‘なぜ?なに?’ カテゴリーのアーカイブ

茅の生育状況

2018年5月24日 木曜日

年々減少しているように思えますが、今年も自生する茅(かや)を沢山刈ることが出来ず、相模國府祭(5月5日)に作る粽(ちまき)の量が限定されました。

因って、全ての参拝者に粽を頒布(はんぷ)することが出来ずにとても残念でした。

國府祭に頒布する粽

國府祭に頒布する粽

元宮(もとみや)の隣接地に茅場(かやば)を設けていることもあり、その生育状況を見に旧宮山へ上がりました。

未だ一月余りありますが、6月30日の夏越大祓(なごしのおおはらえ)では、大きな茅の輪(ちのわ)を参道に設(しつら)えます。

これをくぐって悪疫退散(あくえきたいさん)・厄災消除(やくさいしょうじょ)を祈り、生命の蘇(よみがえ)りをはかるのが、古くから伝わる茅の輪の故事(こじ)です。

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予期せぬ雷

2018年5月10日 木曜日

境内清掃を終えて社務所へ上がると、予期せぬ雷が鳴り響き、一気に雨が降り出しました。

雷(いかづち)は「厳つ霊」(いかつち)であり、「雷神」(らいじん)で、古くは「鳴る神」ともいいました。

俵屋宗達(たわらやそうたつ)の『風神雷神図』(ふうじんらいじんず)には鬼の姿で描かれていますが、『枕草子』にも「雷は名のみにもあらず、いみじう恐ろし」とあります。

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雨が上がるのと同時にお天道(てんとう)さまが顔を出したこともあり、温まった地表から一斉に湯気が上がったような現象になりました。

良いお湿りとなりましたが、来週(19日・20日)は「第31回まが玉祭」につき、今週も天気予報とにらめっこが続きます。

日本人に相応しい

2018年5月3日 木曜日

大型連休の真ん中ですが、今日は国民の祝日で「憲法記念日」です。祝日法には「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。」とあります。

昭和22年(1947)の今日、現在の憲法が施行された日を記念してつくられました。

現行法は占領軍により、ごく短期間のうちにつくられたものであり、国際社会どころか国民生活にもそぐわない点が多々指摘されています。

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今後、国会では改憲に関する論議が盛んになると思われますが、国会は発議をする場であり、最終的には国民投票で決まります。

歴史と伝統をもとにした我が国独自の文化や国柄を踏まえるなど、日本人に相応しい日本のための憲法について、国民自身が考える機会でもあります。

無私の祈り

2018年4月29日 日曜日

機器に不具合が生じたため、更新が滞りました。

拙ブログを御覧の皆様には申し訳ありませんでしたが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

靖國神社

靖國神社

さて、昨日は昭和27年(1952)にサンフランシスコ講和条約が発効され、連合国軍による7年の長きにわたる占領政策から、我が国が晴れて独立を果たしたともいえる「主権回復記念日」でした。

神道政治連盟神奈川県本部では、東京都本部との合同参拝研修会を靖國神社並びに参議院会館において開催しました。

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両都県の会員とともに、都議会、県議会、区議会、市議会の議員さんを含む114名が参加しました。

来年は明治2年の御創立から150年にあたり、各種記念事業が展開されていますが、遊就館を見学して近現代の歴史をあらためて学びました。

そして、お祓いを受けて昇殿し、九段の杜に鎮まる246万6千余柱の神霊に頭を垂れて、心静かにお参りをさせて頂きました。

参議院会館

参議院会館

続いて参議院会館に移動し、評論家の江崎道朗(えざきみちお)氏を講師にお迎えし、「皇室制度と憲法、政教分離について」という内容の講演を拝聴しました。

かつてない未曾有の戦争により、皇室の在り方さえも大きく変容しましたが、国民を〝おおみたから〟と称し、宮中祭祀を通して「国安かれ、民安かれ」という〝 無私の祈り 〟が捧げられていることに思いを致しました。

御譲位までちょうど一年となりますが、世界最古の歴史と伝統を誇る皇室の在り方や御即位に関わる儀式等についても、地域で考える機会をもちたいと思います。

例祭日

2018年4月9日 月曜日

平日ながら、今日は兼務する御嶽神社(伊勢原市池端)の例祭(れいさい)でした。

例祭は恒例によって1年に1回執り行われる最も重要な祭祀であり、多くは御祭神または神社にとってゆかりの深い日があてられています。

神社本庁の「宗教機能に関する規定」には濫(みだ)りに変更することは許されず、やむを得ざる場合においてもその変更については統理(とうり)の承認を得るべきことが明示されています。

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例えば、当社の例祭は毎年4月22日ですが、市内では大山阿夫利神社は8月28日、相模國府祭の類社である一之宮・寒川神社は9月20日、四之宮・前鳥神社は9月28日、平塚八幡宮は8月15日です。

また、菅原道真公をおまつりする天神さまは、誕生日と亡くなった日にあたる25日が例祭日となっています。

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心の鏡を清く明らかに

2018年4月7日 土曜日

昨晩から春の嵐が吹き荒れ、残念なことに献灯提灯(けんとうちょうちん)が10張以上も破損してしまいましたが、幸いにして建物や立木等に被害はなく、朝早くから境内清掃と片付けにあたりました。

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さて、今日は4月最初の土曜日で大安にあたり、兼務する石座神社(秦野市鶴巻)の例祭式や地鎮祭、土地祓、新居の家祓、出張結婚式など、吉日の祭典奉仕となりました。

御蔭様で天候に恵まれ、神前結婚式では咲き誇る八重桜の下を参進することが出来ました。

御結婚おめでとうございます

御結婚おめでとうございます

今年は明治維新から150年という節目の年にあたります。

明治天皇の皇后(こうごう)である昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)は、日本赤十字社の創立・経営といった社会福祉関係への尊き事業、女子教育への御尽力等、高い御婦徳を発揮されて国民から国母陛下と仰がれ、明治天皇とともに明治神宮におまつりされています。

御歌 鏡

朝ごとに むかふ鏡の くもりなく あらまほしきは 心なりけり

御歌にこめられた「心の鏡をいつも清く明らかにしましょう」という意をこめて、本日のめでたき祝言(しゅうげん)の御祝いの言の葉とさせて頂きました。

ほに出づ

2018年3月30日 金曜日

昨夜からやや強い風が吹いて心配されましたが、桜の花散らしとはなりませんでした。

昨日に比べて日中の気温は低く、花冷えといったところですが、カメラを持った人たちを大勢目にしました。

JAF Mate 4月号

JAF Mate 4月号

明日で3月も終わりとなりますが、年度末に多く見られる道路工事も落ち着いたようです。

今月は竣工式がいくつかあり、昨日は店舗新築工事の竣工式をお仕えしました。

秀でた仕事にどなたも満足げでしたが、「秀づ」(ひづ)は「穂出づ」(ほいづ)の転じた「ひいづ」の転だそうで、まさしく顔色に表れて「ほに出づ」だったように思います。

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助けられて

2018年3月24日 土曜日

残り1週間で年度末を迎えますが、今年も兼務する神社や地区自治会等、新年度の役員名簿が順に届く頃となりました。

春祭りの準備もいよいよ本格的に進められます。

さて、神社は全国津々浦々に鎮座していますが、その数は約8万社に及びます。

常に皇室の安泰と国家の繁栄、そして氏子の安泰、地域の繁栄を祈ることから、神社は公共性が強く、〝祭り〟を通して連帯意識を高め、地域社会を結んできました。

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私たち神職は「祭祀の厳修」を最も大切にしていますが、氏子の代表ともいえる役員(責任役員:当社では大総代とも呼ぶ)・総代の協力を得て、神社活動を行っています。

古くから受け継がれる良き慣習ともいえますが、謙虚に受け止めて地域の役を「分け合うこころ」、また地域の人たちによる「持ち寄りのこころ」にいつも助けられています。

新年度も新しい力を得ながら、伝統の行事を準備万端整えつつ、しっかりと継承していきたいと思います。

つくづく

2018年3月16日 金曜日

今日は南からの風で暖かさを運んでいたかと思うと、午後には北風に変わって肌寒さを覚えるようになりました。

風の影響を気にしながら、出張祭典に出掛けると、祭壇を設営する足下の雑草の間には土筆(つくし、つくづくし)が群がり、何か得をしたような気分の祭典奉仕でした。

会社の資材置場移転に伴うお祓いでしたが、式後の神酒拝戴(しんしゅはいたい)では、その伸び行く様を喩(たと)えつつ「おめでとうございます」と盃を上げました。

tukusi神社に戻ると、初宮参り、厄除、交通安全等の御祈願が続きました。

春は別れと出会いの季節、人生にも様々な節目があり、その区切りを大切にするのが日本人の良いところ、儀礼文化として残っているのも合点(がてん)がいくものです。

そんなことを熟(つくづく)と考えながら、「赤ちゃんのお宮参りも厄年も節目、新しい車との出会いも大切・・・」と祈祷後の御挨拶で申し添えました。

むすひ

2018年2月27日 火曜日

如月も明日でお仕舞い。

今日は県立高校の合格発表が行われ、早い時間にお参りされる親御さんの姿が見られました。

そして、春は別れの季節、卒園・卒業や異動、転勤、定年退職などの時期にあたり、これまでの感謝と今後の無事を願い、様々な思いで参拝される方があります。

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さて、草木の芽が出て生物の活動が盛んになるのと同様に、徐々に神前結婚式の申込みや問い合わせが増えてきます。

〝 結び 〟の語源は「産霊」で、上代(じょうだい)には「むすひ」と清音で表し、万物を生成する働きをいいました。

このことは神話に登場するタカミムビ、カミムスビ、ワクムスビ等の神名に見られ、生成発展は日本神話の神観念ともいえます。

この春も様々な縁が結ばれる季節であって欲しいものです。