今日は祝日で「建国記念の日」、言わば日本の誕生日です。
「国民の祝日に関する法律」(祝日法)には、「建国をしのび国を愛する心を養う」と記されています。
今年は神武天皇【(じんむてんのう)初代天皇:『古事記』では「神倭伊波禮毘古命」、『日本書紀』では「神日本磐余彦尊」の表記(かんやまといわれひこのみこと)】が即位されてから2676年、崩御(ほうぎょ)されてから2600年にあたります。
神武天皇が橿原(かしはら)の宮に即位された日を、明治改暦の折に換算して2月11日と定め、明治6年に「紀元節」(きげんせつ)として祝日となりました。
しかしながら、戦後一旦廃止となり、国民の赤誠(せきせい)の声により、昭和41年に祝日として復活し、今年でちょうど50年となります。
また、今日は大日本帝国憲法が発布された日(明治22年)でもあります。
祝日であるにもかかわらず、国民の意識が薄いのは、国主催の式典が行われていないこと、戦後の学校教育で神話を教えてこなかったことなどが挙げられます。
全国の神社では「紀元祭」(きげんさい)が斎行(さいこう)され、各都道府県では民間による奉祝式典や記念行事が盛大に開催されています。
神奈川県でも県民ホールにおいて奉祝式典・記念講演(「建国記念の日に思う」國武忠彦氏)が行われました。
紀元節 ( 作詞 : 髙崎正風 作曲 : 伊沢修二 )
雲に聳ゆる 髙千穂の 高根おろしに草も木も なびきふしけん 大御世を 仰ぐ今日こそ たのしけれ
海原なせる 埴安の 池のおもより 猶ひろき めぐみの波に 浴みし世を 仰ぐ今日こそ たのしけれ
< 間奏 >
天のひつぎの 髙みくら 千代よろずよに 動きなき もとい定めし そのかみを 仰ぐ今日こそ たのしけれ
空にかがやく 日のもとに よろずの国に たぐいなき 国のみはしら たてし世を 仰ぐ今日こそ たのしけれ