2013年8月25日 のアーカイブ

風を鎮める祈り

2013年8月25日 日曜日

近隣の田んぼでは、稲穂が少しずつ穂を垂れ始め、稔りの季節が近づいています。

暑さが少し緩んできましたが、季節の移ろいの目安となる季節点「二百十日」(今年は9月1日)の前後は台風襲来の時節でもあります。

風の神を鎮める龍田大社(たつたたいしゃ : 奈良県生駒郡)の「風鎮祭」(ふうちんさい)や越中八尾の「おわら風の盆」は台風の災いがもたらされぬよう祈る、日本の古き良き伝統行事です。

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当社では、22日に三ノ宮・木津根橋の産土講役員さんが集まり、「第64回産土講祭」を9月22日(日)午後3時から行うことになりました。

生産者や農協関係者、自治会や神社関係者が参列し、稔りの季節を前にして神さまに祈りを捧げます。

また、昨晩は比々多地区内自治会・太鼓連・神社関係者(51名)による、「正祭・慰霊祭会議」が開かれました。

来る10月20日(日)9時正祭、10時慰霊祭、午後1時半第19回鎮魂太鼓奉納が執り行われることになりました。

池さらい

2013年8月25日 日曜日

昨日は総代さんによる境内外の整備奉仕でした。

今年は三年に一度行っている池さらいの年にあたり、早朝より重機を搬入しての作業となりました。

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当社の神池は、農業用水路の水を用いるため、どうしても土が堆積してしまいます。

カモたちはびっくりした様子でしたが、普段は追いつかない小魚を捕まえていきいきとしていたようです。

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また、元宮(もとみや)や土手、化粧塚(けしょうづか)の草刈りや、境内の枝下ろし作業など、終日汗を流していただきました。

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総代さん、一日どうもありがとうございます。

国民の修身

2013年8月25日 日曜日

22日は神奈川県神社庁において本宗奉賛委員会が開催され、禰宜が出席いたしました。

第62回神宮式年遷宮「お白石持行事」(8月29日~31日)、第42回初穂曳(はつほひき:10月14日~16日)の計画、参宮促進、神宮大麻(じんぐうたいま)奉斎(ほうさい)促進のための広報資材作成などについて協議しました。

天皇陛下の御治定(ごじじょう)により、10月2日には内宮において、10月5日には外宮において、神さまが新宮(にいみや)にお遷りになる「遷御」(せんぎょ)が夜8時に斎行されます。

多くの神社関係者が参列いたしますが、当社でも内宮の遷御の時刻に合わせ、総代参列のもとで遥かに伊勢の地を拝みます。

国民の修身 高学年用

国民の修身 高学年用

さて、写真は渡部昇一氏監修の『国民の修身』(高学年用)です。

戦前の教育というと、好戦的な重苦しいものを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ平和的で、奥ゆかしさを感じさせる内容です。

我らも国交の大切なことを忘れず、つとめて外国の事情を知り、外国人と交際するに当たっては、常に彼我(ひが)の和親を増すように心掛けましょう。

(我が国 第十課 国交より)

これからのグローバル化時代を生きる子供たちには、自分の国の国柄や文化、国民性、心の有り様などをしっかりと学んでもらいたいと思います。

皇室はかやうに厚く皇大神宮を御尊崇になります。国民も昔から厚く皇大神宮を敬ひ、一生に一度は必ず参拝しなければならないことにしてゐます。

(我が国 第二課 皇大神宮より)

*皇大神宮~伊勢の神宮「内宮」のこと。