2018年11月28日 のアーカイブ

霊魂は不滅

2018年11月28日 水曜日

昨晩、本日と神道による葬祭「神葬祭」(しんそうさい)をお仕えしました。

『古事記』には天若日子(あめのわかひこ)の葬祭の様子が記され、民族固有の古来の習俗であったことを知ることができます。

神道では現世(うつしよ)を第一義(だいいちぎ)に考えているため、亡くなった後も霊魂(れいこん)は不滅(ふめつ)であり、祀(まつ)られた御霊(みたま)は祖霊(それい)として子孫を見守ると考えています。

sinnsousai

会葬後の会食は、神葬祭では通常の祭礼と同じように直会(なおらい)と称しています。

宗派やその時期、本来の意味は異なりますが、一般的には通夜振る舞い(つやぶるまい)、御斎(おとき)、お清め、精進落とし(しょうじんおとし)、忌中払い(きちゅうばらい)等といわれるものです。

喪主や遺族代表の冒頭の挨拶で「故人を偲んで」「故人の事を語らいながら」と耳にしますが、生前を讃(たた)え、遺徳(いとく)を偲ぶことで、御霊との直接的な関係が保たれるともいえます。