2019年9月 のアーカイブ

南からの強い風

2019年9月24日 火曜日

昨日は正午前後に、暴風のような南からの強い風が吹き荒れ、拝殿の扉も一旦閉じる程でした。

今朝は掃き掃除で、職員一同が追われました。

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そのような強風の中、〝鶴巻の大欅(おおけやき)〟として地元の象徴ともいえる地神社(じじんじゃ:秦野市鶴巻南)の例祭式を執り行いました。

先日の台風15号による影響が心配されましたが、無事で被害はなく、小枝や落葉も綺麗にまとめて整理されていました。

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鶴巻地区では、吾妻山(あづまやま:標高約125㍍)にお祀(まつ)りされている吾妻神社の例祭を来月執り行う予定です。

令和の御大典記念事業

2019年9月23日 月曜日

本日、兼務社の南金目神社(平塚市南金目)において、軽銀製(けいぎんせい=アルミニウム)据置型(すえおきがた)の幟竿(のぼりざお)一対と国旗掲揚塔が無事完成し、竣功式を執り行いました。

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神社を出る直前まで雨の心配がありましたが、南金目神社に到着すると青空が広がっていました。

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地域企業の大きな支援と氏子中のご理解、そして役員の努力のもと、予定通りに奉賛金が集まったもので、去る8月23日に安全祈願祭を執り行いました。

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3週間後には秋の大祭(10月13日)を迎えますが、はためく幟が氏子中の目に留(とま)り、賑やかな祭礼となることでしょう。

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南金目神社では、平成の御大典には社殿改修事業を行っていますが、令和の歴史に刻まれる御大典記念事業となりました。

お祝い事

2019年9月22日 日曜日

以前は彼岸の最中はお参りが少なく、社殿での御祈祷や出張祭典も殆どありませんでしたが、彼岸入り(20日)から彼岸明け(26日)まで、ほぼ毎日のように地鎮祭が入っています。

また、三連休の中日、そして戌の日ということもあり、安産祈願や初宮参り、そして一足早い七五三参りの家族連れで賑わうとともに、御朱印巡りも多い一日となりました。

彼岸の中日は先祖に感謝する日ですが、前後の6日間は良いことと悪いことをしっかり判断し、正しい行いをするという仏教の教えにありますから、お祝い事を行うのは理にかなっているともいえます。

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多くの祝詞(のりと)の結びには、「子孫八十続五十橿八桑枝(うみのこのやそつづきいかしやぐわえ)のごとく」「向栄(むくさか)に」「彌遠(いやとお)に彌永(いやなが)に」・・等、子孫繁栄や限りない栄えを祈る語句が用いられ、予祝(よしゅく)の意(い)が込められます。

ご先祖様も家族のお祝い事や繁栄を、誰よりも温かく見守って下さることでしょう。

独特の祖霊信仰

2019年9月21日 土曜日

昨日、彼岸(ひがん)の入りを迎え、明後日は秋分で彼岸の中日です。

彼岸は仏教行事の印象が強いですが、そもそもインドや中国の仏教にはなく、古来より祖霊信仰のある我が国独特のものです。

墓所にお参りし、「おはぎ」をお供えして、ご先祖に感謝するのは古き良き風習です。

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神道のお宅でも祖霊祭を承っています。

泣き相撲の記事

2019年9月18日 水曜日

今週末には彼岸(ひがん)を迎えますが、三連休は天気が芳(かんば)しくないようです。

読売新聞 17日

読売新聞 17日

一昨日の泣き相撲の様子が新聞に掲載されましたのでご紹介します。

神奈川新聞 18日

神奈川新聞 18日

また、カナロコで動画が配信されていますので、どうぞご覧下さい。

温かな眼差しと家族の絆

2019年9月16日 月曜日

今年で10回目の開催となる「一心泣き相撲比々多場所」。

朝の準備段階から小雨が降り止まず、直前まで参集殿内での開催を検討しましたが、土俵をテントで覆(おお)い、何とか境内で実施する運びとなりました。

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始めに、一日の行事が安全無事に進められるよう、力士と行司役をお祓いし、いよいよ受付の始まりです。

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先(ま)ず、化粧廻(けしょうまわ)しを選んで紅白の綱(つな)を腰に締め、予(あらかじ)め申込みのあった四股名(しこな)入りの兜(かぶと)を被(かぶ)って、拝殿(はいでん)で健康祈願祭を執り行いました。

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そして土俵入りです。

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行司が四股名(しこな)を読み上げる時点で泣いている子、動(どう)じずじっとしている子、表情は様々です。

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赤ちゃんの泣き声が邪気(じゃき)を祓うともいわれますが、雨空もすっかり晴れ上がりました。

IMG_9882続いて、力士に抱かれて四股踏みです。

〝赤ちゃん力足〟と呼んでいますが、魂(たましい)を安定させ、健康で丈夫に育つよう願う所作(しょさ)です。

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背伸び太鼓では、腰が座ったばかりの赤ちゃんの様子を温かな眼差(まなざ)しで見守るご家族の姿も見られました。

記念手形

記念手形

今年も元気な泣き声が境内に響きわたるとともに、健康に育つよう願う家族の思いが感じられる一日でした。

折目の行事を通して、家族の絆が深まれば幸いです。

泣き相撲開催準備

2019年9月15日 日曜日

長月も折り返しの15日、御神前では月次祭(つきなみさい)を執り行いました。

本日は鶴岡八幡宮の例祭(れいさい)に宮司が参列、また伊勢原大神宮の宵宮祭(よいみやさい)にあたり、お祝いに伺いました。

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さて、明日の一心泣き相撲比々多場所開催に向けて、土俵の設営準備を行いました。

今晩から明朝にかけて、天候が非常に微妙ですが、開催予定に変わりはございません。

尚、会場での受付けも可能ですので、是非お申込み下さい。

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感謝の季節

2019年9月14日 土曜日

今月二度ある三連休の始まりですが、土曜日の大安にあたり、初宮や七五三詣り・交通安全の祈祷者や御朱印巡りで、お昼近くは社頭が賑わいました。

少子化で減少傾向にあるものの、今年も七五三の家族連れで賑わう季節がやって来ます。

また、地鎮祭も早い時間から承りましたが、今日は涼しい気候の中でお仕えすることが出来ました。

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さて、午後3時に「第70回産土講祭」(三ノ宮・木津根橋)を執り行いました。

今年は30名以上の参列が得られ、役員を担う生産組合長の段取りのもと、祭事と直会(なおらい)が恙無く進められました。

御神前には、神社で用意した御饌御酒(みけみき)とは別に、生産者の真心として、奉献酒(ほうけんしゅ)、鯛(たい)、里芋(さといも)、薩摩芋(さつまいも)、生姜(しょうが)、牛蒡(ごぼう)、梨(なし)、葡萄(ぶどう)等が献備品(けんびひん)として供えられました。

直会の冒頭、生産組合長、農地利用最適化推進委員、農協理事、自治会長、神社総代等が、それぞれの立場で挨拶を述べられました。

地域では稲刈りが近づいていますが、〝悪しき風、荒き水、虫の災、獣の禍〟等の禍事(まがごと)に遭う事なく、感謝の季節が齎(もたら)されるよう願います。

暦のお話

2019年9月13日 金曜日

十五夜(じゅうごや)のお供えをしましたが、残念ながらお月さまは雲に隠れ、名月を愛(め)でることはかないませんでした。

今晩は総代の任期を終えた方々で組織する「榊会」(さかきかい)の役員会が開催され、来る10月28日(月)に「第79回正式参拝」を執り行うことが決まりました。

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さて、今日は暦のお話です。

古代中国の世界観である「陰陽五行説」(いんようごぎょうせつ)は、古く大陸から日本へと伝わり、日本人の考え方や生活に大きな影響を与えました。

律令制(りつりょうせい)では〝うらのつかさ〟ともいわれる陰陽寮(おんようのつかさ・おんようりょう)が設けられ、平安時代には安倍晴明(あべのせいめい)といった陰陽道(おんみょうどう)の大家(たいか)が現れ、徳川家康は陰陽五行説を体得(たいとく)した天海(てんかい)を重用(ちょうよう)しました。現在でも暦やカレンダーにはその哲理(てつり)が息衝(いきづ)き、年中行事や農業、占術(せんじゅつ)等の根底となっています。

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森羅万象(しんらばんしょう)は日と月、春と秋、夏と冬、東と西、南と北、昼と夜、男と女、上と下といった陽と陰の二つの気により生じるという「陰陽説」(いんようせつ)。

また、天地間に循環する木・火・土・金・水の5つの気を万物形成の元とする「五行説」(ごぎょうせつ)では、木=春、火=夏、土は季節の移り変わり、金=秋、水=冬、方角では木=東、火=南、土=中央、金=西、水=北と配当されています。

これら2つの説とともに、「十干十二支」(じゅっかんじゅうにし)、つまり「干支」(えと)は、私たちの暮らしに自然と根付いています。

季節の循環は順送りに相手を生み出す関係で「相生」(そうじょう)といわれます。

日が短くなり秋が深まってきましたが、やがて秋の金(金属)が結露(けつろ)、すなわち冬の水を生み出します。

無花果の奉納

2019年9月12日 木曜日

千葉県内では未だに停電が続き、自然の猛威に驚かされます。

兼務社における台風の被害状況も入ってきていますが、樹木のみならず、神楽殿の扉(とびら)が飛んだり、灯籠(とうろう)が倒れるといった報告もありました。

また、当地では農家の被害も気になりますが、梨や葡萄の最盛期が過ぎていたのは幸いです。

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今朝は農家の方が、とても立派な無花果(いちじく)を奉納されました。

神社下の御神田では、来る10月6日(日)に稲刈りが予定され、台風の襲来がないことを願っています。