2017年6月 のアーカイブ

幸多かれ

2017年6月30日 金曜日

大安の今日は工場の安全祈願祭から始まり、厄除や交通安全のご祈願、忌明けの清祓、また神棚奉還祭(かみだなほうかんさい)や地鎮祭などの出張祭典で瞬く間の一日でした。

そして、午後2時には恒例の夏越大祓、更に夕方には神前結婚式のご奉仕がありました。

おめでとうございます

おめでとうございます

梅雨の最中の結婚式ということで、天候ばかり気にしていましたが、ご新郎・ご新婦やご家族の願いが通じたのか、降られずに何よりでした。

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一年の折返しを迎えましたが、お二人の新たな始まりに幸多かれと願うばかりです。

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夏越し

2017年6月30日 金曜日

水無月(みなづき)の晦日(みそか)は、全国津々浦々(つつうらうら)の神社で夏越大祓(なごしのおおはらえ)が行われます。

六月祓(みなづきはらえ:水無月祓)とか夏越祓(なごしのはらえ:名越祓)ともいい、夏越し(なごし)は「和ごし」「和儺」であり、人の心を和やかにするという説もあります。

大祓式

大祓式

午後2時、宮司以下禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)、責任役員、自治会長、総代、崇敬者が社務所前から御殿(ごてん)に参進し、大祓奉告祭(おおはらえほうこくさい)を執り行いました。

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続いて、境内に設(しつら)えた祭場において大祓式(おおはらえしき)を執り行いました。

祭員の先導(せんどう)に合わせ、参列者がが大祓詞(おおはらえし・おおはらえのことば)を繰り返し唱える間、氏子崇敬者からお預かりした「人形」(ひとがた)に記された名前を全て読み上げ、各家庭の災禍(さいか)を祓いました。

茅輪神事

茅輪神事

「茅輪神事」(ちのわしんじ)は「茅輪くぐり」「輪越祭」「菅貫」(すがぬき)「菅抜」(すがぬき)ともいわれ、過(あやま)ちを除き、不満を除けば穏やかになることができる伝統行事です。

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都内や遠方からのお参りもありましたが、参列者からは「清々しい気持ちです。」という感想が聞かれました。

茅輪はしばらく残してありますので、ご都合でお参りの上、清々しくくぐって下さい。

神社の役員と総代

2017年6月29日 木曜日

昨夕は秦野市内に鎮座する神社の氏子総代さんが、研修のためバスでお参りになりました。

正式参拝の後、殿内で由緒等の説明をさせて頂き、神輿殿、三之宮郷土博物館をご案内しました。

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さて、神社には宮司や禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)などの神職が奉務(ほうむ)していますが、氏子崇敬者の中から選ばれた徳望の厚い人が、役員・総代という立場で宮司に協力して祭礼や社務の運営に携わっています。

「宗教法人〇〇神社」の代表役員は規則により宮司が当たりますが、その他に氏子崇敬者から選ばれた責任役員が役員会を構成し、法人の重要事務を議決する機関となっています。

また、総代は法が存在する以前の古い宗教上の機関で、祭祀(さいし)をはじめ様々な面で神社の活動に寄与しています。

役員・総代の任務や選考等については、宗教法人法に基づく神社本庁庁規を受けて定められた神社規則に規定されています。

難なく

2017年6月28日 水曜日

この季節は移ろう梅雨空を眺めつつ、出張祭典の奉仕にあたることが多々あります。

今日の地鎮祭では、式前にぽつぽつと落ちてきたものの、お蔭様で難なく終始お仕えすることが出来ました。

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さて、今日は今月最後の戌の日でした。

天気の心配もあったでしょうが、事前連絡のあった方々は予定通りに安産祈願でお参りになりました。

三之宮(産の宮)に参り、難なく参道(産道)を通り、ご加護(かご)のもと赤子が元気な産声を上げるよう願うものです。

安産祈願 斎肌帯(腹帯)

安産祈願 斎肌帯(腹帯)

社頭講話研修会

2017年6月27日 火曜日

昨夕は、神奈川県神社庁相模中連合支部主催の社頭講話研修会が大磯の地で開催され、管内(大磯町・二宮町・平塚市・伊勢原市・秦野市)の神職21名(当社4名)が参加しました。

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教養を身に付け、自身を高め資質向上を図ることはとても大切で、私たちは年間を通して様々な研修会に参加しています。

神職は人前で話す機会が多いものの、専門性を有する同職、況(ま)して経験豊かな先輩を前に話すことで、若手の勉強機会ともなっています。

慎みの中にも精進

2017年6月25日 日曜日

日差しとは別れて、予報通りの雨となりました。

当社で結婚式を執り行ってから、欠かさずお参りされるご夫妻が、初物の玉蜀黍(とうもろこし)をお供えになりました。

神前奉納

神前奉納

この週末は赤ちゃんの初宮参りが多かったものの、厄年のお祓いが続きました。

厄除祈願は節分までの年頭に集中しますが、残り半年という時期、暑い夏を迎える前に諸々の禍事(まがごと)を祓いたいという方もあるようです。

日本武尊御神像 大鳥神社(大阪府堺市)

日本武尊御神像 大鳥神社(大阪府堺市)

当社御祭神の一柱である日本武尊(やまとたけるのみこと)は、叡智(えいち)に長(た)けた勇猛(ゆうもう)な神さまです。

尊の東国征討(とうごくせいとう)の折、賊軍(ぞくぐん)に火を放たれたところ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)で草を薙(な)ぎ払い(草薙の地名の起こり)難を逃れました。これは三種の神器(さんしゅのじんぎ)の一つ、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)であり、叡智や勇気、武の象徴ともされています。

叔母の倭姫命(やまとひめのみこと)から草薙剣を授かる際に、「慎みてな怠りそ」(つつしみてなおこたりそ)という言葉を賜りましたが、慎みの中にも精進(しょうじん)を重ねることの大切さを伝えるものです。

御祭神の御神徳を授かり、難を逃れるとともに、道が明るく開かれるよう、残り半期の無事をお話しました。

茅の輪くぐり

2017年6月23日 金曜日

梅雨の中休みというよりも、夏空が広がる気温の高い一日となりました。

来週は水無月の晦日(みそか)ですが、夏越大祓(なごしのおおはらえ:6月30日)を前に、人形(ひとがた)の申込みが続いています。

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境内には諸々の厄災を祓い清める茅の輪(ちのわ)を設置し、参拝者の〝 茅の輪くぐり 〟が季節の風物詩となっています。

当社の大祓に続き、7月は兼務する各社でも執り行う神事なので、社務所ではその準備も整えています。

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鳥居をくぐり、手水を使い、左右左と八の字に回り、お参り下さい。

母の分も一つくぐる茅の輪かな 一茶

職場体験の受け入れ

2017年6月22日 木曜日

昨日の大雨の影響もあり、今朝は境内清掃に力が入りました。

見渡したところ、幸いにして被害もなく安堵しています。

明日には参道に茅の輪を設置しますので、清々しくお参り下さい。

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さて、昨年は中学生とともに高校生の職業体験(インターンシップ)の受け入れをしましたが、今年は早くも県立高校3校から申し入れがありました。

また、私立中学校からフィールドワーク学習の依頼もありました。

神社は「祭祀の厳修」(さいしのげんしゅう)を最も大切にしていますが、まつりを通して地域の安全安心を祈り、まつりによって地域の交流を増しています。

地域の神社が担う役割を未来を担う若者にもしっかりと伝えていきたいと思います。

梅雨本番の激しい雨

2017年6月21日 水曜日

今日は二十四節気の夏至で、北半球では昼が最も長くなりますが、梅雨本番の激しい雨となり、境内も薄暗くなっています。

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道路も川となりそうな大雨の中、横浜から大型バスによる参拝がありました。

道中の安全無事をお祈り申し上げます。

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雨に濡れない神楽殿の中で、大祓の茅の輪づくりも仕上げ段階です。

明日には参道に設置出来そうです。

茅採り

2017年6月20日 火曜日

いよいよ明日から梅雨本番の天気となりそうですが、その前に今日は総代さんによる元宮の草刈り奉仕が行われました。

また、今年は茅の輪(ちのわ)をつくる茅場(かやば)の確保に苦労したこともあり、茅採りのお願いもありがたく受けて頂きました。

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お蔭様で、ご覧のような青々とした背丈のある良質な茅を手に入れることができました。

今日・明日には瑞々しい茅の輪が出来上がると思います。

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