相模国三ノ宮・比々多神社

協議員会常任委員会と班幣式

本日は神奈川県神社庁の定例協議員会でしたが、感染症拡大防止のため、今次(こんじ;今回)も県内10支部10名による常任委員会の形で実施されました。

相模中連合支部(二宮町、大磯町、平塚市、伊勢原市、秦野市)を代表して宮司が会合に出席し、業務計画、歳入歳出予算等に関する審議を行いました。

また、伊勢神宮崇敬会神奈川県本部評議員会が行われ、県内の会員状況等について報告がありました。

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結びに、班幣式(はんべいしき)が行われ、神社庁長から神社本庁幣が各支部に頒(わか)たれました。

年に一度の「例祭」(れいさい)には、一般的に知られるお米やお酒、鏡餅(かがみもち)や海の幸(さち)・山の幸等の神饌(しんせん)の他、氏子からの氏子幣(うじこへい)とともに、神社本庁からの幣帛料(へいはくりょう)を神さまに供進(きょうしん)します。

幣帛は幣(みてぐら、ぬさ)、和幣(にきて;にきたへの約。にぎて。)ともいわれ、古くは絹織物や麻(あさ)など布帛(ふはく)を称し、古来祭祀規定に定められてきました。

現在では金員(きんいん;金銭)となっていますが、朝廷や国家から公(おおやけ)の祭祀を行う奉幣(ほうへい、ほうべい)の伝統が、現在も祭儀の重要な儀式として大切にされています。

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