2018年8月 のアーカイブ

長月の予定

2018年8月31日 金曜日

市内では新東名高速道路の建設に関わる大規模な工事が進められていますが、高取山トンネルの掘削工事による影響とも考えられる沢の水涸れが発生しています。

当社の飛地境内地付近に位置する三段の滝は、湧き出た水が栗原川となり、周域の生産農家にとっても欠かせないものとなっています。

また、秋に迫った酒祭(11月6日)のお水取り神事に向けて、関係者とその対応について話し合いを進めているところです。

神社脇の小川

神社脇の小川

さて、長月の予定です。

1日(土)月次祭、4日(火)総代奉仕、8日(土)産土講役員会、9日(日)八幡神社(伊勢原市坪ノ内)例祭、真田神社(平塚市真田)月次祭、12日(水)所管神社連絡協議会巡拝会、15日(土)月次祭、第69回産土講祭、17日(月・敬老の日)一心泣き相撲比々多場所、23日(日)地神社(秦野市鶴巻南)例祭、例祭・國府祭反省会

警蹕

2018年8月30日 木曜日

明日で葉月もお仕舞いというのに、厳しい暑さが続いています。

今日も一般住宅の地鎮祭では、忌竹(いみだけ)を立て、四方に注連縄(しめなわ)を巡らせ、青葉常磐木(あおばときわぎ)である真榊(まさかき)を神さまの依代(よりしろ)として、暫(しば)し御降臨(ごこうりん)を仰ぎ、工事の無事安全を祈り上げました。

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祭儀に先立ち全てを祓い清めた後、警蹕(けいひつ)を称(とな)え、神さまをお招きするのが降神(こうしん)の儀です。

警蹕の警は警戒する意であり、蹕は行く先を止める意で、不敬(ふけい)の無きよう、「み先を追う」(『神道祭祀の伝統と祭式』茂木貞純)、まさに緊張に包まれる瞬間です。

降神と昇神、神職の称える「オ−−−」という長い音に、神さまがすぐそばに坐(いま)すが如く、祭場は厳かさを増すのです。

防災と祈り

2018年8月27日 月曜日

「防災の日」(9月1日)を前に、昨日は伊勢原市内の広域避難所(15会場)において、総合防災訓練が実施されました。

95年前の大正12年(1923)9月1日に発生した関東大震災に因み、災害に対する心構えと防災意識を高めるためのものです。

昭和35年の制定までは、各被災地でこの日に慰霊祭が行われていました。

今回は首都直下地震を想定して、自宅・地域・避難所における避難や防災訓練が行われましたが、猛暑日となったことから、熱中症予防にも注意が必要となりました。

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既に今年は多くの台風が発生していますが、1日は「二百十日」(にひゃくとおか)にあたり、台風(暴風雨)の襲来がある季節です。

農家にとっては稲の開花期にあたり、まさしく厄日(やくび)であり、風水害のないよう神さまに祈る日ともなります。

正祭・慰霊祭会議

2018年8月25日 土曜日

例年になく暑い日が続いています。

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さて、今晩は正祭・慰霊祭会議を開催し、神社役員・総代はもとより、比々多地区内自治会、太鼓連役員等、総勢57名の出席となりました。

10月21日(日)の午前9時から秋の祭礼である「正祭」を、午前10時から比々多地区戦没者慰霊祭を招魂社(神社西側・神池横)で、また、鎮魂太鼓奉納が午後1時半から執り行われることが確認されました。

そして、それらに関する事前準備や当日の役割等、例年の通りに進められました。

昨年は雨により、慰霊祭は参集殿内、太鼓奉納は中止となりましたので、今年は盛大に行いたいという思いが伝わってきました。

歴史的価値

2018年8月24日 金曜日

当社は相模国の三之宮であり、『延喜式』に登載される由緒正しき古社です。

周辺に点在する古墳群、発掘された遺物から想像すると、古墳時代には文化の中心地であったことも考えられます。

神奈川新聞 8月23日掲載

神奈川新聞 8月23日掲載

境内設置の三之宮郷土博物館には、往事を偲び、その歴史的価値に触れる多くの資料に出会うことが出来ます。

子供たちの夏休みも残り1週間余り、地域の歴史を学ぶ恰好の材料が揃っています。

抜穂

2018年8月23日 木曜日

二十四節気の一で、暑さがやむという意の「処暑」(しょしょ)ながら、今日も朝から日差しが強く、地鎮祭奉仕を終えると全身汗でぐっしょり濡れました。

例年台風発生時期にあたりますが、現在台風20号が接近し、各地への影響が心配されます。

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近隣の田んぼでは、穂が出て徐々に垂れ下がってきます。

神社下の御神田(比々多神社バス停前)では、10月20日(土)に神奈川県神道青年会により抜穂祭(ぬいぼさい)が執り行われる予定です。

刈り取った稲を1本ずつ抜き取って神さまにお供えすることから「抜穂」といわれます。

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我が国には〝 豊葦原の瑞穂の国 〟(とよあしはらのみずほのくに)という美称がありますが、稲田が実りの季節を迎えるのはもう少し先です。

相模中連合支部総会

2018年8月22日 水曜日

昨夕は神奈川県神社庁相模中連合支部総会が大山の地で開催され、管内(中郡二宮町・大磯町、平塚市、伊勢原市、秦野市)の神職24名が出席しました。

開会儀礼では神宮を遙拝(ようはい)し、国歌斉唱、「敬神生活の綱領」唱和に続き、県神社庁設立70周年記念歌で、第一唱歌「軌跡」を斉唱しました。

<軌跡>

幼き夢に 灯をともし 生きる月日の 喜びを 心にきざみて 眺むれば 杜に泉に 恵みあり

年月過ぎて 家族たち 皆の命の 中今を 心にきざみて 笑みこぼれ 山に渚に 光あり

望みに満ちた 門出あり 共に生きると 誓いたり 心にきざみて 神奈川の 街に港に 栄えあり

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支部長挨拶の後、平成29年度の事業報告・決算報告・監査報告について審議がなされ、続いて平成30年度の事業計画・予算が全員一致で可決となりました。

また、来る10月2日に開催予定の宗教文化講座「天皇の皇位継承と大嘗祭」(講師:岡田荘司先生)への参加呼びかけや各種報告がありました。

神社庁理事の御挨拶でも触れられましたが、天皇陛下の御譲位(ごじょうい)や皇太子殿下の御即位に関わる儀式が、間断なく伝統に基づいて行われるとともに、国民挙って奉祝する機運となるよう、身近な祭礼を通して語る機会をつくるべきことが確認されました。

管内184社の例祭式(大祭)に奉献(ほうけん)する幣帛料(へいはくりょう)も各宮司に配られました。

記念事業

2018年8月19日 日曜日

昨晩の責任役員会議では、大神輿の点検や正祭・慰霊祭会議(8月25日)、所管神社連絡協議会巡拝会(9月12日)、大祭・國府祭反省会(9月23日)等についての協議が行われました。

いよいよ秋の行事に向けての準備が本格化してきます。

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今年の相模國府祭では天皇陛下御即位三十年の奉祝記念として、六社による大神輿渡御が盛大に行われました。

反省会ではケ−ブルテレビで放映された映像を関係者で鑑賞する予定です。

また、記念事業の一環として発行作業が進められている記念誌の原稿や資料がようやく仕上がりました。

次代の参考資料とする上でも、意義深い事業にしたいと思います。

正祭、慰霊祭、鎮魂太鼓、骨董蚤の市

2018年8月18日 土曜日

今日の午後は、来週開催する正祭(しょうさい)・慰霊祭会議の資料準備にあたりました。

「正祭」は崇神(すじん)天皇の御代に、神地として「神戸」を賜ったことに感謝する秋の祭礼です。

また、比々多地区自治会連合会との共催で、神社西側の招魂社(しょうこんしゃ)において「地区戦没者慰霊祭」を執り行います。

そして、今年で22回目となる地区太鼓連による「鎮魂奉納太鼓」が神社西側の駐車場で実施されます。

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昨年は雨天で中止となりましたが、境内では比々多観光振興会主催の「骨董蚤の市」(こっとうのみのいち)が開かれ、とても賑やかな一日となります。

今晩は責任役員会議を開き、その下打ち合わせを行います。

秋の気配

2018年8月17日 金曜日

昨夕は、当地では盆の「送り火」でした。

御先祖さまを穏やかにお送りし、心なしか秋の気配を感じています。

送り火

送り火

さて、学校の児童・生徒にとっては残り2週間余りの夏休みですが、大半は平常と変わらぬ勤めに従事していることでしょう。

当社でもお盆明けは各種御祈願や出張祭典、また、電話や来客が多いものです。

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今日は道路を隔てた敷地に鎮まる稲荷社(いなりしゃ)の合祀祭(ごうしさい)や、以前に方位見(ほういみ)をしたお宅で、お稲荷さんの仮遷座祭(かりせんざさい)をお仕えしました。

日差しは強かったものの、風が心地よく、蜻蛉(とんぼ)の姿を視界に感じながらの御奉仕でした。