当地では乾燥注意報が解消されるような恵みの雨が降りました。
砂埃(ほこり)も掻き消され、境内にも潤いがもたらされたようです。
一方で、外で執り行う地鎮祭では、雨風に多少悩まされました。
さて、今日は新成人をお祝いする「成人の日」です。
戦後の昭和23年に制定された祝日で、平成12年(西暦2000年)のハッピーマンデー制度により、1月第2月曜日となりました。
それまでは小正月にあたる1月15日でしたが、日が変わってから雨が多いようにも感じます。
伊勢原市では1026人が晴れの成人式を迎えました。
成人式は「冠婚葬祭」(かんこんそうさい)の〝 冠 〟にあたり、古来、男子は「加冠」(かかん)「元服」(げんぷく)の儀、女子は「髪上げ」の儀式を行い、成人としての自覚を促しました。
神社でも美しい着物を身にまとい、家族や友人とともにお参りする姿が見られ、とても微笑ましく感じました。
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という祝日法の意味を理解し、責任をもって行動する社会人として歩んで欲しいと思います。
志を立つることは大にして高くすべし
小にして低ければ小成(しょうせい)に安じて成就しがたし
貝原益軒「五常訓」