2010年5月6日 のアーカイブ

國府祭 其の2

2010年5月6日 木曜日

國府祭其の2です。この時間には気温もうなぎ昇りでした。

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神揃山への御着きは、一之宮から順に定められています。6社の合同祭典なので、時計ともにらめっこです。着いた神社から着御祭(ちゃくぎょさい)を斎行(さいこう)し、八幡宮の式典が終わると同時に、当社の粽行事が行われます。

残念ながら、画像にはありませんが、五社をお互いにお参りをした後、正午に古式「座問答」(*ざもんどう)が行われます。その頃、各社の迎神使(げいしんし)が、裃(かみしも)を身につけ、総社に神さまを迎えに出掛けます。

*座問答・・・昔、相武(さがむ)と磯長(しなが)という2つの国があり、両国が合併する際に、両国の一之宮が互いに譲らずに一之宮争いをしたとされます。即ち、虎の皮を神座(しんざ=神さまの座位)に見立て、一之宮と二之宮が繰り返し神座を上の位置に進めます。互いに譲らぬこと3度、遂に三之宮の宮司が神前に進み、「いずれ明年まで」という決まり文句を告げて、神事が収められます。調和を尊ぶ日本人の有り様が表れています。

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その後、各社同時に御立ちの式(発輿祭)を執り行い、総社の待つ「大矢場」(おおやば=逢親場・大家場)祭場(馬場公園)に向かいます。

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大矢場では、七十五膳(しちじゅうごぜん)の儀といわれる「五社献饌」(ごしゃけんせん)、各社の御分霊(ごぶんれい)である守公神(しゅこうしん)を総社へ納める「神納対面」(しんのうたいめん)、古代装束を身につけた国司(こくし)【大磯町長が代役】が各社を参拝する「国司代奉幣」(こくしだいほうべい)など次々に神事が行われます。

現在は、公園の内外が露店で賑わいますが、昔は見世物小屋や農機具市で近隣から群衆が押し寄せたそうです。

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帰りの伊勢原道中、観光協会・商工会・商店会連合会・大神宮通り商店会の皆さまが参列されて伊勢原行在所(あんざいしょ)御着きの式が行われました。

大磯は当社が一番遠く、その昔は八十八ヶ村の村渡しで行われていたそうです。蔵書の古文書には道中の訴状などもあります。徳川時代には天下祭りといわれ、人手や費用や時間など、物心掛けて1300年以上に亘り守り伝えられてきた伝統あるお祭りです。

宮入りとなる午後7時には里の周辺も暗くなり、皆さん疲れもピークに達していました。しかしながら、ご奉仕された方々の表情は安堵の面持ちでした。

ご協力に感謝申し上げます。

各社の粽 左から一之宮、二之宮、三之宮、四之宮

各社の粽 左から一之宮、二之宮、三之宮、四之宮

國府祭

2010年5月6日 木曜日

昨日は朝6時頃から総代、自治会、奉仕者、青年会がぞくぞくと集まり、國府祭(こうのまち:神奈川県無形民俗文化財指定)の行われる大磯・神揃山(かみそろいやま=神集山かみつどいやま)に向かって渡御(とぎょ)が行われました。

今年の年番【三ノ宮→栗原→神戸の繰り返し】は神戸(ごうど)です。

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修祓式(しゅばつしき)でお祓(はら)いの後、御神酒で清めました。【外清浄(げしょうじょう)と内清浄(ないしょうじょう)】

行列所役(ぎょうれつしょやく)を召(め)し立て、総代さんの撞(つ)く鐘(かね)の音とともに境内を後にして供奉行列(ぐぶぎょうれつ)の御立ちとなりました。

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白木(しらき)の神輿は、*皇紀2600年(昭和15年)のお祝いに、一之宮から八幡宮まで5社お揃いでつくられたものです。

*皇紀(こうき)・・・初代・神武天皇(じんむてんのう)が大和(やまと)・橿原宮(かしはらのみや・現在の奈良県)に御即位(ごそくい)されたのが始まり。今年は皇紀2670年。

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化粧塚(*けしょうづか)を通り、神戸公民館で送りの太鼓を受けながら、一路大磯へ向かいました。

*化粧塚・・・昔は旅の装束に着替えたとされます。4月の例祭でも必ずここで休み、身なりや装いを調えます。大磯の祭場(さいじょう)となる神揃山にも2ヶ所あります。

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途中、金目観音(かなめかんのん)「光明寺」(こうみょうじ)に立ち寄ります。ここは坂東33ヶ所霊場の第7番となる天台宗(てんだいしゅう)の古刹(こさつ)で、観音堂は国の重文に指定されています。

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金目敬神講(かなめけいしんこう)の皆さまに手篤いおもてなしをいただいた後、金目川で禊(みそぎ)となる水中渡御を行うのも吉例となっています。

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神揃山の祭場では、神社ごとに昇り口が定められていて、三之宮の参道が最も険しい山道となっています。