昨日に続き、今日は十二柱神社(伊勢原市田中)、雷電神社(伊勢原市串橋)、八坂神社(平塚市入野)、熊野神社(平塚市千須谷)で春の例祭がありました。
神社のおまつりは、老若男女(ろうにゃくなんにょ)が揃い、宗教宗派をこえて、地域の人々が一体感をもつ最大の行事です。ITの世界では味わえない心地良さがあります。
また、神社は古くから情報発信基地の役割を果たし、利益なしに集まる人たちが様々な交流をなす場所でもあります。そして、目に見えない神さまのご神縁によってつながりがつくられています。
入野・八坂神社では、式後に水神塔で水神祭が執り行われました。例年なら川沿いに満開の桜が眺められますが、寒さ続きの今年はまだ開花が見られません。
桜の「さ」は早乙女(さおとめ)や早苗(さなえ)の「さ」と同じく、接頭語で稲霊、「くら」は倉(くら)を表すといわれます。山から穀物の神さまが早く降りて来て開花をもたらし、そして田の神として五穀豊穣をもたらすよう、願うところです。
明治天皇御製 (明治19年)
高殿にのぼりて見ればをちこちの花も今日こそ盛りなりけれ
4月に入って、御朱印(ごしゅいん)を受けるお参りの方が少しずつ戻ってきました。境内では、初宮参りで写真撮影をされる家族連れが目立ち始めました。