2012年12月 のアーカイブ

巫女奉仕者正式参拝

2012年12月31日 月曜日

夜になって深深と冷え込んで来ました。

しかしながら、鳥居の向こうには、澄んだ夜空に綺麗なお月さまを眺めることができます。(下の写真)

この様子では初日の出も拝めそうです。

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定刻、巫女奉仕者の正式参拝を執り行いました。

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手水で身を清め、整然と並んで足並みを揃えて御殿へと向かいました。

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23日の面談説明会の作法通り、凜としたとても綺麗な姿に感心するほどです。

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お祓いを受けて、気持ちを一つに一同で参拝いたしました。

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守札や縁起物など授与品の清祓、お焚き上げの古神札などもお祓いしました。

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参拝者を待ち受ける約1時間の間、作法や授与品の初穂料などを入念に確認。

間もなく年が明けます。

準備万端整いました

2012年12月31日 月曜日

昨日の雨も上がり、心地よく初詣の準備に専念することができました。

とても静かな大晦日となりましたが、お礼参りの方は途切れずに続いています。

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準備万端整い、初詣の皆さまをお待ちしております。

雨のご奉仕

2012年12月30日 日曜日

今日の当地は、大雨・雷・洪水・濃霧注意報が出て、終日雨が降り続きました。

しかしながら、総代さんたちは朝一番から予定通りに、境内・境外の注連縄(しめなわ)の掛け替えのご奉仕でした。

これで総代さんたちも年内のおつとめ納め、ありがとうございました。

田中・十二柱神社にて

十二柱神社(伊勢原市田中鎮座)にて

さて、午前中は兼務社各社に元旦祈祷札をお届けに出掛けました。各社とも総代さんや氏子の人たちが集まり、社殿や境内の清掃、注連飾りなどの準備に励んでいました。

所管社では、派手な飾りや大きな門松もありませんが、氏子さんが真心をこめて作った小さな注連飾りが社殿の片隅に置いてあり、ほっこりと温かな気持ちになりました。

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お蔭様で、ご神前には氏子・崇敬者の方々からのお酒や鏡餅、野菜などの奉献品が沢山上がっています。明日にはご芳名の張り出しをする予定です。

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終日の雨により、可能な外回りの仕事も限られましたが、明日は一気に準備を整え、多くの参拝者を迎え入れる体制を取りたいと思います。

正月頒布の授与品

2012年12月29日 土曜日

大晦日から正月三が日にかけて、強い寒気がやってくるようですが、当地では初日の出が拝めそうな予報です。

昨晩からの強風は朝の内は残りましたが、気温も割合上がり、外回りの準備も順調に進めることができました。

さて、授与品の準備もほぼ整いました。御神札や御守類もありますが、正月期間のみ授与する干支の根付けや熊手など、縁起物の一部をご紹介いたします。

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ご神矢(守護矢)や鏑矢(かぶらや)、破魔弓、だるま(合格・心願)、暦などもご用意してお参りをお待ちしています。

仕事納めの安全祈願

2012年12月28日 金曜日

日めくりの暦も残り3枚となりました。

ここ数日、家庭や会社の神棚におまつりする御神札(神宮大麻・氏神さま・年神さま・荒神さま)を受けに来られる方が途切れなく続いています。

29日は “ 二重の苦しみ ” につながるとか、大晦日(おおみそか)は “ 一夜飾り ” となることから、今日28日または30日に新しい御神札をおまつりしたり、門松を設けるのが昔からの習わしです。

大掃除を済まされた方が多いと思われますが、神棚のお掃除もきちんとして、家庭のまつりの支度も調えて欲しいと思います。

年神(歳神)さまも各家庭にやってくる準備をしている頃ではないでしょうか。(笑)

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さて、境内回りも植木屋さんが数日間入ったお蔭で、すっきりと綺麗になりました。

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その高所作業車をお借りして、ご神前の鈴緒も真新しいものに掛け替えました。参拝の皆さまには清々しい気持ちでお参りいただけるものと思います。

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官庁御用納めとなりましたが、金曜日とも重なって、今日で仕事納め、正月休みに入る企業もあるようです。

社頭や出張祭儀では、今年一年の感謝と更なる安全を願う祈願祭のご奉仕をいたしました。

工場で厄災除祈願祭

安全祈願祭(工場)

新たな気持ちで新年を迎え、更に仕事が充実、発展がもたらされますようお祈り申し上げます。

初詣を前に作法について

2012年12月27日 木曜日

新年にお宮にお参りするのは、日本の古き良き伝統であり、日本人のもっとも日本人らしい姿といえます。

新たな思いで鳥居をくぐり、寒さの中を手水で心身を清め、参道を進んでご神前に額づく様子は、言葉では言い尽くせないほど美しいものです。

本日は初詣の前に、意外と知っているようで知らない作法についてご説明いたします。

左手→右手→口の順ですすぎます

左手→右手→口の順ですすぎます

最初に、手水の作法をご案内いたします。

先ず、右手で柄杓(ひしゃく)を取り、左手をすすぎます。次に左手に持ち替えて右手をすすぎます。そして、左手に水を注ぎ口をすすぎます。もう一度左手をすすぎ、最後に柄杓の柄(え)の部分を流します。

注意点は、1回に汲(く)んだ量で行うこと、柄杓に直接口を付けないこと、元にあった以上に整えて柄杓を置くことです。もちろん、手荷物などは一度置いてから行うことが大切です。

手水鉢には「心洗」と彫られていますが、参拝前に心身ともに清めて、心を整えることが重要です。

左手→柄杓

左手をすすぎ、柄杓の柄を流す

次に、言わずと知れた参拝の作法です。

先ず、ご神前に止立(しりつ)といって、静かに立ち止まり、姿勢を正します。軽く会釈程度のお辞儀(おじぎ)をして、お賽銭をお供えします。鈴緒を数度振りながら鳴らして、もう一度姿勢を整えます。

sanpai 1次に、2回深くゆっくりとお辞儀をします。肩幅程度に両手を開き、2回拍手をします。もう一度深くゆっくりとお辞儀をします。

これが二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)という作法です。

拍手の前に右手を少し手前にずらす

拍手の前に右手を少し手前にずらす

「お願いをするのはどのタイミングですか?」とよく聞かれますが、鈴を鳴らす間、または2拍手の後が宜しいかと思います。

sanpai 3拍手の際は、先ず手を合わせ、右手を一節手前に引いてずらし、胸の高さ程度で肩幅ぐらい手を開いて拍手をします。最後に、ずれている右手を左手に合わせるというのが正式な作法です。

形を整えることで心も整えられます。心と形は表裏一体のものです。

さて、お参りを済ませた後は、参道脇の神酒所(みきしょ)において、巫女(みこ)の振る舞う「御神酒」(特別限定酒)を召し上がってください。これは神さまの “ 恩頼 ” (みたまのふゆ)といって「力」や「恵み」です。まねごとでも結構ですので、口元へお運びください。

※尚、運転の方はお控えくださいますようお願いいたします

ここで、正月参拝者限定の「開運御守」を授与(無料頒布)いたします。一年間、お財布やかばんなどに携行してください。

巳のお話

2012年12月26日 水曜日

昨日、例年のように干支(えと)の絵画がやってきました。

石井行氏(藤沢市)によるもので、拝殿に一年間掲げさせていただきます。

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明年は平成25年、癸巳(みずのとみ)歳、皇紀2673年(初代・神武天皇御即位を元年とする日本の紀年法)、西暦2013年です。

昭和以来88年、大正以来102年、明治以来146年となります。

「癸巳」は六十干支の30番目、「癸」は十干の10番目で、水の弟です。「巳」は十二支の6番目で、動物では蛇(へび=古称・へみ)が充てられています。(*十干十二支について

上巳(じょうし=五節句の一・桃の節句)のように、「巳」は本来は「し」と読み、頭と体ができかけた胎児を描いた象形文字です。「已(や)む」という意味があり、草木の生長が極限に達して次の命が育まれる意をもつようです。

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ギリシア神話やグリム童話と同様、日本では古くから蛇や馬、猿、犬、河童(かっぱ)など、〝 異類婚 〟(いるいこん)の昔話や説話、民話が残されています。

中でも、蛇と人間との婚姻譚(こんいんたん)として「蛇女房」(へびにょうぼう)や「蛇婿入り」(へびむこいり)などがよく知られています。

また、『古事記』『日本書紀』に描かれた素戔嗚尊(すさのおのみこと)による八岐大蛇(やまたのおろち)退治の神話はあまりにも有名です。尊が助けた奇稲田姫(くしいなだひめ)や簸之川(ひのかわ)との関係から農耕や治水の象徴ともいえます。

大物主神(おおものぬしのかみ)の神話には、「御諸山」(みもろやま)、「美和山」(みわやま)と記される奈良盆地の青垣山(あおがきやま)・三輪山(みわやま)に鎮まる神さまと蛇の関係が描かれています。

弁天さまや蛇神信仰には、水や農耕との深い結びつきがあり、白蛇と財運などの関わりについても風習として残っています。

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神・社・杜・祈・祷・礼・祝・祠・祇・祖・祓・禰・禊などの示偏(しめすへん)の文字は、神や祭りと関わりのある字を形成していますが、祀り(まつり)の「祀」は、まさに興味深いところです。

蛇は私たちの生活では身近な存在で、恐ろしい、不気味なものですが、一方で先人たちが生み出した霊性の高い存在として、畏敬(いけい)の念を抱くことの大切さを示唆してくれるものではないでしょうか。

竹へび(大山の郷土玩具)意匠の記念切手 

竹へび(伊勢原市大山の郷土玩具)意匠の記念切手 

何度も脱皮を繰り返すことから復活と再生の象徴ともいえる蛇の生命力にあやかりたいところです。

結びの結婚式

2012年12月25日 火曜日

師走も余すところ6日となりました。

大きな寒波が押し寄せて、全国的に寒くなっています。北国からは雪掻きに苦労しているとの便りも届いています。

当地では乾燥が続くようで、火の取り扱いはもちろんのこと、ノロウイルスやインフルエンザの予防にも十分な対策をする時期です。

さて、本日の晴れの佳き日、神前結婚式を執り行いました。

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新郎は紋付き羽織袴、新婦は白無垢(しろむく)を身にまとい、厳かに引き締まった祝言(しゅうげん)となりました。

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参道を時間を掛けてゆっくりと参進し、今後の歩みを確かめるようなお二人でした。

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年の瀬も押し迫りましたが、両家にとりましては素晴らしい結びの一日になったことと思います。

ご結婚おめでとうございます。

巫女面談説明会

2012年12月24日 月曜日

昨日、お正月の巫女・助勤奉仕の方々に集まっていただき、面談説明会を行いました。

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各施設の案内や説明、参拝の作法、奉仕にあたっての心構えや事前準備、白衣袴の着装の仕方やたたみ方、授与品や初穂料の授受の仕方、言葉遣いなどについて、じっくりと学んでいただきました。

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高校生や大学生による短期間の「にわか巫女さん」ながら、貴重な社会体験、躾(しつけ)教育の一端となれば幸いです。

お正月の授与品

お正月の授与品

神さまと参詣者の橋渡し役として、清々しく丁寧におつとめをして欲しいと願っています。

天長節

2012年12月23日 日曜日

本日は天皇誕生日、かつては天長節といいました。皇后陛下の誕生日は地久節といわれ、天地長久と対になっています。

天皇陛下には、常に国民の安寧(あんねい)と国家の安泰、世界平和を祈られる御存在で、自然災害などの天変地異がある度に、被災地を御訪問になられ、親しく慰問あそばされる御姿には目頭が熱くなるものです。

全国津々浦々の神社では、皇居を拝みまつり、皇室の御安泰と国の弥栄を祈り上げました。

日本人である以上、家族や郷土を愛するのと同様に、国を愛する心を養って欲しいと思うところです。

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連休の中日、祝日の佳き日、社頭もお祝いでお参りされる家族連れで賑わいました。

お宮参り  おめでとうございます

お宮参り  おめでとうございます

お祝いのご家族からは、こちらも幸せを分けていただける気分になります。

成人式  おめでとうございます

成人式  おめでとうございます