‘季節’ カテゴリーのアーカイブ

雨続き

2020年7月6日 月曜日

雨続きで梅雨明けが待たれる毎日ですが、今日は九州北部に大雨特別警報が発表されました。

近年、気象庁の用語で「線状降水帯」(せんじょうこうすいたい)という言葉を見聞きします。

次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が線状(長さ50-300㎞程度、幅20-50㎞程度)に形成され、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される強い降水を伴う雨域をいうそうで、集中豪雨を引き起こし、河川の氾濫や浸水、土砂崩れや倒木、道路の陥没等、様々な災害の危険性をもたらす恐ろしい気象現象です。

夏詣 七夕の短冊

夏詣 七夕の短冊

当地も朝から強い雨が降り、大変な思いで地鎮祭奉仕にあたりました。

また、十二柱神社(伊勢原市伊勢原)の大祓奉告祭・大祓式や事前連絡を頂いた安産祈願等をお仕えしましたが、雨の心配もあって参拝者の少ない一日でした。

「夏詣」(なつもうで:7月1日~8月31日)で御神前に設けた七夕の短冊には、様々な祈りや願いが込められていて、気持ちがほっこりする内容のものばかりです。

明日は七夕ですが、梅雨の中休みは期待出来そうにありません。

機織りの神さまに願いを

2020年6月30日 火曜日

明日から「文月」(ふみづき・ふづき)を迎えます。

陰暦7月の異称に「文披月」(ふみひらきづき)がありますが、7月7日の七夕(たなばた)行事に詩歌(しいか)を献(けん)じたり、書道の上達を祈り、文(ふみ=書物)を披(ひら)く意であると『こよみ読み解き事典』に記されています。

また、稲穂の膨(ふく)らみを見るから「穗含月」(ほふみづき)「含月」(ふくみづき)からの転とも考えられるそうです。

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さて、七夕(たなばた)は「星祭」(ほしまつり)ともいわれ、天の川(あまのがわ)における牽牛星(けんぎゅうせい:彦星 ひこぼし)と織女星(しょくじょせい:棚機女 たなばたつめ)の年に一度の逢瀬(おうせ)です。

当社の御祭神(ごさいじん)である稚日女尊(わかひるめのみこと)は、『日本書紀』に記されるように、神さまの御服(みそ)を織る〝機織(はたお)りの神さま〟です。

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明日から「夏詣」(なつもうで:7月1日~8月31日)が始まりますが、御神前には願いや祈りを記す七夕の短冊を準備しています。

御神前に祈りをこめ、短冊に詩歌や書道・裁縫(さいほう)の上達(じょうたつ)はもとより、縁結びや病気平癒、心願成就等、それぞれの思いや願いを記して笹竹に結んで下さい。

時鳥の聞き做し

2020年6月12日 金曜日

今日の境内では、夏鳥のホトトギス(時鳥・杜鵑・霍公鳥・郭公・子規・不如帰・蜀魂・杜宇・田鵑・沓手鳥など)の雄(おす)が「キョッキョッキョキョキョキョ」[他に「テッペンカケタカ」「ホゾンカケタカ」「特許許可局」などと聞き做(な)す]と鳴いていました。

『万葉集』に「霍公鳥(ほととぎす)来(き)喧(な)く五月(さつき)に」とありますが、正(まさ)しく〝喧(かまびす)しい〟(やかましい・さわがしい)という印象です。

春に鶯(うぐいす)の鳴き声をよく耳にしましたので、その巣に托卵[たくらん;他種の鳥の巣に産卵し、その鳥に抱卵(ほうらん)・育雛(いくすう)させること]したのかもしれません。

花札「藤に杜鵑」

花札「藤に杜鵑」

この鳥は卯月鳥(うづきどり)、早苗鳥(さなえどり)、文目鳥(あやめどり)、橘鳥(たちばなどり)、妹背鳥(いもせどり)、黄昏鳥(たそがれどり)、偶鳥(たまさかどり)、時つ鳥、田長鳥(たおさどり)、勧農鳥(かんのうちょう)、夕影鳥(ゆうかげどり)、夜直鳥(よただどり)、魂迎鳥(たまむかえどり)、死出田長(しでのたおさ)と数多(あまた)の異名をもつことでも有名です。

多くの和歌に詠(よ)まれ、古典文学や漢詩(かんし)に登場する印象深い鳥でということが分かります。

図鑑などを見ると毛虫(けむし)を好んで食すようで、ありがたい反面、樹木の消毒も気に掛けなければならない時期です。

入梅

2020年6月10日 水曜日

広く中国地方や近畿、東海で梅雨入りしたとみられるようですが、暦に記される雑節(ざっせつ)で「入梅」(にゅうばい)にあたります。

明日は当地も雨の予報が出ていて、関東甲信地方もいよいよ梅雨入りでしょうか。

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梅雨は「梅の雨」「黄梅(こうばい)の雨」「黴雨」(ばいう)「梅霖」(ばいりん)とも表現され、詩的には「梅のつぶやき」とも詠(よ)まれるようですが、庭の梅もそろそろ熟してきました。

この時期は身長以上に伸びて、紅・白・紫などの花を咲かせる立葵(たちあおい)を目にしますが、別称を「梅雨葵」(つゆあおい)ともいうようです。

「五月雨」(さみだれ)は田植えに欠かせぬ貴重な「水取雨」(みずとりあめ)ですが、新型感染症の影響で続く巣籠(すごも)り生活に加え、霖雨(りんう=長雨)による「梅雨籠」(つゆごもり)となりそうです。

明日は出張祭典が重なるため、万全の支度を調(ととの)えて出向きますが、「梅雨時」(つゆどき)ゆえ覚悟して奉仕にあたりたいと思います。

*参照『雨のことば辞典』『現代こよみ読み解き事典』

目の前に広がる景観

2020年6月5日 金曜日

季節は五月節(せつ)の「芒種」(ぼうしゅ)となりました。初候(しょこう)は「螳螂生ず」(かまきりしょうず)です。

芒(のぎ)のある穀物を播(ま)く時期の意で、田植えの時期、一方、畑では農作物の害虫を駆除する螳螂の出番です。

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さて、本日発行のタウンニュースに、旧宮山(みややま)の元宮(もとみや)に設置された眺望板(ちょうぼうばん)と腰掛けについての記事が掲載されました。

お蔭様で、朝から問い合わせの電話やその事を尋ねる参拝者が多かったようです。

参拝の折には、足を伸ばして元宮にお参り頂き、目の前に広がる景観をお楽しみ下さい。

雨蛙と田植え

2020年5月26日 火曜日

境内では、紫陽花(あじさい)の辺りから湿度に敏感といわれる雨蛙(あまがえる)の雄(おす)が、「ケケケケ ケケケケ クワクワクワ」と雨鳴き(あまなき=レインコール)を繰り返し、田んぼに水が張られるのを待っているようです。

英語で雨蛙を調べると、樹上で生活していることもあり tree  frog とあります。

日本でも別名を枝蛙(えだかわず)といい、日本語の奥深さを感じるものです。

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民間信仰でいう田の神は、山の神が田の神となって里に降り、稲田の生育を守り、秋には再び山に帰っていくと信じられてきました。

五月(さつき)、早苗(さなえ)、早乙女(さおとめ)、さおり(=さびらき:田植え前に田の神を迎える行事)等、「さ」は接頭語(せっとうご)で稲魂(いなだま)を意味しています。

当地では間もなく田植えの時期を迎えますが、皐月躑躅(さつきつつじ)が綺麗に咲き、五月晴れ(さつきばれ)や五月雨(さみだれ)の季節です。

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相模國府祭臨時祭と総社御大祭

2020年5月5日 火曜日

暦の上で二十四節気の「立夏」(りっか)を迎え、相模國府祭(さがみこうのまち:県指定無形民俗文化財)も夏用装束(しょうぞく)でご奉仕です。

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類社(るいしゃ)である一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、三之宮・比々多神社、四之宮・前鳥神社、一国一社・平塚八幡宮において、同刻の午前9時に相模國府祭臨時祭を執り行いました。

感染症の影響により伝統の神事が例年通りに行えない事、代わって総社・六所神社において神対面神事(しんたいめんしんじ)を執り行う事などを神さまに奉告(ほうこう)し、天下泰平と五穀豊穣、疫病の一刻も早い終熄(しゅうそく)を祈りました。

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参列の方々のお見送りを受けて、宮司は御分霊(ごぶんれい)である守公神(しゅこうしん)を捧持(ほうじ)し、奉迎使(ほうげいし)役の責任役員とともに、総社へと向かいました。

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総社に六社が揃い、定刻午前11時に総社御大祭(そうしゃおんたいさい)が始まりました。

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例年であれば、大磯の神揃山(かみそろいやま=神集山)祭場で神事を執り行っていることから、総社御大祭の様子は知る由(よし)もないため、言わば貴重な機会ともいえます。

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略儀ながら六社の神々に祈りを捧げ、1300余年の伝統神事を心と形で結ぶ事が出来ました。

(画像提供:六所神社)

みどりの日

2020年5月4日 月曜日

今日は国民の祝日で「みどりの日」です。

祝日法には「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」と記されています。

境内の緑も美しい季節となり、今年も2・3日前に青葉梟(あおばずく)が飛来し、境内では雉(きじ)も姿を見せています。

妻恋ひに飛び立つきじのほろろとぞ鳴く『古今和歌集』

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宵宮(よいみや)のない寂しい相模國府祭(さがみこうのまち:県指定無形民俗文化財)ですが、明日は関係者のみで臨時祭を斎行します。

御譲位から一年

2020年4月30日 木曜日

光格天皇以来202年ぶりとなる御譲位(ごじょうい)を目前にして、雨の中「天皇陛下御譲位御安泰祈願祭」をお仕えしてからちょうど一年となりました。

上皇上皇后両陛下(じょうこうじょうこうごうりょうへいか)には、この度の感染症拡大に御心を痛められ、職員の健康を気遣われつつ、外出をお控えになり静かにお過ごしであるとのニュース報道がありました。

昨年は平成最後の日にあたり、大晦日(おおみそか)のように多くの参拝があり、御朱印に追われる一日でもありました。

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新緑の美しい季節を迎えていますが、とても静かな境内です。

櫟 (いちい)

櫟 (いちい)

さて、皐月(さつき)の予定です。

既にお知らせしていますが、相模國府祭(さがみこうのまち:神奈川県指定無形民俗文化財)は祭典のみで、國府(大磯)への神輿渡御(みこしとぎょ)や諸々の神事は中止、第33回まが玉祭も中止となっています。

1日(金)月次祭(つきなみさい)、4日(月)総代奉仕(相模國府祭準備)、5日(火)相模國府祭臨時祭、10日(日)真田神社(平塚市真田)月次祭、15日(金)月次祭

荒天と好天

2020年4月14日 火曜日

一昨日の晩の豪雨、そして昨日は雨と強風、低気温の一日でしたが、本日は青空の広がる好天になりました。

花水木(はなみずき)

花水木(はなみずき)

午前中は荒天(こうてん)の齎(もたら)した境内の落葉清掃と献灯提灯(けんとうちょうちん)の整理作業に時間を割(さ)き、お蔭様で穏やかないつもの境内に戻りました。

花蘇芳(はなずおう)

花蘇芳(はなずおう)

垂れ桜は散りましたが、八重桜は間もなく満開、百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の季節は続きます。