暇を迎えます。

民間企業では金融機関では4連休、一般的な企業では5連休、製造業では7~9連休など、休む人にとっては束の間ながら、まとまったお休みはありがたいことでしょう。

今日は金属加工業を営む企業の仕事納めにあたり、一年の厄災を祓う神事を執り行いました。

従業員が大掃除に専念する傍(かたわ)ら、工場内の各所を清めて回りました。

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さて、正月は一年の一番初めの月、または松の内(古くは元日から15日、現在では7日まで)をいいますが、他の月に比べると格段に多い新年行事をもさします。

初日の出、初詣、年賀状、お年玉、初夢、書き初め、七草粥(ななくさがゆ)、どんど焼き、門松(kどまつ)、鏡餅(かがみもち)、注連飾(しめかざり)、お節(せち)料理、お屠蘇(とそ)、雑煮(ぞうに)、歌留多(かるた)取り、双六(すごろく)、独楽(こま)回し、羽子突(はねつ)き、手毬(てまり)、凧揚(たこあ)げ・・・など、のんびりと日本独自の正月を楽しんで欲しいと思います。

正月は歳(年)神(としがみ)さま迎える神祭りの色合いが濃い一方で、盆に対応するもので、先祖の魂を迎える性格の行事でもあります。

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社務所では、神棚(かみだな)にお祭りする新しい御神札(おふだ)を頒布(はんぷ)するため、一日中参拝者の対応にあたっています。

29日は〝二重苦〟(にじゅうく)、31日は〝一夜飾り〟になることから、明日28日または30日に神棚に御神札を納めるご家庭が多いようです。

「古い御神札はいつ、どこに納めるのか」「今年は身内に不幸があったので家庭の祭りはどうしたらよいか」「新しく神棚を設けたい」など、年末年始ならではの疑問です。

目処がつき

2016年12月26日 月曜日

神社では午後5時の閉門後、毎日交代で社務日誌を書いています。

年末は人の出入りが激しいことから特記事項も多く、前年のものが良き備忘録(びぼうろく)として役立っています。

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さて、社務所では事前申込みの元旦祈祷や企業祈祷の御神札(おふだ)の支度に毎日追われていましたが、ようやく目処がつきました。

また、守札(しゅさつ)類や絵馬、根付守(ねつけまもり)、土鈴(どれい)、破魔矢(はまや)、破魔弓(はまゆみ)、鏑矢(かぶらや)、熊手(くまで)等、通常の授与品(じゅよひん)に加えて、干支(えと)や縁起物(えんぎもの)関係の支度も順調に進んでいます。

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今日は年末最後の地鎮祭(じちんさい)奉仕がありましたが、無事祭事を迎えて施主・施工ともども一安心するとともに、気持ちよく年明けの工事にあたれるのではないでしょうか。

面談説明会

2016年12月24日 土曜日

昨日のタウン紙に「煤払い」(13日)の様子が掲載されました。

タウンニュース 12月23日号

タウンニュース 12月23日号

この日が正月事始めですが、昨日は正月奉仕者の事始めとなる面談説明会を開催しました。

巫女(みこ)奉仕の高校生や大学生、男子生徒が集まり、各施設の説明や礼儀作法、言葉遣い、諸注意など、神職の説明に熱心に聞き入っていました。

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社殿や神酒所(みきしょ)、授与所(じゅよしょ)などで奉仕をお願いすることになりますが、緊張しながらも授与品の受け渡しなどについて真剣に学んでいました。

天皇誕生日

2016年12月23日 金曜日

今日は第125代天皇・今上陛下(きんじょうへいか)の83歳のお誕生日です。

現在は国民の祝日で「天皇誕生日」ですが、戦後間もない昭和23年までは天長節(てんちょうせつ)といわれていました。

「天長祭」(てんちょうさい)は神社本庁で中祭(ちゅうさい)に定められていて、全国の神社では奉祝(ほうしゅく)の意を表すとともに、陛下の長寿とご健康を祈り上げています。

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皇居には1万人近い参賀者が訪れましたが、22日に新潟県糸魚川市で起きた大規模火災について、「多くの人が寒さの中、避難を余儀なくされており、健康に障りのないことを願っています」と気遣われるとともに、「来年が明るく、また、穏やかな年となることを念じ、皆さんの健康と幸せを祈ります」とお言葉を述べられました。

国民の為に〝無私の祈り〟を続けておられる大御心(おおみごころ)に、感謝の真心を捧げるとともに、皇室の弥栄(いやさか)を祈るばかりです。

日本遺産のまち伊勢原

2016年12月22日 木曜日

今年も残すところ10日を切りました。

市内の学校では終業式が行われ、明日から年末年始の休暇に入ります。

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さて、今日は日本遺産協議会から幟旗(のぼりはた)が届きました。

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また、『一個人』(KKベストセラーズ)に日本遺産特集が組まれ、構成文化財として当社も紹介されました。

どうぞご覧下さい。

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あらゆる災禍を取り除き

2016年12月20日 火曜日

本日は恒例の「年越大祓」(としこしおおはらえ)でした。

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ご神前には7台の神饌(しんせん:米、赤飯、酒、海菜、野菜、果物、塩・水)の他、生産農家の方から奉納品として季節の野菜が上がりました。

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社殿における「大祓奉告祭」(おおはらえほうこくさい)に続いて、境内祭場において「大祓神事」(おおはらえしんじ)を執り行いました。

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神事では麻苧(あさお)と木綿(ゆう)を裂きながら、氏子・崇敬者の家々の罪・咎(とが)を祓い、比々多地区内や崇敬者から寄せられた人形(ひとがた)の氏名を1体ずつ読み上げました。

その間、祭員の先導により、参列者一同も繰り返し大祓詞(おおはらえし・おおはらえことば)を奏上(そうじょう)しました。

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神事を畢(お)えると、人形を御浄火(ごじょうか)でお焚(た)き上げしました。

初穂料をお納め下さった氏子・崇敬者の方々には、火防(かぼう)の御神札(おふだ)をお頒(わか)ちします。

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あらゆる災禍を取り除き、清らかに新年をお迎え下さいますようお祈り申し上げます。