‘季節’ カテゴリーのアーカイブ

秋風を呼び込むような

2017年8月18日 金曜日

東京都心では8月に入って18日連続の雨が観測されたようです。

当地では少し日が差したものの、曇り空の一日でした。

境内ではジージーと弱い鳴き声のニイニイゼミから始まり、夕刻の涼しげなヒグラシ、シャーシャーと騒がしいクマゼミ、そして蝉時雨(せみしぐれ)全盛のアブラゼミ、高い声のミンミンゼミの大合唱となり、秋風を呼び込むようなツクツクボウシの鳴き声を耳にするようになりました。

つねもなき夏の草葉におく露を命と頼む蝉のはかなさ 『 後撰集 』

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わくら葉にとりついて蝉のもぬけかな 蕪村

現世の境へ

2017年8月16日 水曜日

世間では束の間のお盆休みを終えて、故郷や行楽地から戻るUターンラッシュとなっています。

当家では参集殿で一年祭を執り行いましたが、家族・親族、近隣の人たちがお参りし、御霊(みたま)を慰めました。

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今年も穏やかなお盆が過ぎて行きました。

今宵は京都の風物詩として有名な「五山送り火」(大文字焼き)が行われていますが、各地の「灯籠流し」(とうろうながし)や「精霊流し」(しょうろうながし)も含め、山や海が現世との境と考えられてきたことを意味します。

迎え火に比べると寂しい気もしますが、神道の当家でも、門口に苧殻(おがら)を据え、帰り道を明るく灯して祖霊をお送りしました。

御霊和め

2017年8月14日 月曜日

今年は空梅雨のような天気が続いた分、何だか梅雨がやって来たような数日です。

近隣の田んぼでは早いものは穂が出始めていますが、神社下の御神田では未だ出穂(しゅっすい)が確認されていません。

御神田の稲穂(古代米)

御神田の稲(古代米)

さて、当地では月遅れの盆行事ですが、昨夕は「迎え火」でした。

住職の棚経(たなぎょう)に比べればごく僅かですが、昨日は神葬祭のお宅に伺い、季節の野菜や果物、好みの品々が供えられた御霊前で〝御霊和め〟(みたまなごめ)のみたままつり(祖霊祭)を執り行い、祭詞(さいし)を奏上して玉串を捧げてきました。

新盆のご家庭では白い提灯が掲げられ、住み慣れた懐かしい我が家にご先祖さまがお帰りになる目印となっていました。

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臨時の宅神祭

2017年8月11日 金曜日

道路の混雑状況を見ると、世間がお盆休みに入ったのを感じます。

昨日から小雨が続いて過ごしやすいものの、夏空が恋しく感じる人も多いのではないでしょうか。

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このお盆休みを利用して引っ越しをされた会社で、その節目として臨時の宅神祭(たくじんさい)をご奉仕しました。

既に建物の開所式を執り行っていますが、心機一転、新たな始まりということで、神さまに祈る強い気持ちを感じました。

抜かりなく

2017年8月4日 金曜日

お盆前の祓行事ともされる青森のねぶた祭、秋田の竿灯祭、岩手の盛岡さんさ踊り、山形の花笠まつり、仙台の七夕祭など、短い東北の夏が熱狂的に盛り上がる季節です。

明日の夕刻、比々多地区内では納涼祭が多く開催されますが、台風5号による直接の影響はなさそうです。

工場倉庫の竣工式

工場倉庫の竣工式

さて、昨日は工場倉庫の竣工式を仕(つか)え奉(まつ)りましたが、今日はビルの地鎮祭や社屋の解体清祓などの予約が入りました。

束の間のお盆休みを前にして、企業の担当者も段取りを抜かりなく進めているようです。

段取り八分、仕上げは二分といいますが、当社でも明日の諸準備を万全に整えた一日でした。

気になる天気

2017年7月31日 月曜日

文月も最後の日を迎えましたが、うだる暑さが相変わらず続き、今日の地鎮祭(じちんさい)奉仕も汗でびっしょりとなりました。

大暑の末候(8月2日から6日頃)は「大雨時行る」(たいうときどきふる)で、時として激しい雨の降る頃です。

予報では不安定な大気により、落雷や突風にも注意が必要となりそうです。

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さて、御神前には地域の特産品である「葡萄」(ぶどう)が上がりました。

これから葡萄や梨の最盛期を迎える果樹農家にとっては、台風の動きも気になる季節です。

一昨日は比々多地区内でも納涼盆踊り大会が開催されましたが、今週末が最も集中する時期で、こちらも空模様が心配の一つです。

土用の丑

2017年7月25日 火曜日

今日は土用(どよう)の丑(うし)の日でしたが、夏負けを防ぎ、食欲減退防止に鰻(うなぎ)を食した方も多かったのではないでしょうか。

今年は二の丑(にのうし)もあり、次の土用の丑の日は8月6日(日)となります。

痩せたる人を咲(わら)へる歌

石麻呂(いはまろ)に吾物申す夏痩せに良しといふものぞ鰻(むなぎ)取り食(め)

『万葉集』大伴家持

気温は鰻登りというよりは、最低気温が摂氏25度以上の熱帯夜(ねったいや)のまま、気温変化があまりない最低気温の高い一日となり、湿気の多い蒸し暑さが不快感を増したようです。

あさがお

さて、土用は「土旺用事」「土王用事」といって、土の気が旺(さかん)になる意で、土は物を変化させる作用があることから、「土を犯し殺生(せっしょう)を忌(い)む」として、葬儀や土を動かす造作が凶とされてきました。

「土用波」(どようなみ:南方に台風が生じて寄せる波)「土用干し」(どようぼし:かびや虫害を防ぐために、衣服や書物などを干すこと)「土用休み」(夏休み・芝居興行の休業)「土用芽」(どようめ:植物の芽)といった言葉がありますが、この時期を表したものです。

また、鰻の他に精のつくものとして、「土用蜆」(どようしじみ)「土用餅」(どようもち)「土用卵」(どようたまご)などがあるようです。

梅雨入り

2017年6月7日 水曜日

気象庁によると、四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方では、梅雨入りしたとみられるようです。

平年よりも1日早く、昨年よりも2日遅いようです。

因みに、梅雨明けは昨年が7月29日ごろ、平年では7月21日ごろとなっています。

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入りも明けも5日程度の移り変わりの期間があるようですが、境内では七変化(しちへんげ)といわれる四片(よひら)の紫陽花(あじさい)が咲き始めました。

会合続きの日々

2017年6月2日 金曜日

梅雨前線がゆっくりと近づき、長雨の季節が間もなく到来するようですが、今日の当地は気温30度に及ぶほどの暑い一日となりました。

5月の下旬から地域の様々な団体で総会を迎えるとともに、それに伴う役員会等も開かれ、会合続きの日々です。

家屋解体家祓

家屋解体家祓

夕方には神奈川県神社庁相模中連合支部(中郡大磯町・二宮町・平塚市・伊勢原市・秦野市:管内184社)の宮司会が開催され、研修会や総会、参拝旅行会などについて協議を重ねました。

雨の花嫁さん

2017年5月13日 土曜日

沖縄と奄美地方が早くも梅雨入りを迎えたようで、日本列島に五月雨(さみだれ)の季節の到来です。

昨日は好天のもと結婚奉告祭がありましたが、今日の神前結婚式は生憎(あいにく)の雨模様となりました。

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残念ながら本降りとなり、集合写真を撮影することが出来ませんでしたが、新緑の境内では雨の花嫁さんはとても素敵でした。

雨音だけが聞こえる拝殿(はいでん)に太鼓が鳴り響き、粛々とした厳かな雰囲気に包まれた祝言(しゅうげん)に、両家のご両親も幸せと安堵のような表情を見せていました。