相模国三ノ宮・比々多神社

鎮物

月末に新工場建設工事の地鎮祭(じちんさい)があり、建設会社の方々が打ち合わせでお参りになりました。

既存工場の解体の際に、土地の中央から鎮物(しずめもの)が出土したとの事で、粗末にしてはならないとの思いで持参されました。

たまたま以前の会社も同じ建設会社で請け負ったようですが、鎮物に49年前の年号が記され感慨深い様子でした。

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地鎮祭は土地の神々を祀(まつ)り、土地の平安堅固(へいあんけんご)と工事の安全無事を祈る建築儀礼です。

土地の神霊(みたま)を和(なご)め鎮めるために、人形(ひとがた)や刀、盾(たて)、矛(ほこ)、鏡などを埋納(まいのう)するもので、古代祭祀の形を今に残すものともいえます。

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