2013年8月 のアーカイブ

9月の予定

2013年8月31日 土曜日

昨日今日と猛烈な暑さが戻って来ました。明日からは長月を迎えますが、残暑はお彼岸まで続きそうです。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

9月の祭事や行事についてお知らせいたします。

9月1日(日)月次祭、2日(月)相模国式内社の会総会(寒川神社)、3日(火)宗教文化講座(立正佼成会普門館)、8日(日)八幡神社(伊勢原市坪ノ内)例祭、10日(火)総代懇親会、11日(水)中・平塚・伊勢原連合神社総代会評議員会(平塚八幡宮)・三ノ宮・木津根橋産土講役員会、15日(日)月次祭、16日(月)一心泣き相撲比々多場所、17日(火)神宮式年遷宮相模中連合支部解散式(平塚プレジール)、18日(水)神宮大麻頒布推進会議(神奈川県神社庁)、19日(木)老人会清掃奉仕、22日(日)第64回三ノ宮・木津根橋産土講祭、23日(月)地神社(秦野市鶴巻南)例祭、25日(水)神奈川県神社庁例祭並神宮大麻暦頒布始奉告祭参列

9月 社頭ポスター

9月 社頭ポスター

例祭について

2013年8月30日 金曜日

一昨日(28日)は大山阿夫利神社の秋の大祭で、今年も宮司が参列いたしました。

9月15日は鶴岡八幡宮、20日は寒川神社、25日は神奈川県神社庁例祭並神宮大麻暦頒布始奉告祭、28日は前鳥神社と、例祭の参列が続きます。

例祭(れいさい)は年に一度、ご祭神または神社に由緒ある日をもって行う大祭です。当社は4月22日ですが、神奈川県内では8~9月に例祭が特に集中しています。

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平安の昔、当社は延喜式内社(えんぎしきないしゃ)として、『延喜式』に登載され、春の祈年祭には、国司(こくし)からの幣帛(へいはく)がご神前に供えられ、領国の安泰が祈念されました。

明治の制度では、国庫からの「幣帛供進」(へいはくきょうしん)がありました。現在では、「神社庁特別に掲げる神社」に認定され、例祭には献幣使(けんぺいし)が参向(さんこう)して、「神社本庁幣」(じんじゃほんちょうへい)を奉って祭典が厳粛に行われています。

jinjya例祭では髪飾りを付けた巫女(みこ)さんが、扇(おうぎ)や鈴などの採物(とりもの)を手に、舞(まい)を奉奏(ほうそう)します。

あめつちの神にぞいのる朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を

昭和8年、昭和天皇が御年33歳の御製(ぎょせい)で、宮内省楽部・多忠朝(おおのただとも)氏が作曲・振付し、「浦安舞」(うらやすのまい)と命名され、昭和15年11月10日、皇紀2600年を記念して全国の主要神社で奉奏され、現在では祭典のたびごとに舞とともに奉唱されています。

浦安舞 今年の例祭 ( 4月22日 )

浦安舞 今年の例祭 ( 4月22日 )

保育所整備工事

2013年8月29日 木曜日

台風15号が発達しながら日本列島に近づいています。本州縦断の可能性もあり、週末から週明けに掛けて十分な注意が必要となりそうです。

さて、本日は保育所整備工事の地鎮祭がありました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

地方ではあまりないようですが、都市部を中心に待機児童が社会問題となっています。

女性が出産・育児で離職せずに働く環境が整いつつある中で、低年齢児(0~2歳児)保育のニーズが高まっています。

全国最多の待機児童を抱えていた横浜市が待機児童0に達したことも契機となって、様々な工夫により、民間による保育施設が急増しているようです。

地鎮祭では土木事業の着工にあたり、敷地の神さまをおまつりして神慮(しんりょ)を和め、土地の平安堅固ならんことを祈るのが私たち神職のつとめです。

しかしながら、建主さんの気持ちに寄り添うことも大切で、様々な思いがあるのかなと想像するところです。

2013年8月28日 水曜日

この数日は、秋に行う諸祭儀の準備を進めていますが、10月1日からは新しい職員(神職)が奉職することになっていて、神社としても待ち遠しいところです。

昨日に続いて今日もご朱印の参拝が目立ちました。

日中は気温が上がりましたが、カラッとした暑さで木陰では秋の風も感じるくらいです。

秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば、七種(ななくさ)の花、萩の花、尾花(をばな)葛花(くずはな)、撫子(なでしこ)の花、女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢはかま)朝顔の花

山上憶良 『 万葉集 』

* 尾花は薄(すすき)、朝顔(朝貌)は桔梗(ききょう)の古名、木槿(むくげ)・昼顔(ひるがお)の別称ともいわれます

萩

萩の花咲きたる野辺にひぐらしの鳴くなるなへに秋の風吹く 作者不詳 『 万葉集 』

萩(芽子)は古くから詩歌に詠われ、鹿鳴草(しかなきぐさ)、鹿妻草(しかつまぐさ)、玉見草(たまみぐさ)、庭見草(にわみぐさ)、初見草(はつみそう)、古枝草(ふるえぐさ)など、雅名(がめい=風雅な名前)が多く、秋のどこか寂しげな、可憐(かれん)で控えめなところが日本人の好みに合っているのかもしれません。

一心泣き相撲比々多場所

2013年8月27日 火曜日

本日は兼務社の総代さんが神池に大きな鯉(3匹)を奉納してくださいました。

昨晩の雨で水が濁っていますが、新しい仲間の様子を是非ご覧ください。

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さて、一昨日(25日)は「一心泣き相撲」横浜場所(横浜市南区・杉山神社)が開催されました。雨にもかかわらず、赤ちゃんの元気な泣き声で境内は大いに賑わったようです。

いよいよ比々多場所 9月16日 ( 月 ・ 祝日 ) > の開催まで3週間を切りました。

昨年の様子

昨年の様子

現在、午前中の早い時間から申込が埋まって来ています。

駐車場も十分準備していますので、ご家族お揃いでお参りください。

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鳥居について

2013年8月26日 月曜日

7月初旬から続いた猛暑ですが、今日の猛暑日は0地点ということで、熱帯夜からも解放されて比較的過ごしやすい朝を迎えることができました。

本日は午前中から地鎮祭、稲荷社改修奉告祭、井戸埋清祓などの出張祭典が続きました。

お稲荷さんで伺ったお宅では、白蟻(しろあり)による被害で木造鳥居が朽ち果てたため、鳥居新造の相談を受けました。

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神社の大きな鳥居であれば、材質は木製、石製、銅製、陶製、鉄筋コンクリート造りなどがありますが、本来は木造素木(しらき)が最も清浄な神域に相応しいものといえます。

しかしながら、邸内(屋敷内)のお稲荷さんでは、変色がしにくい、腐食が少ない、耐久性に優れている、運搬や施工がしやすい、低価格などの観点から、最近では硬質樹脂製のものを取り付ける例が増えています。

稲荷鳥居 (伏見稲荷大社)

稲荷鳥居 (伏見稲荷大社)

「笠木」(かさぎ)・「島木」(しまぎ)という鳥居上部の横柱の両端が反(そ)り上がり、額を掲げる「額束」(がくづか)や最下にある横柱「貫」(ぬき)の上部に補強のため打ち込んだ三角形の材「楔」(くさび)があるものを「明神鳥居」(みょうじんとりい)といって、最も普通の形の鳥居です。

お稲荷さんの鳥居は、朱塗りが特徴的です。

柱上の笠木・島木を受ける柱上部にある円盤状の部材「台輪」(だいわ)のある明神鳥居を「台輪鳥居」「稲荷鳥居」といいます。

伊勢鳥居(遷御目前の神宮・内宮)

伊勢鳥居(遷御を控えた神宮・内宮)

いずれにしても、鳥居は神社を表し神聖さを象徴する建造物です。

立ち止まって一礼し、穏やかな気持ちでくぐるのが、日本人らしい美しく正しい作法ともいえます。

風を鎮める祈り

2013年8月25日 日曜日

近隣の田んぼでは、稲穂が少しずつ穂を垂れ始め、稔りの季節が近づいています。

暑さが少し緩んできましたが、季節の移ろいの目安となる季節点「二百十日」(今年は9月1日)の前後は台風襲来の時節でもあります。

風の神を鎮める龍田大社(たつたたいしゃ : 奈良県生駒郡)の「風鎮祭」(ふうちんさい)や越中八尾の「おわら風の盆」は台風の災いがもたらされぬよう祈る、日本の古き良き伝統行事です。

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当社では、22日に三ノ宮・木津根橋の産土講役員さんが集まり、「第64回産土講祭」を9月22日(日)午後3時から行うことになりました。

生産者や農協関係者、自治会や神社関係者が参列し、稔りの季節を前にして神さまに祈りを捧げます。

また、昨晩は比々多地区内自治会・太鼓連・神社関係者(51名)による、「正祭・慰霊祭会議」が開かれました。

来る10月20日(日)9時正祭、10時慰霊祭、午後1時半第19回鎮魂太鼓奉納が執り行われることになりました。

池さらい

2013年8月25日 日曜日

昨日は総代さんによる境内外の整備奉仕でした。

今年は三年に一度行っている池さらいの年にあたり、早朝より重機を搬入しての作業となりました。

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当社の神池は、農業用水路の水を用いるため、どうしても土が堆積してしまいます。

カモたちはびっくりした様子でしたが、普段は追いつかない小魚を捕まえていきいきとしていたようです。

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また、元宮(もとみや)や土手、化粧塚(けしょうづか)の草刈りや、境内の枝下ろし作業など、終日汗を流していただきました。

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総代さん、一日どうもありがとうございます。

国民の修身

2013年8月25日 日曜日

22日は神奈川県神社庁において本宗奉賛委員会が開催され、禰宜が出席いたしました。

第62回神宮式年遷宮「お白石持行事」(8月29日~31日)、第42回初穂曳(はつほひき:10月14日~16日)の計画、参宮促進、神宮大麻(じんぐうたいま)奉斎(ほうさい)促進のための広報資材作成などについて協議しました。

天皇陛下の御治定(ごじじょう)により、10月2日には内宮において、10月5日には外宮において、神さまが新宮(にいみや)にお遷りになる「遷御」(せんぎょ)が夜8時に斎行されます。

多くの神社関係者が参列いたしますが、当社でも内宮の遷御の時刻に合わせ、総代参列のもとで遥かに伊勢の地を拝みます。

国民の修身 高学年用

国民の修身 高学年用

さて、写真は渡部昇一氏監修の『国民の修身』(高学年用)です。

戦前の教育というと、好戦的な重苦しいものを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ平和的で、奥ゆかしさを感じさせる内容です。

我らも国交の大切なことを忘れず、つとめて外国の事情を知り、外国人と交際するに当たっては、常に彼我(ひが)の和親を増すように心掛けましょう。

(我が国 第十課 国交より)

これからのグローバル化時代を生きる子供たちには、自分の国の国柄や文化、国民性、心の有り様などをしっかりと学んでもらいたいと思います。

皇室はかやうに厚く皇大神宮を御尊崇になります。国民も昔から厚く皇大神宮を敬ひ、一生に一度は必ず参拝しなければならないことにしてゐます。

(我が国 第二課 皇大神宮より)

*皇大神宮~伊勢の神宮「内宮」のこと。

相模中連合支部定例総会

2013年8月22日 木曜日

昨日は、神奈川県神社庁相模中連合支部(大磯町・二宮町・平塚市・伊勢原市・秦野市鎮座の184社で構成)の平成25年度定例総会が箱根湯本・吉池旅館で開催されました。

開会儀礼(神宮遙拝・国歌斉唱・敬神生活の綱領唱和)に続き、草山清和支部長の挨拶、その後、議案(事業報告・決算報告・監査報告・事業計画・予算計画)について慎重審議いたしました。

定例総会

定例総会

今次の神宮式年遷宮奉賛金について、当支部では8700万円と県内においても高い目標設定でした。

しかしながら、管内各社氏子・崇敬者の赤誠溢れるご協力により、お蔭様で9000万円と高い数値に達することができました。

来る9月17日には、支部奉賛会の解散式を行う計画です。

宗教文化講座 9月3日

宗教文化講座 参加費無料

その他、慶弔や任命・辞職の報告、参議院議員選挙の結果報告などがなされ、神代春彦神社庁理事の挨拶で無事総会が終了いたしました。

懇親会では前役員の慰労も兼ねて、楽しく和やかな場となりました。