本日は「年越大祓」(としこしのおおはらえ)でした。
知らず知らずのうちに積もり積もった罪・穢(けが)れを、人形(ひとがた)に移して祓い除け、清浄な心身に戻ってお正月を迎える神事です。
定刻午後2時、社務所前にて手水で清め列立(れつりゅう)。
宮司以下祭員、責任役員、地区自治会長、氏子崇敬者、総代が社殿に参進し、大祓奉告祭(おおはらえほうこくさい)を斎行。
続いて、境内にて大祓神事。
参列者は人形に息を3度吹きかけ、身体を隈(くま)無く撫(な)でて罪・穢れを移します。
そして、小祓(こばらい)で各自が自祓(じばらい)をします。
祭員に合わせて参列者が大祓詞(おおはらえことば)を繰り返し奏上します。
その間、斎主と副斎主は贖(あがな)うもの(=罪をつぐなうもの)として「木綿(ゆう)・麻苧(あさお)」を切り裂き、氏子崇敬者から寄せられた人形の名前を一つずつ読み上げます。
以前は、人形を河海に流して祓い清めていましたが、今では浄火でお焚き上げをしています。
今年一番の寒さ、寒風の中でしたが、心身ともに清浄な状態に蘇(よみがえ)り、清々しい心持ちとなりました。
直会(なおらい)は和やかに、今年最後の祭事が締めくくられました。
その後、総代主催の忘年会に参加し、更なる親睦を深め楽しく過ごしました。